【副業か独立・起業か】「仕事をする」ということが苦行でいいのか?

会社に縛られない人生 雇用

こんばんは、@kojisaitojpです。お盆とかは関係ありません。自分にとっての時間の流れで仕事をするので、昼とか夜とかお盆とか関係ないのです。

などというと「いつも仕事で大変だな」と言われたりするのですが、私はこの「仕事だから大変」という言葉に引っ掛かりを感じます。

「仕事」って「大変なもの」「キツいもの」「嫌々やるもの」なのでしょうか? 今日はこの価値観について考えてみます。

「仕事=苦行」なのがサラリーマン?

仕事を苦痛と感じるイメージ
例えば

    土日は仕事のメールやLINEをしても返信が来ない
    人によっては電話しても出ない
    でも朝早くから出勤して残業とかは文句言わずやる

個人事業主という立場ですと、顧客からの連絡が休日だろうと夜中だろうと対応する方が間違いなく自分のプラスになりますし、それが即収入に結びつくので対応しないわけにはいかないのですが(以前海外行く飛行機の中で機内WiFi使ってやりとりしたこともあります)、それが「大変」と感じるのが、前回も述べた「社畜脳」の典型でしょうか。

「休みの日くらい放っておいてくれ」とでも言いたいのでしょうが、なぜそういう思考につながるのか私にとっては謎です。

おそらく「固定給」で拘束されている時間以外には仕事のことを考えたくないという意識があるのでしょう。だからそれ以外の時間に仕事をしている私のような個人事業主が理解できないのでしょう。

以前も書きましたが、リモートワークになった途端用無しになるタイプの人材です。「仕事」をするのではなく、とりあえず会社に行って「時間を切り売りする」というタイプの人材は、今後間違いなく必要がなくなっていきます。

出社して決まった時間だけ対応して他の時間帯は無視するのと、寝ている時間以外は基本的に対応する個人事業主とどちらが顧客からすればありがたいでしょうか?

反対に言えば顧客からの問い合わせには夜中も対応するけど、別に朝早くから満員電車に乗ることはなく、場合によっては寝ていたりする(私は顧客には午前中はほぼ対応できないと言ってあります)のが苦痛でしょうか?

大きな声では言いにくいですが、例えばホームページの更新とか業者との打ち合わせでしたら、パジャマ姿でもできます。さすがにZOOMで打ち合わせとなった時は上半身くらいはきちんとしますがスーツまで着る必要はありません。

これを苦痛と感じるのであれば、それは「嫌々働いているから」でしょうか。

「嫌々やらされるもの=仕事」という価値観が刷り込まれているのが典型的な「社畜脳」の特徴のようです。

「楽しい」「エンジョイする」のが本来の仕事?

リモートワークをエンジョイするイメージ
自分のビジネスを立ち上げたいので、最近よく投資家の方々にお会いしていますが、よく「なぜこのビジネスをやりたいと思ったの?」ということを聞かれます。

別に就活の志望動機ではないので「子供の頃から御社で働きたいと思って」的な模範解答は不要です。

最初は「なぜ大人になってもなぜやりたいのか?なんてわざわざ聞く必要あるのだろう?」と思ってましたが、投資家の方々が見ているのは「起業したいという人間がどのくらいこのビジネスを好きなのか?」という点を見ているのかなと気づきました。

最初はわからないので「収益が上がりそう」的なことを答えてしまってましたが、それだけだと反応がイマイチの時が多いです。

「他に稼げそうなビジネスがあったらそっちでもいいんじゃないの?」的なことを言われて話が終わってしまうこともあります。

相手は普通の会社員とは別の世界で生きている方々ですから、模範解答を用意しても大体失敗に終わります。

要は我々が「どのくらいそのビジネスを好きそうに話すか」「生き生きと楽しそうにビジネスの説明ができるのか」を見ているのです。社会的に成功してる彼らの会社を褒めても何のプラスにもならないのが投資家です。

お分かりでしょうが「そのくらい好きじゃないと自分の力でビジネスなんてできない」「嫌々やらされるからやるという人間に経営者は務まらない」ということです。

起業してエンジョイするイメージ

好きなことをやっているのなら朝でも昼でも夜中でも休日でも自然に対応できるのが「経営者マインド」です。特に創業期はそのくらいの無茶をしているというのは、例えば。

やったことがあればわかりますが。youtubeの編集だけでもかなりの時間がかかります。でも成功している方は、それを当たり前のように、日常の一コマの中でやります。

当たり前ですが、自分が興味のあるもの、好きなものではない時にこういう振る舞いはできません。

自分も例えば予備校をやっていた頃は、先ほどのように海外旅行の最中に教材研究をしていたり、飛行機の中でメールに対応したりなどの作業が何も苦痛に思わずやってました。

で、それだけでなく授業で「このテキスト、ドバイで作ってきたんだぞ」的にネタにして笑いを取れる材料にしてました。

何となく朝早く出勤して、夕方には帰る、家に帰ったら仕事の問い合わせなどがきても無視でいいという生活が当たり前の人には理解しがたいかもしれませんが、案外気楽で悪くないです。

「Enjoy」という言葉が誤解される日本の会社文化

アフターコロナの未来
「仕事をエンジョイしよう」とか、私が予備校講師だった頃なら「受験勉強をエンジョイしよう」などというと「仕事(勉強)は遊びじゃねぇんだ」的に叩かれることがよくありました。

なぜ「仕事=苦行」「勉強=苦行」だと決め付けるのか理解に苦しむところではありますが、こういう風にしか捉えられない人は何をやっても上手くいかない傾向があります。

だって「嫌々やらされてる感」を漂わせながら仕事している人に近寄りたくないですよね。

受験勉強であれば「講師が嫌々教えてる授業」に誰もついて来ません。私などの例で言えば、例えば古文を教えろ、漢文を教えろと言われれば一応教えることはできますが、「本人が楽しそうじゃない科目を教えても生徒が育たない」と思っていたので、立ち上げたばかりの小規模塾などの一部の例外を除いて古文や漢文の指導は断ってました。

教えている本人や会社で言えば上司が楽しそうに働いていない環境で、人がついてくることはありません。

本人が時間も忘れて「楽しむ」くらいじゃないと仕事だろうと、受験勉強で結果は出ない(自分の実体験も含めて、東大早稲田慶応などに合格する人はこのタイプが多いです)というのが実感です。

高学歴の人間であれば受験勉強の時はそういう姿勢で頑張れていたはずなのですが、社会人になると急に会社に忠誠を誓いながら嫌々働く「社畜脳」になってしまうのかは今でも正直謎です。

ここで私なら「そういう風に人材を育てている会社」に疑問を持ちますが、この類の人々は「苦行に耐えるのが会社員として当たり前」的に捉えるようです。

このままではこの種の人々がアフターコロナの世界で大量の失業者になる可能性がありますが、字数も字数なので今日はここまでにしておきます。

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