離島こそEVと再エネで快適に暮らせる?【燃料代節約・自給自足】

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こんばんは、@kojisaitojpです。ガソリン代の高騰が止まらない状況ですが、こんな記事を目にして面白いと思いました。

人口25人のフランス・アピー村に11台の電気自動車(車両はルノーZoe)を貸与して住民の車を全てEVにしたらどうなるかという社会実験です。

ピレネー山脈に程近い最も人里離れた村で、最寄りのパン屋まで20キロ、スーパーマーケットまで30キロ、学校までは35キロ、直近の都会までは120キロの「陸の孤島」でEVというと日本だと「航続距離ガー」「電欠ガー」と騒ぎそうですよね。

やってみた結果どうだったかというの「何も変わらなかった」そうです。

つまりガソリン車だった時と全く同じ暮らしをEVでもできたということです。

私はこの話を聞いて「陸の孤島」というところから「日本でも離島ならすぐにでもEV化できるのでは?」と思った次第です。

今日は「日本の離島こそさっさとEVシフトした方がメリットだらけ」なことについて解説したいと思います。

ちなみに「日本の田舎=EV化しやすい」ことについては以前記事を書いてますので、本日の記事と合わせてこちらも参照していただければと思います。

離島のガソリン代を嘆く位ならEV化した方が快適?

離島のイメージ
昨年の10-11月頃と比べると少し落ち着きましたが、依然としてガソリン代が高いことは変わっていません。

そんな時に私が「離島こそさっさとEV化した方がいい」思った理由は、

  • 離島はガソリン代が高いのでEVの電気代の方が安い
  • 島内の移動距離に限界があるのでEVの航続距離が問題にならない

です。そもそも通常時でも離島は輸送費がかかるので元々ガソリン価格は本土より高いです。

ですので現在のようなガソリン価格の高騰が起きるとリッター200円超えになることも珍しくありません。負担軽減のために税金が減額になることも多いですが、それでも本土と比べると高いです。

EVにかかる電気代の方が安いというシンプルな事実があります。

また離島では基本的に島の中しか移動しませんので移動距離も短く、EVでよく言われる「航続距離ガー」という問題とも無縁です。

狭い空間を移動するだけですので充電器の設置についても簡単です。

それもあって航続距離に問題があると言われる初代の日産リーフも日本の複数の離島で自治体との共同プロジェクトで納入されて、離島のEV化に貢献しています。

ですがもちろん例えば以下のような課題もあります。

  • 電力を「ディーゼル発電」→再エネへの転換が必要
  • 需給バランスを取るために蓄電池が必須

まぁ「ディーゼル発電」なんて単語を出すだけで、「ほら、日本では火力発電が中心なんだからEVにしても二酸化炭素は減らないんだ!」となぜかドヤ顔で攻撃してくる輩が必ずいるでしょうが(笑)。

ですが離島の場合はその「ディーゼル発電」をするための燃料がガソリン同様に高いです(輸送費がかかるんだから当たり前)。

本土との距離が近ければ海底ケーブルなどを利用して送電することも可能ですが送電コストがかかりますので島内で再エネで発電するのが最も効率が良いです。

例えば屋久島の場合だと年間降水量8000mmと日本で最大の降雨量と2000メートル級の山があるゆえの高低差を生かした水力発電で島内の電力を100%再エネで賄うことに成功しています。

水力発電に向かない島の場合だと選択肢は太陽光か風力になりますが、この場合だと「需給バランス」という問題が生じます。

電力を安定的に供給するには、常に需要と供給のバランスを図りながら維持していく必要があり、例えばディーゼル発電と太陽光発電を併用する場合だと冬の太陽の日差しが少ない期間はディーゼル発電とガスタービン発電を増強し、晴れたら調整の効きやすいガスタービン発電の出力を絞る必要がありました。

「ありました」と書いたようにこれは既に「過去形」です。

というのもこの10年ほどの間にリチウムイオン電池の価格が大幅に下がっています。

リチウムイオン電池の価格推移

以前であれば余剰電力を蓄電池に蓄電して、夜間などの太陽光が発電できない時間帯に使うというのはコスト面で実現困難でした。

ですがこの30年でリチウムイオン電池の価格は97%減額になり、今度更に下がることが予想されておりコスト面の障壁はほぼなくなってきています。

ギリシャの「離島」でも島自体を「EV化」「ゼロエミッション化」する試みが

ギリシャ・ハルキ島のシトロエンAmi
実は最近ヨーロッパでもギリシャのある島が「全車EV化」というプロジェクトを始動させています。

このギリシャの離島のEV化に貢献しているのがシトロエンという私も好きなメーカーなので注目だったのですが。

ギリシャのハルキ島という人口300人の離島(夏はバカンスで賑わいます)をゼロエミッション化するにあたってシトロエンの「Ami」という小型モビリティ、新型の「E-C4」などが納入されました。

警察や沿岸警備隊のパトカーも「Ami」を使用するようで本気です。

シトロエン「E-C4」

ちなみにこのハルキ島に納入されているシトロエン「E-C4」は私が実物を見てきたので後で記事にします。

もちろんギリシャ政府はEVだけを導入するのではなく、太陽光パネルや蓄電池にも補助を出すことで島全体がゼロエミッションになる方向で動いています。

国が補助を出すというとすぐ「国家財政ガー」と言い出す人がいますが、財政破綻したギリシャでもできるのに日本ができない理由にはなりません。

離島や田舎こそが実は最もEVと再エネに適した環境?

宮古島の太陽光発電
まぁ最近だとヨーロッパの成功例を出して「これは日本でも可能だ」と主張するとなぜか「出羽守」などと叩かれることも多いですが、今日のテーマのように「離島のガソリン代問題」を解決するために

「蓄電池」の話をすると「EVが増えるとリチウムが足りなくなる。だから価格は下がらない」と猛反発する人が必ず現れます。

蓄電池ではEVの駆動用バッテリーのようなハイスペックさは要求されないのでリサイクルされた二次電池でも問題なく使用できます。

しかもそのような批判をする方々は、リチウムイオン電池のリサイクルについては日産が以前から取り組んでることを知ってて言ってるのでしょうか?

2010年にリーフを発売し、世界で最も早くEVを世界に販売した日産は早い時期から廃車になったEVの電池のリサイクルを行なっていました。

最近のニュースだと日本ではこんなリサイクル技術も登場しています。

先ほど出した「需給バランス」という再エネの問題を解決してくれるのが蓄電池であり、更にはEVなのです。

「需給バランス」の話をすると必ず「原発が最も安定してるんだからベース電源として最適なんだ!」と叫び出す人が現れますが、私の原発に対する見解はこれです。

再エネのことを「日本に向いてない」と叫ぶ人は多いですが、私からすると「原発こそ地震と津波が多い日本には不向き」に見えてしまいます。

原発そのものの安全性や放射性廃棄物をどうするかという問題はありますが、地震や津波のないフランスで原発をやるなら「再エネシフトが完了するまでのつなぎなら」と思うところですが、同じことを日本に当てはめるのは無理があります。

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