「格安simよりキャリアがオワコン」って本当なの?【アフィリエイターの陰謀?】

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こんにちは、@kojisaitojpです。YouTubeやブログなどを見ているとやたらと「格安SIM」を絶賛する動画や記事を見かけるのに違和感がありました。

アフィリエイターとして月収100万200万と言っている人が「何で月々わずか数千円の違いで、キャリアをボロクソに罵って、格安SIMを絶賛するんだろう?」と前から思っていましたが、理由は単純「アフィリエイト」です。

スマホのように「月単位」での契約のものは、企業の側も長期的にユーザーから料金が取れるのでアフィリエイトの報酬も高くなっています。だから猛烈に煽っているブログなどが検索すると無限に出てきます。

利用した人が効果のあるアフィリエイトであれば私も宣伝する価値はあると思うのですが、効果が微妙なもの、コスパが良いと感じられないものを絶賛するような記事は書きたくないというのが本音です。

そこで今回はいくつかの格安SIMを取り上げてキャリアの料金と比較しながら、本当にアフィリエイターが絶賛するほどのコスパがあるのか検討してみます。

格安SIMとキャリアの違いとは?

格安simを使うイメージ
後で説明することの前提として「キャリア」と「格安SIM」の違いを理解している必要がありますので、まずそれぞれの定義を確認しておきます。

    MVNOは、「Mobile Virtual Network Operator」の略でMNOにVirtualという概念が加わった「仮想移動体通信事業者」のことです。 自社で回線網を持たずに、MNOから回線網を借りて通信サービスを提供しています。 簡単にいうと、格安SIMサービスを提供している事業者が、MVNOとなります。
    「楽天モバイル」より引用

MVNOというのが格安SIMを指すのですが、「自社で回線網を持たずに、MNOから回線網を借りて通信サービスを提供」という説明で全てが語れてしまいます。MNOが日本だとドコモ、au、ソフトバンクの「キャリア」を指します。

自社で回線を設置しなくても通信サービスを提供できるので、キャリアよりも割安の料金設定が可能であるのが安いと言われる理由です。

ただし問題は「借り物の回線」であるという点です。

格安simを使うイメージ

これがよく言われる「格安SIMのデメリット」です。

格安SIM(MVNO)は大手キャリアから回線の一部を間借りするシステムなので、大手キャリアよりも通信できる帯域は当然狭くなります。

その狭い帯域に同時に使いたい人が多く殺到しがちな昼休みの時間帯や夜ほどつながりにくくなり、速度は低下します。格安SIMで昼休みにYouTubeを見ようとしたら全然つながらなかったというような「速度に対する不満」はよく聞く話です。

狭い帯域を間借りしている以上仕方ないのですが(大手キャリアは広い帯域をフル活用できるから常に安定して速い)。

今日は速度などのスペック面よりも「料金」が中心ですので、この話はここまでにしておきますが、格安SIMのデメリットはしっかり認識しておいて方がいいでしょう。

キャリアの通信料は実は高くない?

iphone11のイメージ
まず最初に私が契約しているソフトバンクのプランを「キャリア」の比較例として挙げます。

ソフトバンク

音声SIM(50ギガ+カウントフリー)6500円+基本料980円
オプションかけ放題 1500円(今契約すると1800円)
割引 おうち割(ソフトバンクエアー) -1000円
みんな家族割          -2000円

月の料金は「6500円+980円」に仕事で使うのでかけ放題1500円プラスで8980円。

ただし「おうち割」と「みんな家族割」に加入しているので3000円マイナスで最終的に「5980円」です。

他の2回線は通話オプションをつけていないので「4480円」の契約が2回線、親に一台持たせているので更に1回線あります。

通話が必要であれば「5980円」、ほとんどがLINE通話などで間に合う人であれば「4480円」で契約できます。

端末は?と言われるでしょうが、以前はキャリアで買ってた時期もありましたが、iPhone11ProからはAppleでSIMフリー端末を買うようにしましたので、省略します。

というかYouTuberなどが「キャリアで契約するから月1万円以上取られる」的に煽っているのは「端末代」が入っているからです。先日も記事にしましたが、最近のiPhoneは高額になっているので、たとえ48回払いで契約しても、端末代が上乗せされるから高くなるというカラクリがあります。

だから私の場合は「まだキャリアで消耗しているの?」ではなく「まだ端末の分割払いで消耗しているの?」と言いたいところです。

これを言ってくれるYouTuberがいれば私もチャンネル登録をするのですが、残念ながらほぼ見たことがありません。キャリアという会社の悪口を言う方がインパクトがありますからね。

AppleStoreなどで一括で買うのは負担に感じるかもしれませんが、一回買えば2〜3年は問題なく使えるのが最近のiPhoneですので長期投資と思ってボーナスなどが出た時に思い切って買う方が結果的に得します。

また最新の機種にこだわらなければ、中古でかなり安く買えます。今ならiPhone12の前のiPhone11がかなりお買い得な価格に下がってきています。性能的にも大差はないです。私が前の記事で「12Pro買おうかなぁ」と呟いているのは常に端末を持っているのを人に見られる仕事だからです。要はただの見栄です(笑)。

端末の話はこの程度にして通信料の話に戻ります。先ほども言ったようにキャリアで契約しても通信料自体はそれほど高くないのですが、

    ただしこの料金は「家族割」として4回線契約していることによる割引、家にソフトバンクエアーを置いていることによる割引が入っての価格です。家族と同居している人や私のように仕事で複数の回線を使う人間であればいざ知らず、自分一人で4回線そろえる人はあまりいないかもしれません。

    とはいえソフトバンクはこの「家族」の定義がゆるいので、自分で複数契約するのもOK、同居していない遠方に住む家族でもOK、それどころか「同居の人」であればOKですので、籍を入れずに同棲している恋人もOK、ルームシェアとかLGBTの「パートナー」でも対象になります。

    4人集めるのは案外難しくないと思いますが、いかがでしょうか?

それでも「高い」と思いますか? 「まだキャリアなんかで消耗してるの?」とバカにされるでしょうか?

案外高額になるのが格安SIM?

LINEモバイルのイメージ
では格安SIMは本当に安いのかについていくつかの格安SIMを例に比較してみます。

Lineモバイル

音声SIM(12ギガ)・SNSフリー3480円
オプション10分かけ放題 880円

12ギガは多いと思う人もいるでしょうが、日常生活を思い浮かべてください。

私の場合だと予備校時代に教えた生徒が大学生だったりしますので、最近の若者のスマホ状況をある程度知っていますが、月末が近くなると「ギガ数足りない」ということを愚痴っている大学生や社会人は結構多いです。

私の場合はソフトバンクで「50ギガ+カウントフリー(SNSやYouTube、プライムビデオ、TVerなど)」のプランで(しかも3回線)、容量は常に余ってますので、会った時にデザリングで私の通信量を使わせてやることも多いです。

大学生や社会人になったばかりの若者ですと、安いので大抵は7ギガなどの容量の少ないプランを契約しているようですが、これでは一ヶ月持たないのが現実です。

スマホ代を安く抑えてモバイルWiFiを契約するという人も時々いますが、これが実は有害なことは以前の記事で説明しました。

ですので比較例としてはLINEモバイルでは、7ギガより多い12ギガ(これ以上のプランがなかったので)を例に挙げてみました。

OCNモバイルのイメージ

次はOCNモバイルです。

こちらは20ギガのプランがあるので、

OCNモバイル

音声SIM(20ギガ)4400円
オプション10分かけ放題 850円

LINEモバイルは12ギガ、OCNモバイルは20ギガと多少の違いはありますが、毎月の料金がLINEモバイル「4360円」、OCNモバイルが「5250円」です。通話のオプションを外せばもう少し安くなりますが、先ほどのソフトバンクのプランと大差がないような気がするのは私だけでしょうか?

もちろん細かく見れば月に1000〜1500円違いますが、年間でせいぜい12000〜18000円です。

私は個人事業主なのもあって「このくらいの違いなら経費で落とせばいいから、ソフトバンクのままでいいや」「50ギガのプラン契約しておけば容量不足になることは絶対にないから仕事に支障をきたすことがないし」と諦められる程度の金額です。

書き出すと何万字もの膨大な記事になるので省略しますが、ドコモやauを契約している場合でも多少の違いはあるものの、大体同じくらい(通話次第で4000円〜6000円)の価格で契約できます。

キャリアの欠点は、

家族割や家にネットがあることによる割引が大きいので、一人で契約すると割高

というところでしょうか。

反対に格安SIMの欠点は「データ通信量の大きいプランを契約するとキャリアと大差がなくなる」という点です。

実際に1ギガのプランで契約するとOCNモバイルでは「1180円」、LINEモバイルでは500メガですが「1100円」です。

どんなに安いプランを探してもキャリアでこの金額には絶対にならないので、通信量を減らせば格安SIMの方が安いと言えるようになりますが、今や1ギガなんて下手をすると1日でなくなってしまう量です。

節約したいから格安SIMを契約したのに、通信量が足りなすぎて結局モバイルWiFiを契約するなんて展開になったら本末転倒です。

「そうは言っても家族割組めるような家族や仲間いないしなぁ」と思ったとしても、まだ策があります。

キャリアは腐っても大企業です。特にauとソフトバンクは子会社に格安のサブブランドを用意していて、こちらだと一人で契約しても格安SIMに対抗できます。

それが「UQモバイル」と「ワイモバイル」です。

ワイモバイルとUQモバイルならあり?

ワイモバイルとUQモバイルはそれぞれソフトバンクとauの子会社になるので、自社回線を使っています。ですので正確には「MNO」に入りますが、キャリアの格安ブランドになります。

キャリアの格安ブランドを使うことのメリットは、

  • 通信速度が安定する
  • 通話量もキャリアに近い水準
  • LINEなどの年齢認証が使える
  • キャリア決済(かんたん決済やまとめて支払いなど)が使える

キャリアの回線を借りるのではなく、自社の回線を使うのですから当然のことですが、キャリアとほぼ同等のサービスが提供されます。

「通信速度の安定」というのは大きなメリットで、12:00〜13:00のように混雑する時間帯でもストレスなく回線が使えますので、YouTubeが見れなくて困るということはなくなります。

先ほどのLINEモバイルの場合は通信量が12ギガ(4460円)ですのでこれに最も近いワイモバイルのプランですと「スマホベーシックプランM(13ギガ)」になります。比較すると、

ワイモバイル

スマホベーシックプランM(12ギガ)3680円(10分かけ放題込み)
オプションかけ放題(時間・回数無制限) 1000円

10分かけ放題付きで3680円とこの時点でLINEモバイルより安いです。時間・回数無制限のかけ放題をつけても4680円と、10分だけ無料の制限がつくLINEモバイルとの差はたったの200円です。その程度の差で大手キャリアの安定した回線が使えます。

最近20ギガの新プランが発表されてますので、これとOCNモバイルを比較してみます。

ワイモバイル

シンプル20プラン(20ギガ)4480円(10分かけ放題込み)
オプションかけ放題(時間・回数無制限) 1000円

10分までのかけ放題込みで4480円ですとかけ放題が別料金のOCNモバイルが「4400+850=5250円」となり、むしろ格安SIMの方が割高になります。ワイモバイルに1000円加算して5480円払うと「時間・回数無制限」の通話が可能になります。

これがUQモバイルの場合ですと、

UQモバイル

シンプル20プラン(20ギガ)3980円(通話は有料)
オプション 通話パック (60分/月)    500円
かけ放題 (10分/回) 700円
かけ放題(時間・回数無制限) 1700円

月60分の無料通話をつけて4480円、10分のかけ放題をつけて4680円です。やはり先ほどのOCNモバイルよりお得です。

通話には若干の違いがあり、

  • ワイモバイルは10分無料
  • UQモバイルは500円のオプションで「月60分無料」

以前はUQモバイルも「一回5分まで無料」か「月に60分まで無料」という通話のサービスが無料でついていたのですが、現在はオプションとして別途料金を取るようになりました。

ですので「通話」という要素を加味すると、無料で10分までの通話をつけてくれるワイモバイルの方がお得になりました。

それもあってこのブログでは推奨をワイモバイル一択にします。

電波についても以前はソフトバンク系は「電波が弱い」と言われていましたが、現在はよほどの山奥などの辺鄙なところに行かない限りはドコモ・auと大差はありません

人口が多いエリアに集中的にアンテナを立てる方針なのがソフトバンク、日本中のどんな場所でも電波が入るようにアンテナを張り巡らせるドコモとの経営方針の違いです。

私は電波が最低最悪だったボーダフォン時代から15年以上このグループとは契約していて以前は電波が弱くて困った時期もありましたが、この5年くらいで格段に電波が良くなったような気がします。

MNOなので子会社のワイモバイルにも全く同じ電波を割り振っていますので心配無用です。私が「携帯乞食」をやっていた時代の契約で今も手元にワイモバイルのSIMが残っていますが、デュアルSIM端末にソフトバンクと両方挿して行動すると、なぜかワイモバイルの方が電波が良い場所すら結構見つかります。

まとめ

iPhone12のイメージ
実際に料金を比較すると実は格安SIMもキャリアも大差がない、それどころか通信量が増えてくると格安SIMの方が割高になるケースすらあります。

キャリアが格安SIMに対抗して出したUQモバイルやワイモバイルのようなキャリアのサブブランドは、格安SIMの欠点が解消されていますので、ある意味最強かもしれません。

ですので私にはYouTuberやブロガーが「格安SIMを使わない奴は情弱」「まだキャリアなんか契約して消耗してるの?」と煽ってくる意味がわかりません。

いや正確に言うと「自分のアフィリエイト収入増やしたいから煽ってるだけか」と思ってしまいます。

自分の契約している回線を例に説明したのでソフトバンク系ばかりの話になってしまいましたが、同じような記事をドコモベースでもauベースでも書けますのでもし機会があれば書きます(携帯乞食をやっていた当時なら正確な料金を把握していたのですが、今は辞めて結構経つので各々について調べるのは面倒ですが)。

いずれにせよ「有名YouTuberが言っているから正しい」「色んなブログに書いてあるから正しい」などということはありません。情報というのは結局のところ「書いている本人の価値観や意図」が反映されるものですので、客観的な記事などというものは存在しませんし、偉い人が言ったから正しいなどという理屈も成立しません。

ネット社会になって、必要に応じて自分で情報を集めて検討する能力が以前よりも求められることは間違いないようです。

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