UQモバイルもオススメできる理由とは?【ワイモバと二択?】
こんばんは、@kojisaitojpです。色々叩かれていますが、大手キャリアもようやく安いプランを出すようになってきています。
ソフトバンクとKDDIが新料金プラン、大容量の月額5000円未満…値下げ競争活発化 : 経済 : ニュース
ソフトバンクとKDDI(au)は28日、それぞれ自社の格安ブランドによる割安な新料金プランを発表した。月間データ通信量20ギガ・バイト(GB)の「大容量」プランを、ともに月額5000円未満で提供する。菅内閣が打ち出す携
何でauで下げないんだ、ソフトバンクで下げないんだと叩いている人はいますが、政府が要求する「MNO(キャリア)の値下げ」には対応していることになります。
昨日はワイモバイルが「コスパ最強」であることについて書きましたが、auのサブブランドであるUQモバイルも負けず劣らずのコスパの良さは健在です。
どこか一つのブランドだけを激推しするのもアンフェアですので、今日はUQモバイルのメリットとデメリットについて説明したいと思います。
私も以前携帯乞食をやっていた頃には、UQモバイルの回線も所持していましたので、その時の経験も踏まえて解説します。
目次
格安SIM(MVNO)ではなくキャリアの子会社(MNO)のUQモバイル
前回のワイモバイルについての記事では「ワイモバイルはソフトバンクの子会社なので格安SIM(MVNO)ではなく、キャリア(MNO)」と書きましたが、これがUQモバイルの場合は「UQモバイルはauの子会社なので格安SIM(MVNO)ではなくキャリア(MNO)」と書き換えることになります。
ということはワイモバイルの時と同様で、UQモバイルはauの電波の全帯域を使用できるので、回線の速度も常に高速で、安定しているのが特徴になります。
実際に数年前に私が携帯乞食をやっていた時にも、電波の繋がり具合・速度に関してはUQモバイルも優秀でした(契約して放置ではなく、よくデュアルSIMの端末や昔使ってたiPhoneにSIMカードを挿して追加料金がかからない範囲で遊んでましたので)。
まず「電波の速度と安定性」という点でauと同等のクオリティが保証されているのが、UQモバイルの最大の強みです。
それを踏まえてUQモバイルが他の格安SIMと比べて優れている点を次に解説します。
コスパ優秀のUQモバイルのメリット
今の速度に関するものも含めたUQモバイルのメリットは以下のようになります。
- 大手キャリアより安い(格安SIMとも大差ない)
- 通信速度が安定(格安SIMとの最大の違い)
- 実店舗が多い(ただしUQスポットだけ)
- データ通信量の翌月繰越と高速/低速の切り替え
- デザリング無料
誰もが知っていることかもしれませんが、まずは最大の魅力である「安さ」について料金プランを出して比較してみます。
スマホプランS(auIDに登録すると4ギガ) | 1980円(余った容量は翌月に繰越) |
オプション | 通話パック (60分/月) 500円 かけ放題 (10分/回) 700円 かけ放題(時間・回数無制限) 1700円 |
スマホプランR(auIDに登録で12ギガ) | 2980円(余った容量は翌月に繰越) |
オプション | 通話パック (60分/月) 500円 かけ放題 (10分/回) 700円 かけ放題(時間・回数無制限) 1700円 |
そしてまだ契約はできませんが、政府からの携帯代値下げ要請に応じて発表した新プランが、
シンプル20プラン(20ギガ) | 3980円(余った容量は翌月に繰越) |
オプション | 通話パック (60分/月) 500円 かけ放題 (10分/回) 700円 かけ放題(時間・回数無制限) 1700円 |
ワイモバイルの際にも言いましたが、20ギガの大容量で3980円は格安SIMと比較してもほぼ同等の格安プランです。
ワイモバイルとの違いは、
- データ通信の余った分を翌月に繰越可能
- ただし通話無料にしたければオプション契約が必要
私が携帯乞食をやっていた頃は「通話5分無料・回数無制限」か「1ヶ月合計で60分まで通話無料」というのが込みだったのですが、現在は通話を無料にするプランは有料のオプションになっています。ここは改悪ポイントです。
ですがUQモバイルの場合は「データ通信の余った分を翌月に繰越可能」というのがワイモバイルにはない大きなメリットです。
デザリングなどでパソコンやタブレットに接続して使うのであれば、余った容量を翌月にも回せるUQモバイルのシステムは魅力です。
また特に高速でなくても使える通信(例えばLINEの送受信など)であれば「高速・低速」を切り替えて、容量を食わないように通信することが可能なのもUQモバイル独自の機能です。
以上から、
データ通信メインならUQモバイル、仕事で通話も多用する人であればワイモバイルという住み分けがオススメです。
ただしワイモバイルが独自の店舗に加えてソフトバンクの店舗でも対応してくれたのに対し、UQモバイルは「UQスポット」という自社の店舗のみでの対応になりauショップでは対応してくれない点はワイモバイルに負けます。全部ネットで自力で済ませるのであれば特にデメリットにはなりませんが。
あえて欠点を指摘すると「au Volte」という世界でマイナーな規格でしょうか。次の項目で説明します。
「au Volte」という世界でもマイナーな規格が「端末選び」で若干ネック
auは3Gの時代にも「CDMA2000 1x」という世界でもマイナーな規格を使っていて(ドコモ・ソフトバンクは世界の主流だった「W-CDMA」でした)、使える端末が限られているという問題がありましたが、4GLTEでも最も重要なプラチナバンドで「バンド18と26」というこれまた世界でマイナーな周波数帯を使っているので対応する端末が少ないのがネックです(ドコモが使っている「バンド19」もマイナーで格安の中国製スマホではネックになります)。
「電波が悪い」と悩む人に限ってこのプラチナバンドをわかってなかったりするので注意が必要なポイントです。
これに対し、世界標準の規格であるプラチナバンドの6と8を使っているソフトバンク(ワイモバイル)の場合は、使う端末に悩まないという点ではかなり優位です。
どうでもいい問題だと思う人もいるかもしれませんが、前の記事でも言ったようにキャリアと契約することではなく「端末をキャリアで調達=情弱」ですので、それなりに重要な問題になります。
ワイモバイルでも「取扱い端末がショボい」ということを言いましたが、UQモバイルも同様に取扱い端末はショボいです。
ですので前回も言ったようにこれからの端末選びはAppleStoreやAmazonなどで新品をSIMフリーで調達するか、中古スマホを探すのが賢いです。
秋葉原などには中古スマホを扱うお店がたくさんあるので自分で実際に行って実機を触ってみるのがベストではありますが、現在であればネットで買うことも可能です。
なお買った中古スマホが不良品だったり「△マーク」で、前の所有者がローン支払い中に踏み倒すなどの理由で使用不能になった場合には全額返金補償もついてますので安心して購入できます。
まぁAndroid系で探すから悩むわけで、全てのキャリアで取り扱っているiPhoneであれば何の問題もなく乗り越えられますが。
ガジェットマニアにはいつも叩かれるiPhoneですが、iPhone12シリーズはガジェットマニアを黙らせるクオリティでオススメです。以前書いた以下の記事を参照していただければと思います。
iPhone12は買うべきか?待つべきか?【結構オススメ】
いよいよ発売されたiPhone12シリーズを買うべきか、次を待つべきなのかについて考えてみます。これまでの高価格路線とは違った、従来より低価格、最新の機能よりもバッテリーの持ちを重視したA14チップ搭載、割れにくいディスプレイなど、一部のスマホマニア以外がほとんど不満を持たないスマホをAppleが出してきたと言えます。
買い替えの必要はないかと私も思ってましたが、今使っているiPhone11ProをAppleに下取りに出せば格安で12Proを買えるので迷っているところです。
au系からの移行かiPhoneユーザーなら問題なしのUQモバイル
自分の端末によって「au Volte」に非対応という点がネックになるUQモバイルですが、手持ちの端末がiPhoneであれば全く問題はありません(Androidは少々厄介)。
またAndroidの場合でも、既にau回線を使えている端末であればスムーズに移行することができるので、この短所は問題にならないかと思います。
20ギガで3980円というのは他の格安SIMと比較しても戦える価格ですし、何よりUQモバイルはauの子会社でMNOですので速度の問題も一切なく、快適に使えます。
あとはワイモバイルがソフトバンク系なのもあり、「ソフトバンク」という会社に生理的にアレルギーがある人(なぜアレルギーがあるのか私には理解できませんが、一定数いますし、メンタルの問題なのでどうにもなりません)にもUQモバイルはオススメできます。
「生理的に無理」という感覚は、私がいくら「ワイモバイルは優秀だよ、コスパいいよ」と言っても聞く耳を持てないでしょうから、そのような場合にもUQモバイルがオススメできます。
と解説してくると「ドコモは格安ブランド出さないのかな?」と思ってしまうところですが、OCNモバイルを自社ブランドにするという噂もありますし、政府から値下げを要求されているのはau、ソフトバンクと同じですので、近日中にサブブランドの発表があるかもしれません。
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