「シェラトン都ホテル東京」宿泊記【本当にマリオットなの?】
こんばんは、@kojisaitojpです。東京発着でも「Go to Travelキャンペーン」の対象になったのもあり、これまで私が泊まったことのあるホテルを「ワーケーション」と関連させながら話を続けています。
具体的な「Go to travel」の詳細については以前書いた記事をご参照ください。
【修行僧も使える?】「Go to travelキャンペーン」の上手な活用法とは?
10/1から東京発着も対象となる「Go to travelキャンペーン」について説明してみたいと思います。現在は35%割引になるだけですが、10/1以降は「地域共通クーポン」という行き先となった都道府県の隣の県まで使えるクーポンがもらえて実質半額で旅行ができるようになります。非常にお得なのでぜひ活用してみましょう。
そして私のブログで「Go to Travel」と結びつけて「ワーケーション」を行うと格安で宿泊できるという話についてはこちらの記事をご参照ください。
「GO to Travelキャンペーン」を利用して都心でワーケーション?
10/1から東京発着も「Go to Travelキャンペーン」の対象になることで、活用方法が広がることになりますが、これと「リモートワーク」や「ワーケーション」を結びつけることで格安の料金でワーケーションを体験することができます。リゾート地へ行くのもいいですが都心のホテルから始めてみるという方法も紹介します。
本日取り上げるホテルは「シェラトン都ホテル東京」です。白金台という抜群の好立地で、広大な日本庭園もある優雅なアーバンリゾートとも言えるホテルです。
しかしながら、シェラトングランデ東京ベイでも「施設一流、スタッフ三流」とキツいことを言いましたが、本日の「シェラトン都ホテル東京」の場合は、スタッフの仕事ができないという話ではなく、「意図的にマリオットのエリート会員を冷遇」しようという悪意すら感じることのあるホテルです。
このホテルとはSPG時代から長年「エリート会員」の待遇を巡ってバトルを繰り広げています。
と言ってしまうと「じゃあ泊まらなければいいのに」と言われるところですが、白金台という場所、新しく改装されたエグゼクティブフロア、新設されたクラブラウンジなどのハード面が素晴らしいゆえに悩むところのあるホテルです。
近隣のウエスティン東京などと比較するとコスパが良いのも事実なので紹介します。
目次
「シェラトン都ホテル東京」
「シェラトン都ホテル東京」は1979年開業、1996年に「カールソン・ホテルズ」と提携、英語名のみを「Radisson Miyako Hotel Toky」に、2003年には日本語名も「ラディソン都ホテル東京」となりましたが、2007年には提携先を「スターウッド・ホテル&リゾート(SPG)」に変更し、「シェラトン都ホテル東京」に改名、その後SPGとマリオットが統合されたことによりマリオット系列のホテルになるという複雑な経緯をたどっています。
同じように「都ホテル」の冠がついたマリオット系列のホテルは、先日取り上げた「大阪マリオット都ホテル」「シェラトン都ホテル大阪」「ウエスティン都ホテル京都」と関西方面に複数あります。
ホテルの設計は、旧「世界貿易センタービル」などで知られるアメリカの日系建築家ミノル・ヤマサキ氏で、内装と庭園は「日生劇場」などで知られる村野藤吾氏の設計。
由緒ある建築物で、場所も外務大臣を務めたことのある藤山愛一郎氏の邸宅跡地とブランド尽くしのホテルです。
実際にエントランスを入ったところにあるバーラウンジ「バンブー」では日本庭園を見ながら、夜は生演奏も聴ける優雅な空間です。
後で詳細を説明しますが、客室も近年改装された「プレミアムフロア」は、それまでの古くなった客室の設備を一新した、モダンでスタイリッシュな客室に生まれ変わっています。
また以前はラウンジのないホテル(バーラウンジ「バンブー」で代用)でしたが、近年「クラブラウンジ」も誕生し、コロナ前であれば多くの外国人観光客でにぎわっていました。
外国人観光客のいない今の時期なら「Go to Travelキャンペーン」などを活用し、都心でリゾート気分を味わうもよし、優雅な環境で「ワーケーション」をするもよしの充実の環境です。
価格はマリオット系列の中では比較的リーズナブルですので、私の場合はプラチナ会員資格を維持するための宿泊数の加算、いわゆる「ホテル修行」をここで行うことも多かったです。
ところがこの「プラチナ会員」の待遇が曖昧なことが私とホテルのトラブルに発展します。
「シェラトン都ホテル東京」フロントの様子
シェラトン都ホテル東京ではラウンジでのチェックイン・チェックアウトができません。この辺りからエリート会員にとっては怪しい雰囲気が漂ってくるのですが、
フロントにもエリート会員用のカウンターはなく一般客と同じ列に並ばせようとしてきます。
私は意地の悪い人間なので実際にないのを知っていても「プラチナ会員の優先レーンはないのですか?」と聞いてやるのですがいつも曖昧な回答しか返ってきません。エリート会員用のデスクがないのはマリオットの規約違反なのでバツが悪いのか、主張すると別のカウンターを開けて対応するということが多いです。
何となくですが「マリオットとかシェラトンの看板つけておけば外国人観光客が呼べる」的な目的で名乗っているような臭いを感じてしまいます。看板だけもらったら後は都ホテルのルールで勝手に運営という感じでしょうか。
関西の「ウエスティン都ホテル京都」「大阪マリオット都ホテル」「シェラトン都ホテル大阪」ではそのような悪意を感じることが全くないのですが、東京だけは謎の運営です。
エリート特典は?
マリオットボンヴォイプラチナ会員としては、
- 部屋のアップグレード(プレミアムフロアになる確率が低い)
- 1000ポイントのボーナス
- クラブラウンジの利用
がついています。ラウンジについては、
- 7:00〜22:00(通常 6:30~23:30)
- 朝食 7:00〜11:00(L.O.10:30)
- ティータイム 12:00〜17:00
- バータイム 17:00〜19:00(L.O.19:00)
- リフレッシュタイム 19:00~22:00(L.O.21:30)
現在は営業時間を短縮して開けていますが、先日のウエスティン仙台のようにラウンジ閉鎖にはなっていないようです。
またアップグレードについてですが、プラチナ会員以上のステータスを持つ人間にとってはこの「プレミアムフロアになる確率が低い」というのが厄介な点です。
マリオットボンヴォイの定義では「スタンダードスイートを含むその日の最も良い部屋」にアップグレードするというルールです。
スイートの少ないホテルの場合は「クラブフロア」などスイート以外の客室で最も良いグレードの部屋にアップグレードするのがセオリーです。
ところがこのホテル、最後に泊まった昨年の年末までの時点での経験ですが、素直に「プレミアムフロア」にアップグレードしたがらないです。
ゴネると渋々アップグレードするのですが、以前は「プレミアムフロアは本日満室でして…」と嘘をつかれたこともあります。マリオットのアプリで「空室ありますよ」と見せてやったこともあります。
とチェックインの時点から不快感を与えてくれることが多いホテルです。
「シェラトン都ホテル東京」の客室の様子は?
ホテルの公式ホームページの説明をそのまま引用すると「和の伝統的な手法と機能的な洋モダン(トレンド)、京都の上品さと東京の斬新さを融合。ライティングデスク、ビジネスやワークライフを意識した機能的な家具、洗い場付きのバスルームを設置しております」とあります。
実際に洗い場つきのバスルームや調度品にも南部鉄器の急須などが用いられていたりと、「和」のテイストを上手に取り入れた客室です。
これがプレミアムフロア以外のフロアになるといきなり古臭い部屋になります。
しかもバスルームは、私が最近「昭和臭い」とネガティブな意味で言いたくなるユニットバスです。現代の一流ホテルの基準には全く合わない部屋になってしまいます。
基本的に海外のマリオット系列のホテルではこちらがお願いしなくても「プレミアムフロア」にアップグレードするのが当たり前ですので、ゴネないとアップグレードしないというホテルの姿勢はどうかと思います。
このように部屋によって当たり外れが激しいのが特徴だとも言えます。
「シェラトン都ホテル東京」のレストランは?
レストランは先ほども紹介したバーラウンジの「バンブー」、中華料理の「四川」、オールデイダイニングの「カリフォルニア」と各種そろっています。
ディナータイムに何度か「カリフォルニア」を利用したことがありますが、近隣のホテルと比べるとリーズナブルな価格でコースが提供されていてオススメです。
後はバーラウンジ「バンブー」でも上記のような軽食が提供されるので、簡単な食事や仕事などの打ち合わせ、パソコンを持ち込んでのリモートワークなどにも使えます。
日本庭園に囲まれた優雅な環境は本当に魅力的です。
「シェラトン都ホテル東京」へのアクセス
住所:東京都港区白金台1-1-50
最寄駅は東京メトロ南北線「白金台駅」で、徒歩5分くらいです。
他には「白金高輪駅」からもアクセス可能ですが10分前後歩きます。
またJR目黒駅・JR品川駅から無料送迎バスが出ています。
車の場合ですと首都高の「天現寺」の出入口が最も近いです。
「シェラトン都ホテル東京」の総合評価
ホテル自体は少し古くなっているものの、近年改装されたクラブラウンジとプレミアムフロアは快適で、現代の一流ホテルの基準には十分到達しています。
広大な日本庭園を持つホテルというのも貴重で、バーラウンジ「バンブー」で生演奏を聴きながら、ライトアップされた日本庭園を眺めるなどラグジュアリーな空間は今も健在です。
問題は再三述べたように「マリオット」と「都ホテル」というブランドが共存していること、マリオットのエリート会員に対するサービスをケチろうとするところですが、この記事を書くにあたっていくつか参照したブログなどの感じでは、最近は以前よりは改善されているようにも見えます。
コロナ後のホテルの変化などは私もまだ体験していないので、近いうちに一度様子を見てこようかと思います。
エリート会員に対する待遇が良い方向に進んでいれば、記事を全面的に書き換えるかもしれません。
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