ドーハ・カタール航空アルムルジャン(Almourjan)ビジネスクラスラウンジとQSuite搭乗記

旅行

こんばんは、@kojisaitojpです。11月のヨーロッパ旅行で「旅行そのもの」がメインになる記事はこれが最後になります。EVの話とかだとまだネタはあるのですが。

先日の記事で「カタール航空ビジネスクラス(QSuite)」について解説しましたが、実は「QSuite」同様に本拠地のドーハ・ハマド国際空港のラウンジも注目に値するものです。

まぁ状況が状況なのでこんなに人がいないカタール航空のラウンジは初めてでしたが。

成田からの便が到着するのが午前4時頃(日本と時差6時間なので日本時間だと午前10時頃)ですが、この時間帯は成田だけではなくアジア方面から大量の便が到着する時間帯なのに…と思いましたが。

まぁ人が少ない分だけブログやYouTube用の撮影には適した環境でしたが。

というわけで今日はドーハ・ハマド国際空港のカタール航空アルムルジャン(Almourjan)ビジネスクラスラウンジの紹介と、以前書いた記事と内容がかぶりますが「ドーハ→パリ」も「QSuite」だったので簡単に紹介します。

世界最強のラウンジがカタール航空の「アルムルジャン(Almourjan)ビジネスクラスラウンジ」

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのエントランス

さてカタール航空が誇る世界最強のビジネスクラスラウンジ「アルムルジャン(Almourjan)ビジネスクラスラウンジ」に到着しますが、ここはいわゆる「修行僧」の方々がよくやる「エコノミークラス搭乗だけど上級会員だから」という条件では入室できません。

  • カタール航空ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗→OK
  • ワンワールド加盟航空会社のビジネスクラス・ファーストクラス搭乗→OK
  • ワンワールドサファイア・エメラルド会員→NO

日本人だと最も多いパターンはJALグローバルクラブ会員(ワンワールド・サファイア)でしょうが、この場合エコノミークラス搭乗で行った場合には入室させてもらえません。

エコノミー搭乗のJALグローバルクラブ会員はアルムルジャン(Almourjan)という冠がつかない「カタール航空ビジネスクラスラウンジ」に案内されます。私はこちらのラウンジには行ったことがないので画像はありませんが、行った方のブログなどを見ているとワンランク下の印象を持つようです。

ちなみにカタール航空のファーストクラス搭乗者とワンワールド加盟航空会社のファーストクラス搭乗者のみが入室できる「Al Safwa(アルサファ)ファーストクラスラウンジ」という更に上のラウンジもあるのですが、私はまだ行ったことがありません。

旅行マニアの意地としては「このラウンジに格安で侵入する方法ないかな?」と考えているところですが(笑)。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのエントランス

さて、ビジネスクラスラウンジの入室資格をチェックされて中に入りますが、一言「とにかく広い」です。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジの噴水

エントランスから入ってすぐに巨大な噴水(現在はコロナの影響によりただの池ですが)があり、10000平方メートルの巨大な空間が広がります。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのソファ
カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのレストランを下から

私がこのラウンジに前回来たのは2014年でしたが、この時はこの広大なラウンジが人でごった返しており、それはそれで驚異でしたが、今回は人が少ない状態で中をじっくり観察できます。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジの案内図

ちょっと見にくいですがこれがラウンジのマップになります。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジの椅子
カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのドリンクバー

このラウンジのすごいところはラウンジ全体にひたすら椅子椅子椅子と置かれており、座席にはタブレットがあり飛行機の出発時間やゲートをチェックできること、そして至る所にコーヒーマシーンやドリンクが置かれており、広大なラウンジのどこにいても不便さを感じないところです。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのサンドイッチバー

飲食施設は1階と2階にあり、一階のレストランは「サンドイッチバー」と呼ばれており、サンドイッチのみの軽食(もちろん自分の好きなサンドイッチを作ってくれます)です。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのレストラン

本格的なレストランは2階にあり、ブッフェとアラカルトの併用です。

カタール航空「Almourjan」ビジネスクラスラウンジのレストラン

ラウンジを使い慣れてる方は当然ご存知でしょうが、当然全て無料です(笑)。

カタール航空ラウンジのメニュー
カタール航空ラウンジのメニュー

アラカルトのメニューはオンラインになっており、先日解説したパリのドゥマゴ同様にペーパーレス・非接触が徐々に世界のスタンダードになってきたことを実感します。

ブッフェ台の料理については動画で撮ってみたのでこちらをご参照ください。

ただし私個人としては機内でも「成田→ドーハ」では夕食と朝食、この後の「ドーハ→パリ」でも朝食が出るので「ここで無理矢理食べる必要あるのか?」と悩むところでしたが(笑)。

賞金10000ドルの宝くじも有名なドーハ・ハマド国際空港

ドーハハマド国際空港の熊

ラウンジに滞在してる時間がほとんどでしたが、ラウンジが世界最大級なら免税店などの空港ターミナルも世界最大級なのが「ドーハ・ハマド国際空港」ですので、空港についても少し紹介しておきます。

カタール航空に乗ってドーハまで行ったからならご存知でしょうが、空港の中央にはこの巨大な熊が展示されています。

作品名は「無題:ランプ・ベアー(Lamp /Bear)」で、現代美術家ウルス・フィッシャー(Urs Fischer)氏の作品で、もともとはニューヨークのパーク・アベニューに設置されていたものをカタール政府がオークションで­680万ドル (約7億円)で落札して、ハマド国際空港まで運んできたそうです。

空港の様子は一応撮影してますのでこちらもご参照ください。

動画には撮ってませんがドーハ・ハマド国際空港の免税店では「宝くじ」が有名です。

ハマド国際空港の宝くじ
ハマド国際空港の宝くじ

私が行った際にはマイバッハとランボルギーニが対象となってました。

日本の宝くじと違い確率は1/1000です。当選した場合、自分の希望する国の港までは送料無料で運んでくれますから日本に持ってきたナンバー取得して乗っても良し、売却して2000-3000万もらっても良しと、日本の宝くじには一切関心がない私でもチャレンジしてみたくなります。

万が一当選した場合はブログ・Twitter・YouTubeをフル活用して発狂すると思いますので楽しみにお待ちください(笑)。

これ以外にも賞金10000万ドルの宝くじもあり、こちらは1/2000の確率です。

日本の宝くじと比較するとどんだけ当選確率が高いの?と思いますよね。

詳細は「カタール・デューティーフリー」のホームページで見れますので、ご興味があればごらんください。

一応オンラインでも買えるようになっていますが、日本人が日本でオンライン購入するのは違法(カタール現地での購入はOK)ですのでご注意ください。

免税店で売ってるギャラクシー

他には免税店も広大な面積で、特に興味を持って見たのは「ギャラクシー」の最新の折り畳みスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」でした。まだ実物を見たことがなかったのでドーハで初めて実機に触りました。

ギャラクシーの折りたたみスマホ

他には中東なのもあり「シーシャ」が激安で売られているのにも驚きました。

ハマド国際空港のシーシャ

これはシーシャやっている人であれば誰もが知っている「アルファーヘル」というドバイの有名ブランドのものですが、カートン(10箱)で13.25ドルは驚異です。日本のたばこ屋・シーシャ屋で購入すると1箱で1500円くらいなのですが。。。

「よし、大量購入」と思うのは自由ですが、日本帰国時に日本のタバコ税を課税されることをお忘れなくと言っておきます。

基本的にお酒がNGのイスラム教国は日本などと比較するとタバコ税が非常に安く設定されるのは昔からの特徴です。

「ドーハ→パリ」もQSuiteだったので一部紹介します

「ドーハ→パリ」のQsuite

そして「ドーハ→パリ」の移動も先日の記事でも紹介した「QSuite」だったのですが、内容はかぶるので簡単に紹介します。

カタール航空の最新ビジネスクラス「QSuite」についてはこちらの記事もご参照いただければと思います。

「ドーハ→パリ」のQsuite

一度ドアを閉めてプライベート空間が確保できるシートに乗ってしまうと、通常のビジネスクラスに乗るのが嫌になってしまうというのが個人的感想ですが。

カタール航空「ドーハ→成田」

今回のヨーロッパ旅行は全区間「QSuite」の予定だったのですが、最後の「ドーハ→成田」だけは機材変更によって通常のビジネスクラス仕様の機材が来ました。

たまたま隣に誰も来なかったのでプライベートなスペースを確保できましたが、「QSuite」の後にこのシートが来ると何となく損した気分になります(笑)。

カタール航空とシャンパン

私の場合酒が強くない(特に酔いが回りやすい機内だとシャンパン1杯で十分)のでカタール航空やエミレーツ航空のような中東の航空会社はノンアルのカクテルも豊富で非常にありがたいです。

「ドーハ→パリ」のウェルカムドリンク

シートに関する解説は先日の記事やYouTubeを見ていただければわかりますので、ここでは唯一違う朝食メニューについて紹介します。

「ドーハ→パリ」の朝食

「ドーハ→パリ」の朝食

カタール航空「QSuite」はビジネスクラスでもアラカルトで注文できますので希望すれば朝からステーキなども可能ではありますが、変な時間からガツガツ食べるほど若くもないので普通の朝食メニューで済ませました(笑)。

「ドーハ→パリ」のフライトマップ

「ドーハ→パリ」は6時間30分程度と「成田→ドーハ」の半分くらいですので食事は一回ですが、早朝のフライトなのもあり照明が落とされて仮眠が取れます。

「ドーハ→パリ」のカプチーノ

「成田→ドーハ」でも所々機内WiFiが途切れましたが(特に中国上空とインド上空)、「ドーハ→パリ」でも同様です。

「ドーハ→パリ」の機内Wi-Fi

とはいえ速度はそこそこで、Twitterで画像付きのツイートをするくらいであれば問題なく使えましたので機内WiFiの性能も以前より進化しているなという印象です。

コロナ禍でもカタール航空・エミレーツ航空は通常運行

ハマド国際空港のマスコット

半月近くかけてカタール航空のビジネスクラスやロンドン・フランクフルト・パリで泊まったマリオット系ホテル、ヨーロッパのEV化状況について紹介してきましたが、私の帰国直後からオミクロン株が発生したのもあり「こんな時期に海外旅行なんか行くんじゃねぇ!」とお怒りの方もいるかもしれません。

元々島国なのもあり世界の流れから孤立しがちなのが日本の特徴ですが、2020年以降日本人がますます内向きになっている印象を受けます。

上記のTwitterのようにパスポートの取得率の異様な低さ、海外から帰国する人間への風当たりの強さを見ていると「この2年で更に日本人が劣化したな」というのが私の見解です。

私の中ではその象徴が「EV」と「再生可能エネルギー」への異様なまでの抵抗感だと思っているのですが、「海外旅行」というのも仲間入りしつつあるかもしれません。

別にヨーロッパへ行ったところで、密になる空間にはなるべく行かない、手洗いとうがいをきちんとするなどやるべきことをきちんとやれば結局感染しないで帰国しましたけど何か?と言ってやりたいところですが。

パリでのPCR検査
フランスのPCR検査結果

フランス出発前・帰国時・帰国後10日目と何度もPCR検査(や抗原定量検査)を受けて陰性だったわけですし。むしろ日本国内から動かない人より念入りに検査してるけど?と反論したくなるところです。

ちなみにラウンジも機内も常に豪華さを誇るのがカタール航空ですが、昨年コロナ禍で世界各国の航空会社が運航を取りやめる中でも最後まで運航を続けた事実は知ってますでしょうか?

新型コロナウイルスの発生により世界各国がロックダウンやそれに近い措置を取った時に母国へ帰国する手段を提供してくれたのがカタール航空だったことは忘れてはいけません(同じようにドバイのエミレーツ航空も運航を続けました)。

おそらく海外に居住または仕事で赴任していた日本人の方でも帰国する移動手段としてカタール航空やエミレーツ航空を使った方は多かったはずです。

「外国人だけじゃなく日本人も帰国させるな」のような意味不明の排外主義に傾いている間に日本が世界からどんどん取り残されると危惧するのは私だけでしょうか?

というわけでそんな衰退する日本の流れに抗うためにも今後もタイミングを見て海外旅行は続けますし、明日からはまた以前のようなEVや再エネのネタもどんどん取り上げていきます。

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