「できない理由」を並べる人とは関わらない方が良い理由とは?【EVを具体例に】

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こんばんは、@kojisaitojpです。以前の記事で「日本で売れるのかな?」とネガティブなニュアンスで語った「日産・アリア」の予約が好調のようです。

以前少し触れましたが、私の予想だと「高級車だから日本ではあまり売れないのでは?」でしたが、予約スタートから好調に数字を伸ばしているようです。

予約台数4000台というのはもちろんフォード「F-150Lightning」の10万台とかには及びませんが、現在アリアの先行予約を行っているのは日本市場だけであること、価格帯的に高級車であることを考えると好調な滑り出しです。

何より驚くのが「シニア(高齢者)」からの予約が最も多いという事実です。50代を高齢者というと失礼かもしれませんが、最多のようです。

EVでしかも予約はオンラインのみでも年齢が上の層でも対応できる人はできるというだけの話ですが。

私が日々ツイッター上などで使っている「加齢臭」という単語が「実年齢の問題ではなくマインドの問題」だということがご理解いただけたかと思います。

老害のイメージ画像

そう考えると「じゃあ最もEVに抵抗する層ってどんな層?」という疑問がわいてきます。自動車関連の業界で働く人であればポジショントークなのでわかりますが、ネット上でEVのことを罵ってくる層全てが自動車業界か?というとそうでもない印象です。

今日はそんな風に新しいものになぜか抵抗してしまう「できない理由」を並べるマインドについて、EVや再エネの話を例に考えてみたいと思います。

「できない理由」を絞り出してEVを拒絶する日本人のマインド

できない理由を並べる人
まずは一般論から入りますが、この「できない理由を並べ立てて何もしない人」というのは日常生活でもよく見かけるものですし、様々なビジネス書や著名人の名言にもこの「できない理由を探すな」的な物言いは見つかります。

ですので誰の発言を取り上げてみても良いのですが、私のブログではアリババの創業者であるジャック・マーの発言を何度も取り上げているので長いですが引用します。

日本語に翻訳すると以下のようになります。

貧乏マインドの人に尽くすほど最悪なことはない。

何かを無料でプレゼントしたら「これは罠だ」と非難する。
「少額投資で大丈夫」というと、「じゃあ、儲からないじゃん」と文句を言う。

「多額の投資が必要」というと、「そんな金ない」と文句たらたら。
「新しいことに挑戦しよう」と誘うと、「経験がないから無理!」と諦める。

「伝統的なビジネスだよ」というと、「じゃあ成功しないね!」と却下される。
「新しいビジネスモデル」というと、「ああ、MLMか」と決めつける。

「店を経営してみたら?」というと、「自由がなくなる!」と主張。
「起業してみたら?」というと、「プロじゃないから無理」と受け入れない。

貧乏マインドの人たちの共通点とは、グーグル検索が大好きで、似たような貧乏マインドの友人の話ばっかり聞いて慰めあってる。

口先だけは大学教授なみ。
でも行動は、盲人以下。

彼らにこう聞いてみて。

「じゃあ、あなたは何ができるの?」

何も答えられないから。

私の結論は、言い訳を熱弁してる暇があったら、もっと素早く行動に移せば良い。
いつも考えてばかりいるよりも、何か実際にやってみたらどうか。

貧乏マインドの人は、ある共通点により人生失敗します。
ずっと待ってるだけで、自ら何も行動しないからです。

ものすごく簡単に言うと「ああ言えばこう言う」というタイプの行動です。典型的な発言に「忙しい(時間がない)」と「お金がない」が該当するかと思います。日常生活だと何か新しいことを提案すると返ってくる反論はだいたいこの2つですよね、

私がブログやTwitterなどでEVについて発言した時も同じです。次から次へとEVの悪口を言うコメントが届き、しまいには私の人格を否定するような暴言を吐く人もいます。もちろん悪質なものは即ブロックしますけど。

重箱の隅を懸命につついて「できない理由」を探す日本人のマインド

揚げ足取りのイメージ
例えばEVに対してよく挙げられる反論として「航続距離の短さ」と「充電インフラの弱さ」があります。

EVを否定したい方々は当然ここを狙って攻撃してくるのですが、その内容に無理があります。

航続距離が短いコンパクトタイプのEVを例に「毎日200キロ以上走る人なんてほとんどいないでしょ?」と私が言えば「いや、毎日300キロ走るんだけど」というのが現れます。

「長距離移動しなければ、日常の買い物や通勤は航続距離の短いEVで十分でしょ?」と言えば「毎週末1000キロ走るからそれじゃ困るんだけど」というのが現れるのも毎度毎度恒例です。

「1000キロ走ると言っても途中の休憩や食事の間に充電できますよ」と返すと「いや、休憩なしで走るからそれじゃ困る」と言われたり。

素朴な疑問なのですが1000キロ走る間にトイレには行かないのでしょうか? 急速充電器にもよりますが、トイレに行ってついでにコーヒーを飲んでタバコでも吸ってという位の休憩(要は食事休憩のような長めではないという意味)でも100-200キロ分の充電は可能です。

「いや、そんな時間ないんだ!」と怒る人もいますが、1000キロ走るにはどう頑張っても7-8時間かかりますが、人並外れた強靭な膀胱を持ってるんだなと嫌味の一つでも言いたくなります(笑)。

できない理由を作るな

こんな感じで重箱の隅を突くような「この環境じゃEV使えねぇだろ!」という例を持ち出す人が本当に多いです。

一時期話題になった「大雪で立ち往生」もそうです。24時間くらい閉じ込められたところでEVのバッテリーは無くならないのに「3日閉じ込められたらどうするんだ!」と怒るような人もいます。

このようなパターンは可能性がゼロだとは思いませんが、人口の何%が該当するのというごく少数の例外や天文学的確率でしか生じない事例を出してEVを全否定する人が日々現れます。

「できない理由」を懸命に作り出して現状維持を正当化する典型例ですが、ここからは何も新しいものは生まれません。

こうなってくるとEVの性能とか進化以前の「マインド」の問題に思えてきます。

「日本人は変化を嫌う」は「できない理由」ではない?

「変化を嫌がる日本人」は嘘jpg
ちなみによく言われる「日本人は変化を嫌うから新しいものには…」というのは真っ赤な嘘です。

以前「変化を嫌う」と「新しいもの好き」というのを都合良く使い分けている日本人のダブルスタンダードを問題にしたことがありますのでよろしければご参照ください。

この時は「そのモデルチェンジ何か意味あるの?」と日産リーフのマイナーチェンジを例に「毎年新商品を発売して疲弊する日本企業」を問題にしました。日本人が変化を嫌う民族であれば「毎年新商品が出ないと飽きる」ということはないはずです。

ですのでEVや再生可能エネルギーに対する変な抵抗感を「変化を嫌う」という言葉で片付けるのは不適切では?というのが私の見解です。

「できない理由」ではなく「どうすればできるか?」を考えるマインド

戦うイーロンマスク
「批判だけなら誰でもできる」と言われるように「できない理由」を並べることであれば誰でもできることです。

「できない理由」を並べるのではなく「どうすればできるようになるのか?」と考えることからイノベーションが生まれるというのは先人の言葉を借りるまでもなくイメージできることです。

まだ実用化は先のようなので一つの記事として取り上げるのは先の話にしますが、「農機具は内燃機関なら逃れられない」と言われている中でトラクターをEV化しようという動きがあります。

クリアしなければならない課題はまだまだありますが、「どうやればできるようになるか?」を考えている証拠ではないでしょうか?

テスラ「Semi」

同じようにEV化が困難と言われているものに大型トラックがありますが、これについてもテスラが「Semi」を開発中で(バッテリーも大型車用の4680セルという新型バッテリーを開発)、他にもダイムラーなどがEVの大型トラックを開発中です。

ちなみに4680セルを搭載したテスラ「Semi」の場合はこれまでの乗用車とは違う超大容量バッテリーになるので「スーパーチャージャー」ではなく「メガチャージャー」と呼ばれる専用の急速充電器もセットで開発しているようで「短い休憩時間じゃ充電できねぇんだよ!」と怒り出しそうなトラック業界の文句を先に封じる方向で動いています。

EVの大型トラックも、例えば日本の場合だと「4時間運行して30分休憩」が法律で定められていますので、この30分の間に充電できれば運用可能です。

「できない理由」を探して現状維持に甘んじるのではなく「どうすればできるようになるか?」を考えるテスラの方が先を進んでいると思うのは私だけでしょうか?

「できない理由」をいくら語っても世界はEV化へ一直線

老害に苦しめられる若者のイメージ
このようにあらゆる知恵を振り絞って日本がEV化できない理由を考える人が後をたたない背景について考察してきましたが、日本国内で何を言おうとも、世界各国の政府が「ハイブリッド車も含む内燃機関(エンジン)車の販売を禁止」する方向に法律を作っている事実は変わりません。

世界各国の内燃機関禁止予定

これは「世界各国が内燃機関車の販売を禁止する年(国によって新車だけなのか中古車も含むのかは違う)」を示したグラフですが、最も最短のノルウェーの2025年を筆頭に2030年には、オランダ、スウェーデン、スロベニア、イスラエル、アイルランド、アイスランド、イギリス(グラフは以前の予定で現在は2030年に前倒し)と世界各国が続々とエンジンを搭載した車の販売を禁止します。

水素のイメージ画像

先日「水素エンジンはゼロエミッションだ」とサーキットを走行したメーカーがありましたが、「エンジン(内燃機関)」という時点でアウトです。

トヨタ社長

これに対する反論としては「禁止するのヨーロッパばかりだろ?元々売れてない市場だから日本車が売れなくても困らない」と強気に居直る人もいるのですが、先日バイデン大統領が「自動車の未来は電気である」と演説で述べたアメリカも全面的なEVシフトを打ち出しており、実際に州単位ではありますがカリフォルニア州などは「2035年以降内燃機関車の販売禁止」の法律を制定しています。

フォードで演説するバイデン大統領

バイデン政権自体が「EVの充電ステーションを全米50万箇所に設置」「連邦政府の公用車は全てEV化」などEVを重視した公約を掲げて大統領に当選している以上日本メーカーのハイブリッド車などを優遇する可能性はほぼゼロです。

「また中国がある」と言いたければ言っても構いませんが、先日私のブログでも取り上げたように中国国内の自動車メーカーは一部を除いてEV専業です。あの中国政府が自国のメーカーよりも日本メーカーを優遇してハイブリッド車も認めると考える方がおめでたいと思いますが。

NIOの「NeoPark」

と日本メーカーは外堀を埋められている状態です。「国内の雇用を守る」とか理由をつけて本格的にEVに力を入れずに内燃機関にこだわっているといずれ日本市場以外に自動車を売れる市場が無くなったという日が来ることが目に見えています。

「できない理由」を並べ立てて世界の流れを無視していると取り返しのつかないことになる可能性が非常に高いです。

ですので「できない理由」を懸命に用意してEVの悪口を言っている一般のユーザーも意識改革が必要な段階に来ています。

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