「FAXと電話」から感じる日本のDXの遅れがもたらす課題とは?【EV充電も悲惨?】

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こんばんは、@kojisaitojpです。思わず失笑してしまうものを見つけたので早速取り上げてみます。

マツダがあの「MX-30」を北米市場で発売するという話が少し前に話題になり、「航続距離(EPA)100マイル(160キロ)のモデルを北米で売るの? マツダ正気か?」とEV好きの間で盛り上がってたのですが、今更「MX-30」のEVとしての低スペックぶりには触れるつもりはありません。

今日取り上げたいことと関連して私が失笑したのは冒頭のツイートにもあるようにその販売方法です。

時代錯誤な昭和マインド

何と予約は「電話」です(笑)。

以前から繰り返し取り上げているようにテスラはディーラーを設けずネット予約のみ、ようやく発売が目前に来た日産「アリア」も予約はネットです。

北米市場でMX-30を発売するマツダには他にも「年間10日までガソリン車を無料でレンタル(要は長距離移動用)」という謎のサービスもついていて「???」という感想しかないのですが、私の中で一番ヒットしたのは「予約は電話」という部分です。

今日は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「UX(ユーザーエクスペリエンス)」から程遠い日本の現状をEVという具体例を用いて解説してみます。

前近代の遺物「ファックス」と「電話」がもたらす弊害とは?

DXのイメージ
これはEVではなく新型コロナウイルスの話ですが、日本の「DX」がこの有様なのがよくわかる例なので引用します。

Twitterのアカウントを見ていただいている方であれば私が「ファックス」と「電話」を異常に嫌っていることがお分かりかと思いますが、結局ファックスと電話に頼ってしまい「COCOA」のようなデジタル技術を活用できない、困ったらファックスと電話の「人海戦術」になるというところに「本当に先進国なの?」と感じてしまいます。

ファックスのイメージ

などというと「ファックスの利便性をわかってない」「電話の方がきちんと言いたいことが伝わる」などという批判が飛んできますが、それこそは「DXとは無縁の頭が加齢臭」な状態ではないでしょうか?

そもそもそのファックスにしても決して歴史の長いものではありません。

せいぜいこの40年くらいに普及したものを絶対視すること自体が「それは誰の価値観?」と思うところですが、このように「ある特定の世代にとって当たり前なものを未来永劫続けようとすること」が日本の進歩を止めていることが明確になってきました。

私がブロブでメインに取り上げている「EV」と「再生可能エネルギー」に対する猛反発も結局はこの世代が若い頃に主流だった「ガソリンエンジン」と「原子力発電」が脅かされることから来るのかな?と思う次第です。

話を「ファックス」と「電話」に戻します。

私も以前の記事で「すぐ電話してくる人」を「関わりたくないバカな人」の例をとして取り上げたことがありますが、「電話」でも「ファックス」でも似たようなものです。

いや、正確には電話の場合「相手の時間を奪う」ということを考慮しない無神経な人であることが露呈しますので更にタチが悪いかもしれません。

こういう方々は「電話の方がきちんと伝わるから」などと必ず言い訳しますが、メールやLINEなど文字による連絡手段で適切に物事を伝える文章力がないだけじゃないの?と思うことも多いです。

ビジネス文書の挨拶に「メールで失礼します」という表現が今も用いられていますが、ここが「ファックスで失礼します」という文面に置き換わるようにならないと日本の「DX」はいつまで経っても進歩しないと思うのは私だけでしょうか?

トヨタ「e-palette」の事故後の対応も「人海戦術」?

トヨタ「e-palette」に乗る障害者
そして私のメインテーマであるEVの方に移りますが、ここにも「人海戦術」が見られて唖然としました。

これは先日私も取り上げたパラリンピックにおけるトヨタ「e-palette」の事故の後にトヨタが取った対策ですが、「結局人海戦術なの?」と思ってしまいます。

よくビジネスの現場などでは「目的を実現するためには手段を選ばない」という言い方(要はあらゆる手段を駆使して目的を実現させる)をしますが、自動運転を安全に行うために人海戦術では「手段(安全に運行すること)にこだわりすぎて目的(人を使わない自動運転)はどうでもよくなっている」本末転倒な対策に見えてしまいます。

「安全のためには仕方ないんだ!」とトヨタは言い訳するでしょうが、「安全な自動運転技術」を開発することがイノベーションなのでは?という一言で終わりです。

対比する例としてテスラを出すとなぜか怒る人がいそうですが、まだ完全自動運転までは達していないテスラのオートパイロットでもこの位の急ブレーキがかかります。

「人を使わないと安全性が確保できない」というのであれば、それは「自動運転の技術が未熟」ということではないでしょうか?

「係員呼ぶ」「現金払い」のUXが全くないEV充電器

宇都宮ろまんちっく村の充電器
このような時代遅れな動きはEV化を巡る状況の中にも見られるもので、典型例が日本の津々浦々に存在する急速充電器です。

これは私が先日怖いもの見たさにわざと(実際は充電しなくても帰れた)使ってみた栃木県宇都宮市の充電器です。

「係員を呼んで鍵を開けてもらう」「支払いは現金のみ」「営業時間は9:00-16:30」という「なぜそんなに使いにくくするの?と疑問符が10個以上ついてしまう困った仕様です(笑)。

宇都宮で急速充電

ユーザーエクスペリエンスなどという言葉を使わなくても単純に「不便」の一言で終わりですよね。

充電中のテスラモデルS

こちらはテスラの急速充電器であるスーパーチャージャーですが、プラグを挿し込むだけで勝手に充電が始まります。

プラグインした時点で車両を認識し、あらかじめ登録されたクレジットカード決済で料金も引き落とされます。

しかもケーブルが細くて軽いですから、これなら女性でも子供でも自力でプラグインできます。係員もいないので当然24時間営業(施設内のSCだと施設の営業時間次第)です。

誰が見てもどっちがユーザーに親切な仕様かわかりますよね。

若者世代も巻き添いにする「DX後進国」のままでいいのか?

時代錯誤な「昭和マインド」
「もう年寄りには期待できないからこれからの若者に期待しよう」とついつい無責任に言ってしまいがちなところなのですが、実際はその若者世代というのはこのように悲惨な状態です。

私も以前の記事で「iPhoneやiPadだけだとPC代わりにはならないよ」ということを指摘しましたが、私が実際に教育現場に出ていても「家にPCがない」という生徒は結構多いです。

家にPCがないという家庭もそれなりにあるということは、生徒個人がPCを保有している率は当然ですが更に下がります。

すっかり「情報の受け手」になってしまって、自ら情報を発信する人がいなくなってしまったということです。だから「大学生になって就活を始める頃になって慌ててパソコン教室に通う」なんて学生を普通に見かけるようになっています。

まぁそれを言ったところで「スマホでTwitterやInstagramにアップできる」と言われるから話にならないのですが(笑)。

更に笑えるパターンとしては「スマホの契約が格安プランだから月末には通信制限がかかって連絡も取りにくくなる」という例も普通にあります。

EVについての某有名YouTuberが盛んに「若者世代の未来」と連呼し私のような世代を嫌悪しているのがうかがえますが、その若者世代の現状はこんな有様です。

「若者はワクチンを接種したがらないと思った」と東京都は弁解してますが、朝から並ばせることにより密になって「ワクチン接種に行ったらコロナに感染した」という笑えない事態が発生するリスク、しかも真夏で熱中症のリスクもある中でわざわざ若者を会場に並ばせるというトンチンカンな施策が取り入れられ、予約殺到によりようやくLINEでの予約を開始したという恥ずかしい話です。

「若者はワクチンを接種したがらない」とか「若者はスマホしか使わないからPCは要らない」などと勝手に決めつけたことが若者の未来に悪影響をもたらしているとしか言いようがない残念な状況です。

今日のメインテーマではないので指摘だけにとどめますが「若者の車離れ」などと言われるのも年寄り世代の勝手な決めつけなのでは?と思う次第です。

何度も私のブログで取り上げてて、私も名古屋まで見学に行ってきた「宏光MiniEV」ですが、中国で売れている理由が「若者・女性」にターゲットを絞った販売方法だと指摘されています。

「Wuling HongGuang Mini EV」の広告

若者や女性が欲しいと思う車を作れてないだけなのに「若者が車を買わない=車に興味がない」と決めつける年寄りの視点が問題なのではないでしょうか?

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