BAゴールドを取得してJALダイヤモンドプレミアラウンジに入った話【コスパ最強】

旅行

こんばんは、@kojisaitojpです。ヨーロッパ旅行の記事を書き続けてきましたが、この間に(もちろん自主隔離明け)大阪(と神戸)・広島に旅行しています。どちらもPerfumeのライブだったのですが、これによって泊まったホテルや飛行機のネタは貯まっています。

ツイートした時点ではまだマリオットの宿泊実績が加算されてなかったのでこのような言い方になってますが、現在は加算されて「マリオット・チタンエリート」の資格も「BAゴールド会員」の資格と共にヨーロッパから持ち帰った(というかヨーロッパで達成してきた)資格です。

エリート会員になると普通に飛行機に乗ったり、ホテルに宿泊した際の扱いが180度変わるのは飛行機修行やホテル修行をやっている方であれば誰もが知っていることです。

EVのネタも大量に貯まっているのでそっちも消化する必要がありますが、今日は今回のヨーロッパ旅行で達成してきた「BAゴールド会員」が非常に達成しやすいこと、資格を手に入れると日本の国内線でもJALの最上級会員しか入ることを許されない「ダイヤモンドプレミアラウンジ」について解説します。

「BAゴールド=JMBダイヤモンド」なのでJALグローバルクラブ会員より格上

BAのゴールド会員

飛行機にある程度乗られている方、あるいは私のように飛行機修行をやっている方であればこの「BAゴールド会員」の価値はおわかりかと思います。

この資格が手に入るとJALでいう「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」と同等の扱いになる「ワンワールド・エメラルド会員」に認定されて、

  • 空港ではファーストクラスのチェックインカウンター
  • ラウンジも最上級のファーストクラスラウンジ
  • 預入手荷物は最優先で出てくる

などの特権が手に入る資格で、私も以前持っていたスターアライアンス(ANAが加盟)の資格を捨てて2019年にJALに乗ってコツコツと準備をしてました。

ある程度達成に必要なポイントが貯まって「あとはヨーロッパへ行ってBAに乗るだけ」という状態まで行った時に新型コロナウイルス発生で一旦計画がパーになりました(BAの資格なのでBAまたは同会社のイベリア航空への搭乗が必須)けど(笑)。

ですが2021年になってようやくコロナが落ち着き(11月時点での話です)、ようやくヨーロッパに行ける状態になったので今回の旅行で実行してきました。

まぁ今振り返るとオミクロン株発生によって結果的に11月が最後のチャンスだったわけですが。。。

カタール航空QSuiteB777-300ER

今回どのように私がBAゴールドを達成したかというと、

  • カタール航空ビジネスクラス「成田→ドーハ」140p
  • カタール航空ビジネスクラス「ドーハ→パリ」140p
  • カタール航空ビジネスクラス「パリ→ドーハ」140p
  • カタール航空ビジネスクラス「ドーハ→成田」140p

この時点で560ポイントです(BAはマイル数ではなく乗った距離に応じたポイントに換算)。

BAのエンブラエル190

次に「パリ⇄ロンドン⇄フランクフルト」のブリティッシュエアウェイズの区間を加算すると、

  • BAビジネスクラス「パリ→ロンドン」40p
  • BAビジネスクラス「ロンドン→フランクフルト」40p
  • BAビジネスクラス「フランクフルト→ロンドン」40p
  • BAビジネスクラス「ロンドン→パリ」40p

で160ポイントゲットして、この旅行で合計720ポイントです。

この時点でBAエグゼクティブクラブ「シルバー会員」に昇格しています。JALでいうとJMBサファイア会員でJGC(JALグローバルクラブ)への入会資格が得られる水準です。

JALの国内線だけで達成しようとするとざっくり「羽田⇄新千歳」を20回くらい往復する必要があります。

通常ですとこの上のJALでいう「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」に相当するBAゴールド会員に昇格するには1500ポイント必要ですが、現在はコロナ対策の名目で20%減の1125ポイントでゴールド昇格です。

JALの国内線クラスJに登場すると1区間40ポイントですので、1125ポイントから720ポイントを差し引いた残り405ポイントはクラスJなら1回40ポイントですので11区間乗れば達成(国内線ファーストを使えば60ポイントなので更に短縮可能)、つまりどこかへ5往復するだけです。

私の今年の行動だと「羽田⇄新千歳」は3往復(国内線ファーストもあり)、「羽田⇄伊丹」「羽田⇄中部国際」をそれぞれ1往復だったのでぴったりクリアです。

これをJALマイレージバンクで達成しようとするとどうなるかというと、

    JALの国内線を例に考えるとBAゴールドと同等のJGCプレミア会員になるためには「FLYONポイント」で年間80000ポイント必要です(こちらは飛行マイル数をベースに計算)。

    私が最も利用する「羽田⇄新千歳」で計算すると、JALの場合は国内線は2倍計算なので「434×2+400(ボーナスポイント)=1268」が片道、往復だと2536ポイントです。

    JGCプレミアが80000ポイントなので「80000÷2536=31.54回」、つまり32回の往復が必要になります。

    年間この回数往復するのって出張で年中飛行機に乗るビジネスマンじゃないと無理ですよね(笑)。

「どっちにしろ面倒臭いんだ」と思います? 旅行マニアはその面倒臭さに快楽を見出すのです(笑)。

「無駄遣いだ」と思います? 趣味が旅行じゃない人はそう思うでしょうが、例えば私の価値観だとパチンコに年間何十万何百万使う人は理解不能です。

お互い様なので人の価値観に関わる部分にはケチをつけるべきではないと思います。

特に趣味に関してはそれが好きな人以外には理解不能な領域ですので。

それは他の趣味でも一緒で、散々EVの記事を書いているように私は車好きではありますが、例えば1000万する高級車をローンで買おうとは思いません。

シトロエンC6

EVだと中古車が少ないのでガソリン車を例にあげますが、この「シトロエンC6」は新車の頃は800万-1000万くらいでしたが、発売から10数年経つと比較的状態の良い中古車が150-200万くらいで買えます。

前に乗ってた「ジャガーXJ」もそのくらいの価格で買いましたが、私のやり方だと高級車の型落ちを安く買うというのがこれまでの基本方針です。

テスラストア・フランクフルトのモデルY
テスラの新型と旧型のモデルS

Twitter上で私がよく呟いている「テスラなら新車のモデル3より中古のモデルSが欲しい」というのもそういう意図で言ってます。

まぁテスラ車は中古でもなかなか値落ちしないので、比較的状態の良い中古のモデルSと新車のモデル3が同じくらいの価格になりますが。。。

これが「富裕層じゃないけど富裕層に見えるような戦略」です(笑)。

なので今回やってみせたような「1回ヨーロッパをビジネスクラスで往復してBAゴールドを取得してJMBダイヤモンドと同等の資格を低予算で取得して楽しむ」というのは私の人生では王道を行く戦略なんですよね。

ちなみに「ビジネスクラス=高い」と思うでしょうけど、現在カタール航空は比較的安い運賃を(コロナの影響?)出しているので「成田⇄ドーハ⇄パリ」で30万円を切っています。2019年以前の運賃だと繁忙期のJALのエコノミーかプレミアムエコノミーでヨーロッパへ行くのと同じくらいです。

この価値を旅行マニアの方ならわかっていただけれると思います。

と前置きが長くなりましたが、このようなプロセスで取得したBAゴールドを使って入室した羽田空港と伊丹空港の「ダイヤモンドプレミアラウンジ」を次の項で紹介します。

羽田空港「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」の様子

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)のエントランス

まずは大阪へ行く際にも広島へ行く際にも使った羽田空港ですが、このようにワンワールド・エメラルド会員とJAL国内線ファーストを利用する客は専用のエントランスから専用の手荷物検査場を通ってラウンジに直結で行けます。

ごく一部の会員に入室資格を絞っているのでいつもほぼ待つこともなく手荷物検査→ラウンジへとスムーズに進めます。

「並ぶ」というストレスなくスムーズに動けるのが上級会員の最大のメリット(時はカネなりです)かと思います。

JALラウンジ(羽田)のエントランス

JALグローバルクラブ会員やワンワールド・サファイア会員用のエントランスもありますが、当然こちらの利用者の方が人数が多いのでタイミングが悪いと手荷物検査場で並ぶことになります。

羽田空港JALダイヤモンドプレミアラウンジのエントランス

エントランスは両方の会員共通で、受付で搭乗券を見せることで「ダイヤモンドプレミアラウンジ」と「サクララウンジ」に分けて案内されます。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)
JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)

「ダイヤモンドプレミアラウンジ」も「サクララウンジ」も面積は同程度ですが、入室できる人数が違うのでいつも空いていて快適な空間です。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)
JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)

サービス内容が大きく違うのは飲食スペースで、「ダイヤモンドプレミアラウンジ」の方は軽食とハーゲンダッツのサービスがあります。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(羽田)

JALの場合国内線でもファーストクラスに乗ると食事が出ますが、例えば「羽田⇄伊丹」だと飛行時間が40-50分なので下手に食事を出されると非常に忙しくて圧迫感があります。

ですのでラウンジで軽食を取っておく方が機内でゆとりが生まれます。

伊丹空港「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」の様子

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)の専用ゲート

伊丹空港もこのようにJALのダイヤモンド・プレミア会員とワンワールドエメラルド会員は専用のエントランスから入って専用の手荷物検査場を通過します。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)

伊丹空港のダイヤモンドプレミアラウンジの方が羽田より後に作られたのもあり、ラウンジ内はスタイリッシュな内装と新しさを感じます。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)
JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)

当然羽田空港よりも更に入室できる会員数が少ないので、ゆとりのある非常に快適な空間です。

JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)
JALダイヤモンドプレミアラウンジ(伊丹)

羽田空港同様に飲食スペースがあり、軽食をとってから搭乗できるのも国内線の短いフライト時間を考えると貴重です。

「ダイヤモンドプレミアラウンジ」が利用できればJAL国内線はクラスJで十分

JALエアバス350クラスJ

以前から年末年始やお盆などの繁忙期に飛行機に乗る際は無駄な混雑に巻き込まれたくないので国内線はファーストを使うことが結構ありましたが、「羽田⇄伊丹」の40-50分のフライトや1時間10分程度の「羽田⇄新千歳」で食事も出るファーストを使うのは機内での時間を忙しくすることにつながり、「ダイヤモンドプレミアラウンジが使える以外は意味がないな」と思うことも多かったです。

「伊丹→羽田」の飛行マップ
「伊丹→羽田」の飛行マップ

「羽田⇄伊丹」の飛行時間はBAだと「ロンドン⇄パリ」と同じくらいの短時間のフライトです。

BAクラブヨーロッパ

ヨーロッパ内のフライトだとBAのみならずほぼ全ての航空会社がビジネスクラスもエコノミーと同じシートで、隣席(3人がけなら真ん中)をブロックすることでゆとりのある空間にしています。

JAL350のクラスJ

同じように考えれば「飛行時間が1時間前後の日本の国内線もJALであればクラスJで十分じゃないの?」というのが私の見解です。

JAL737クラスJの機内

BAゴールドを取得したことによってどんなクラスに乗っても「ダイヤモンドプレミアラウンジ」に入れるようになったのもあり、今回の大阪行きと広島行きは全てクラスJにしてみましたが、正直何の不満もありません。

JALエアバス350のクラスJ

むしろこのシートに7000円追加して国内線ファーストに乗る方がコスパが悪いのでは?と思う次第です。

コスパ最強のBAゴールドを来年以降も維持できるかは不明

BAのエンブラエル190
私がBAゴールド会員の資格を手にした直後にオミクロン株発生ですから既に来年会員資格を維持するために「ヨーロッパ内でBA(又は同会社のイベリア航空)に乗る」というノルマを達成できるかが不明確になってきましたが。

まぁ1ヶ月遅れていたら「イギリス・ドイツから帰国したらホテル監禁6日、フランスから帰国だと3日」になっていたので旅行自体キャンセルしていたでしょうけど(笑)。

偶然ですが私がヨーロッパへ行ったのがギリギリのタイミングだったようです。実際帰国して数日後にオミクロン株が発生し、1週間後にはイギリスへの入国も日本帰国後の規制も大幅に強化されていました。

またフランス政府が「イギリスからの入国は禁止(観光客の場合)」という措置に出ましたので今回のような日程は実行不可能になっていました。

ちなみに冒頭のPerfumeのライブも帰国から13日目でしたから、「ワクチン接種者はPCR陰性なら10日で自宅隔離終了」のルールが停止されれば私が感染してなくてもライブに行けないところでした。。。

バレなきゃいいでしょ?と思います? それやるとこういうことになりますよ。

万が一何かあった時に取り返しがつかないことになるというのはこのタイミングで海外に行くときにわきまえなければならないと思っています。

オミクロン株の影響で現在ヨーロッパへ行くと帰国後はホテル隔離(イギリス・ドイツは6日間、フランスは3日間)がありますし、どんな変異株か解明されてない状態で旅行するのは危険です(ある程度わかってくれば話は別)。

なので私の次の海外旅行はドバイ(ちょうどドバイ万博も3月までやってますし、現時点で帰国後のホテル隔離はなし)にしようかと思っているところですが、状況次第では国内をぐるぐる回るという選択肢もあり得ます。

いずれにせよ6月にPerfumeがスペイン・バルセロナで行われる音楽フェス(プリマベーラ)に参加するのでこの時にヨーロッパへ行くことは確定しているので、それ以外の旅行計画はオミクロン株と相談という流れになりそうです。

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