「テスラ方式」からは程遠いマツダ「MX-30」のアップデート【ディーラー行く意味あるの?】

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こんばんは、@kojisaitojpです。このブログで散々酷評してきたこの車にトラブル発生のようです。

元々ヨーロッパでの発売直後から「カタログ値の航続距離走れない」とか「BMS(バッテリーマネージメントシステム)が機能しない」とかトラブルが出ているニュースは出ていたのですが、それ以外にも走行に関わる部分にまで問題(後述)が出てきたようでリコール対応となったようです。

発売された電気自動車の質にも問題があったのですが、リコール対応も「ソフトウェアのアップデート」であるにもかかわらず「ディーラーで対応」とテスラなどに慣れている人間からすると「???」な謎対応です。

今日はこのマツダ「MX-30」のトラブルに対する対応と、同じように不具合が指摘されていたテスラがテスラらしいオンラインでのアップデートでトラブルが解決したという対照的な話を取り上げてみます。

「残念な事実」ばかりが出てくるマツダ「MX-30」

マツダMX-30
最初にポジティブな話もしておきましょう。

ちなみにこのマツダ「MX-30」は日本では発売されたばかり(と言っても500台限定)ですが、ヨーロッパでは昨年秋に発売されており、実は販売台数的には意外に善戦していました。

ノルウェーの新車売り上げランキング
ドイツの新車売り上げランキング

このようにドイツでもノルウェーでもどうにかランキングには入る位で、搭載バッテリー容量や航続距離のしょぼさを考えると「何で売れるんだろう?」と思っていました。

特に11月のノルウェーで「テスラ・モデル3」より売れたというのは衝撃でした(笑)。

実際に今の世界各国で発売される電気自動車で「バッテリー容量35.5kWhでEPA航続距離が約180キロ」というのはあり得ません。まぁそれを言うと「ホンダe」も同じように消えてしまいますけど。

マツダMX-30

売れた理由は電気自動車としての性能よりも、居住空間やデザインなどが評価されたようですが。

マツダMX-30

まぁヨーロッパであれば日本より充電設備に悩むことはないくらい充実していますし、自宅充電であればEPA航続距離が180キロ足らずでも日常生活では問題がないとも言えます。

さて今回のトラブルですが、

  • ブレーキランプの誤点灯
  • ヒルアシストの誤作動

この2点が主な改善点ですが、1点目の「ブレーキランプを踏んでいないのにブレーキランプが点灯してしまう」というのはそこまで危ないものではないでしょう。

ですが2点目の坂道発進をアシストする「ヒルアシスト」の方が問題で、雪道などで坂道発進をしようとブレーキを離すと車が急加速してしまう可能性があるという、こちらは一歩間違えば事故につながる可能性があり危ないです。

マツダMX-30

このトラブルをマツダは「ソフトウェアのアップデートで解決できる」としており、ここまでは問題がないのですが、なぜかこの「ソフトウェアアップデートをディーラーで実施する」と意味不明のことを言っています。

部品の交換が必要だというのならわかるのですが、「ソフトウェア」なのにオンラインでできないの?と思ってしまいますよね。。。

「MX-30」にはそもそも無線アップデートの機能が搭載されていないそうです。テスラなどに慣れてしまうと「(笑)」としか言いようがない残念な対応です。

更にタチが悪いのはこの「ユーザーをディーラーに来させてソフトウェアのアップデートを行う」というマツダの対応を冒頭に引用した記事などでは「テスラ方式」などと訳の分からないことを言っているのですから呆れます。

電気自動車の時代に「ディーラー」という存在自体が無意味になるという点については以前書いた記事がありますので、ご参照いただければと思います。

いつも言っていることですがテスラが先進的なのは別に電気自動車だけではありません。

テスラは「LFPバッテリー問題」をオンラインで解決

値下げしたテスラモデル3
片や「モデル3」で問題が指摘されていたテスラはこうです。

先日の「モデル3」について書いた記事でも「スタンダードレンジプラス」で使用されている「LFPバッテリー(コバルトを使用しないゆえ安価なバッテリー)」の問題について触れて、「スタンダードレンジプラスは買わない方がいい」と言ってしまいましたが、一瞬で解決してきました。

先日の記事でも言いましたが「LFPバッテリーそのものの問題」ではなく「BMS(バッテリーマネージメントシステム)の問題」によって、充電速度がおかしい、カタログ値より大幅に低い航続距離しか出ないというのが実際のところだったようです。

しかもこのアップデートを「OTAアップデート」、つまりオンラインでやってしまったのですから、モデル3のオーナーからすれば「ある朝起きたら急にモデル3がパワーアップしていた」という感じでしょう。

(わかりやすいように便宜的に「ソフトウェア」と言ってますが、走行にも関わる部分である「フォームウェア」も含んで書いています)

このスピード感、わざわざディーラー(テスラはディーラーを持たないのでサービススポットになりますが)まで行く手間もなく不具合が解消されるというのが21世紀の車らしい対応だと思います。

私自身も「LFPバッテリー」の問題さえ解消してくれるならモデル3のスタンダードレンジモデルが再び購入の候補に入ってきます。

衝撃の値下げ以降注文が殺到しているのか、現在「12週〜16週待ち」となっているので今から注文しても下手をすると納車が夏くらいになってしまうかもしれませんが。。。

やればやるほど「加齢臭」「オワコン」が漂う日本メーカー

老害のイメージ
今回のトラブル対応を見てもオンラインでサクッとバッテリー問題を解決したテスラに対し、「ソフトウェアアップデート」をユーザーにわざわざディーラーに来させるという悪い意味で旧来の車メーカーらしい対応をしてしまうマツダと新旧の車メーカーが対照的な対応となっています。

あえて「加齢臭」と過激な言葉を使っていますが、新しい企業であるテスラと比較するとどうしてもやることが古く見えてしまうのは否定できません。

私の個人的な主観が入ると広島県のメーカーであるマツダは地元である北海道の企業の次に批判したくないというのが本音なのですが、批判せざるを得ないというのは非常に残念なことです。

まぁ広島県出身とはいえ実際にPerfumeが過去に自動車メーカーのCMに出たのはメルセデスだけですから叩いてもいいかなと思い直しましたが(笑)。

「次の北米ツアーやる時はテスラがスポンサーしてくれないかなぁ」と一瞬思いましたが、テスラは広告を出さない企業ですので撤回します。

今回のマツダもそうですし、他にも電気自動車に対して全くやる気を見せないトヨタなどについて批判的な記事を書いたり、コメントを書くと「もっと日本にとってポジティブなことを書け」とか批判されているのをTwitterやYouTubeなどで見かけますが「反対にそうやって日本メーカーを甘やかすからいつまで経っても変わらないんじゃないの?」と私なら思います。

老害に苦しめられる若者のイメージ

日産・三菱以外マトモなEVを全く開発できていない、テスラなら当たり前であるオンラインでのソフトウェアアップデートもようやく「日産アリア」で初めて搭載されるというようにテスラやNIOなどの中国メーカーより遥かに遅れているのが現実です。

都合の悪い現実をあえて見ないように、都合の良い事実だけを過剰に強調して「日本すげぇ」と噴き上がったところでただのオナニーですよ。

気がついたら「世界トップクラスの自動車大国」から滑り落ちて、パソコンやスマホ、液晶テレビに続いてまたしても世界から遅れてしまわないように厳しいことを言い続ける必要があるのではないでしょうか?

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