「テスラ・モデル3」をカーシェアして日光まで行った話【チャデモ充電もお試し】
こんばんは、@kojisaitojpです。以前からTwitter上では予告していたのですが、ようやく「テスラ・モデル3」の試乗を兼ねたカーシェアで1泊2日の旅行をしてきました。
こいつを体験してしまうと「EV化する前に最後にガソリン車買おうか」って意識は消滅する(笑) pic.twitter.com/emGixCpttw
— saito koji@次の海外旅行の前にEV購入? (@kojisaitojp) March 25, 2021
行き先は日光で今月22日にオープンしたばかりの新しいホテルである「フェアフィールドバイマリオット栃木日光」に泊まって日光までの往復約300キロを走ってきました。
(宿泊記は明日掲載します)
結論を先に言ってしまったのが上記のツイートです。Twitter上の反応を見ても記事もこれで終わりでも十分のような気もしますが、私の場合せっかくブログがあるので記事にします。
「テスラ・モデルS」試乗記【やっぱりトヨタはオワコン?】
カーシェアではありますが1泊2日でついに「テスラ・モデルS」に試乗してきました。噂通りの爆発的な加速性能、自動運転にも対応した優秀なソフトウェアなど久々に乗っていて「楽しい」と感じさせる車に出会えたような気がします。旧態依然のガソリン車に執着するトヨタなどの日本メーカーとの違いに焦点を当ててレビューを書いてみます。
前回はモデルSの試乗をしましたが、それから3ヶ月経ちEVに対する知識も深めた後ですので今回はオートパイロットやチャデモを使った急速充電も試してみたのでこの辺も含めてレポートします。
目次
カーシェアした「テスラ・モデル3」は数年前のモデルSより進化
前回のモデルSの試乗は短時間のドライブでしたが、今回は日光までの片道150キロのドライブで、日光の山道もドライブしたので落ち着いて車に触れる体験ができました。
車のスペックなどは以前の記事でも触れてますので今回は省略して、私が試乗した感想を中心に書きます。
テスラ・モデル3の値下げが日本メーカーを駆逐する?【電気自動車のゲームチェンジ】
昨日も触れたテスラ・モデル3の値下げについてもう少し詳しく紹介します。具体的なモデル3のスペックや今回値下げされた価格を見ると「性能面」でも「価格面」でもテスラが日本メーカーを駆逐するような力をつけたように思えます。モデル3の紹介に加えて電気自動車購入時の補助金についてもどんな条件であれば補助金が可能か説明します。
今回は色々試しました。具体的には、
- 「サモン」に衝撃
- 車内でYouTubeが見れる?
- 高速道路でのオートパイロットは快適?
初心者ってサモンで数センチ動くだけで感動します(笑) pic.twitter.com/NiMfcgk9p6
— saito koji@次の海外旅行の前にEV購入? (@kojisaitojp) March 25, 2021
テスラを既に保有されている方には当たり前のことかもしれませんが、このようにスマホで操作すると車が動くというだけで私のようなEV初心者は衝撃です(笑)。
カーシェアのオーナーの方に伺った感じだとサモンだけで駐車もできなくはない(ちょっとアテにならない面はある)とのことですから、既に実用レベルに近い水準のようです。
今回はオーナーの好意によって私もテスラアプリに登録していただいて、オーナーと同じ感覚(要はキーなしでスマホだけで何でもできる)で操作できました。
スマホを持った自分が近づくだけでロックが解除される、反対にスマホを持った自分が離れると勝手にライトが消えてロックされるというオーナーには当たり前のことも初心者には衝撃です(笑)。
ホテルの駐車場は周りに何もなかったので私もこの後少し動かして遊んでみましたが、確かに意外に(というと失礼?)自由に操作できます。
次は「Youtubeの視聴」です。
これは車内の回線から接続しても、自分のスマホからの転送でもいいのですが、見れてしまうのですから驚きです。
テスラに乗った記念で最初に見たのは「EVネイティブ」さんの動画にしましたが(笑)、その後はPerfume一色です。
さすがに運転中は見れませんが、充電中などにこの機能が使えるのは非常にありがたいと感じました。
「オートパイロット」に関しては少しEVに慣れてきたので東北道や日光宇都宮道路で試してみました。
割り込みや空気の読めない運転をする車が多い東北道では長い時間は難しいですが、夜の時間帯で走っている車が非常に少ない日光宇都宮道路ではほぼオートパイロットのみ、自分はアクセルを離してハンドルに手を添えているだけ(手を離すと警告が出ます)で日光ICまでほぼ何もしないで行けたのは驚きでした。
ただオートパイロットでのんびり走ってるとアホなハイエースとかプリウスとかが煽ってきたりするのでうざい(笑)
— saito koji@次の海外旅行の前にEV購入? (@kojisaitojp) March 25, 2021
ただ法定速度に近い速度でないとオートパイロットにできませんから、100キロに近い速度でのんびり走っているとどうしてもガラの悪い車には絡まれます。
コメントをいただいた方のように気にしなくなれば上級なのでしょうが、私のようなEV初心者で元々短気な人間は無礼な振る舞いをされるとすぐにオートパイロットを解除して後ろから反撃したくなりますけど(笑)。
反撃(?)する時の加速はさすがはEV、さすがはテスラです。具体的な数字を書くのは控えますが、ちょっと本気で踏んだ瞬間からのテスラの加速はモデル3でも前回のモデルSでも鬼加速です。
一瞬で書けない数字の速度まで上がります(笑)。エンジンのように回転数を上げてギアを上げてではないので強烈です。
私が現在乗っているゴルフ5もGTXでターボなのでその辺の車には負けないと思っていますが、テスラ車の足元にも及ばないレベルなのを痛感させられます。
チャデモ充電にも挑戦?
今回は往復で距離がギリギリ(結果的には充電なしでも余裕でしたが)なのもあり日光で急速充電(チャデモ)を試してみました。
「日光郷土センター」の駐車場である「日光御幸町第二駐車場」に普通充電・急速充電がそれぞれ一台あります。
ただ使用する際のルールがちょっと特殊で駐車場に停めてから一度「日光郷土センター」の事務所に行って係員を呼ぶ必要があります(充電器の鍵が事務所にあるため)。
料金は急速充電35分で550円とリーズナブルですが、何と現金払いでした(笑)。
チャデモの方は30kWでこのように120キロ分の充電が出来ました。私としては佐野ICで一度降りてスーパーチャージャーへ行くのは面倒だし高速代も余計にかかるから位の意識で利用しましたが、日光で充電スポットを探す時は街中の探しやすい場所にあるのでおすすめできます。
住所:栃木県日光市御幸町521
ホテルにもEV充電器設置をアピールしてきました
これは明日以降にアップする「フェアフィールドバイマリオット栃木日光」の記事に書くべきことかもしれませんが、今回ホテルに着いた時に隣接の道の駅がないことが気になりました。
現在日本各地で建設が進む「道の駅プロジェクト」で誕生する「フェアフィールドバイマリオット」は道の駅の隣にオープンするのが基本なのですが、例外的に日光だけは道の駅がない立地だそうです。
「フェアフィールドバイマリオット」に泊まったら「道の駅」にも行ってみよう【地方創生プロジェクト】
「フェアフィールドバイマリオット」とそれに隣接する「道の駅」を生かしてワーケーションのように活用する方法の提案です。私の住む東京都からだと一番近いのが栃木県で、既に2つのホテルがオープンし、来年更に1つ追加されます。新しいホテルで仕事をしながら、日本各地の道の駅で特産物を味わうワーケーションの拠点として使えます。
そこでプラチナ会員11年前のベテラン会員の特権(?)を駆使してチェックアウト時に支配人とお話をさせていただいて「車で来るのが前提のホテルなのだからEV充電器があった方がいいですよ」とアピールしてみました。
すると偶然ですが支配人がここへ来る前はアメリカのマリオットで働いていた(マリオットはアメリカの会社です)、アメリカのホテルでは駐車場に充電器が普通にあったと話していただけました。
充電器のある道の駅に隣接していないという日光のデメリットを認識していただけて「来週の会議でマリオット本社にも提案します」と言っていただけました。
今後このホテルに充電器が設置されたら私も多少は貢献したと言えるかもしれません(笑)。
実際ホテルの駐車場であれば多額の費用がかかる急速充電器でなくても3kWや6kWの普通充電でも滞在中に長時間充電できれば翌日満充電で出発できますので宿泊客が感じるメリットは大きいです。
このホテルに充電器が設置される頃に私もテスラが買えれば当然ですが再訪してみたいと思います。
「多様性」からEVは排除する日本メーカーVSテスラの勝敗は?
最後は日本の将来も絡む話なので少々ネガティブになりますが遠慮せず書きます。
多様性多様性とうるさい企業に限ってその「多様性」にEVを含めようとしないという矛盾。 https://t.co/zWBnAUGZd5
— saito koji@次の海外旅行の前にEV購入? (@kojisaitojp) March 25, 2021
最近EVをやたらと否定したがる自動車ジャーナリスト(言わなくても名前はわかりますよね?)や先日引用した米国トヨタがアメリカ政府にロビー活動を行う際などによく「多様性」という言葉を使っています。
彼らの主張は「脱炭素への流れは多様であるべき」と主張してハイブリッドやPHEV、FCV(水素燃料電池車)も電気自動車のカテゴリーに加えることなのですが、その割にやたらと電気自動車(BEV)の悪口を言っているところが私には非常に気になります。
「多様性」を主張するのであればBEV、HV(ハイブリッド)、PHEV、FCVと全てのカテゴリーを平等に扱う、つまり今もほぼBEVを発売していないトヨタ自身もBEVを用意して全カテゴリーで勝負を挑めばいいと思うのですが、なぜかBEVだけは排除したがっています。
EVに批判的な自動車ジャーナリストもやたらと水素燃料電池車やハイブリッドは持ち上げるくせにEVに関しては悪口だらけです。
「多様性」を唱えている張本人に多様性がないと感じるのは私だけでしょうか?
こちらから見ると「自社がEVを発売できないからこそ多様性とか言ってEV以外を強調してるだけじゃないの?」と思ってしまいます。
返却して自分の車に戻るとエンジン音うるせぇなぁとか何でクリープするんだ?とか早速後遺症が(笑)
— saito koji@次の海外旅行の前にEV購入? (@kojisaitojp) March 25, 2021
一度EVに乗ってしまうとガソリン車に乗るという行為自体が無駄だなぁと思うようになるのですが、そうなってしまっては困るので「電気自動車が乗らず嫌い」になるようにネガティブキャンペーンをやっているのかな?と思ってしまいます。
こんな状況では日産以外の日本メーカーはテスラの足元にも及ばないなというのが2日間モデル3に乗った私の感想です。
人気記事電気自動車専門のカーシェア・サブスク・EV販売店立ち上げのためのクラウドファンディングを始めます!