クラウドファンディングとその先に見据えるものを紹介【事務所は3Dプリンター住宅、EVは太陽光で自給自足】
こんにちは、@kojisaitojpです。昨日は私の「EVと再エネプロジェクト」の第一弾として「EV専門のカーシェア・サブスク・販売事業」のクラウドファンディングについて紹介しましたが、今日もその補足説明になります。
法人化したらこの補助金も使えるかな?https://t.co/7wQVVXxyD9
— saito koji@突然ですがクラファンにチャレンジします (@kojisaitojp) May 14, 2022
タイミングが悪いのは私がプロジェクトを完成させ、審査に合格した後にこの補助金の話を見つけたことです。
まぁ基本的には「ソーラーカーポート・蓄電池・充電器」を設置した環境にEVを持ち込んで「カーシェア・サブスク・販売」を行うことは変わりませんが。ただ補助金の対象となるためには「法人」であることが必須のようで、まずは合同会社でも株式会社でもいいので法人化する必要が出てきました。
厳密にはプロジェクトの方には「事業が軌道に乗ったら法人化」と書いてしまいましたので、「先に法人化してから事業開始」の流れになる点は変更になりますが。
ですが一旦公開したプロジェクトの修正は必ず審査が入るのでこのまま掲載を続けます。
プロジェクトページはこちらになります。これはしつこく貼らせてもらいます。
100%再生可能エネルギーで提供するEV専門のカーシェア・サブスク事業
100%再生可能エネルギー使用・電気自動車(BEV)専門のカーシェア・サブスク(リース)のお店を開業します。多くの人にとって未知の存在であるEVに気軽にアクセスできる機会を創出します。EVに触れる機会がない層、特に若者層を対象に購入アドバイスも行い、古物商許可が取れ次第中古EVの販売も行います。
既に数人の方から支援をいただいたようで本当にありがたい限りです。
「大口叩いたのに誰も来ない」という事態は回避できたようです(笑)。とはいえ目標には程遠いので今後も積極的に情報発信してPRしていきたいと思います。
今日は「クラウドファンディングで実現したいもの」の解説として、冒頭の国からの補助金を例に解説したいと思います。
目次
「複数台の外部給電可能なEV」「太陽光パネル」「蓄電池」「充電器」がでSDGsな会社を実現
冒頭で引用した「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(再エネ×電動車の同時導入による脱炭素型カーシェア・防災拠点化促進事業)」ですが、私がクラウドファンディングで披露した構想にばっちり噛み合うものなので少し語ります。
ただし補助金の対象となるにはいくつか条件があって、
- 応募できるのは法人に限る
- 申請車両(外部給電可能なEV)は、複数台の導入を行うこと
- 申請車両の走行に よる想定年間消費電力量をまかなえる容量以上を、カーシェア事業を実施する拠点に導入
もちろん細かい条件は他にも色々ありますが、現在私が行なっているクラウドファンディングの内容に関連するのはこの辺りです。
「EVの充電を発電した再エネで賄う」という条件もあるので蓄電池の設置も必須になります。
また「外部給電」は「防災」という観点で求められており、補助金の対象となるためには「当該自治体と災害時の電力供給についての協定を結ぶ」ことが必須になるようです。
国産EV、例えば日産「リーフ」やマツダ「MX-30」、三菱「アイミーブ」などの場合は「パワームーバー」という器具を用意すれば最大1500Wの出力を持つ「AC100W」のコンセントが登場します。リーフの場合は「Leaf to 100V」という専用の器具でも外部給電可能です。
このような「外部給電」が可能なEVを複数台用意するカーシェア事業者であれば補助金申請の対象になるようです。
私が個人的に推奨するのは「100Vコンセント」があるEVですが、コンセントを搭載したBEV(PHEVは除外)はヒョンデ「IONIQ5」と「ホンダe」位しかありません。
ですので私が以前から精力的におすすめEVとして取り上げているヒョンデ「IONIQ5」は「防災」という観点からも最強の一台なのです。
決して私が個人の趣味で「乗りたい」と言ってるわけでもなく、実は「IONIQ5」を会社の車両として提供すると「カーシェアでEVを体験してもらう」以外にも「災害時の電源供給で地域住民の役に立てる」というメリットがあります。
だからこその補助金なのかな?と思うところです。
車内のコンセントからでもいいですし、このように付属のアダプターを付けるだけで100Vコンセントになりますので、私も以前自分でドライヤーを使ってみる動画をアップしたことがあります。
ちなみに輸入車の中ではこのヒョンデ「IONIQ5」が唯一の外部給電可能なEVになります。日本の独自規格である「V2H(Vehicle to home)にも対応するのですから優秀です。
以前からウインカーが右側に変更されている点には触れていますが、V2Hにも対応するのはヒョンデが日本市場に対して真剣に向き合っている証拠です。
「OSがアップデートされない」ことを以前痛烈に批判した「ホンダe」も「外部給電」という意味ではコンセントがあるので使いやすいです。
「電力の自給自足」「住民の足としてのカーシェア」「災害時の電源供給」と私が構想してることとほとんど重なる補助金を発見したので「自分のプロジェクトについて解説するいい例になる」と思い取り上げてみました。
ここまでが現時点でプロジェクトに掲載してる内容です。
ですが話はここで終わりません。
この計画に「3Dプリンター住宅(事務所)」を追加したいのが本音
基本的にクラウドファンディングのプロジェクトの中で未来のプランを語ることは「実現可能性が見えないものは語るな」と怒られてしまいますので、自分のブログの方で展開するだけです。
「不確実な未来の話なんかして何になるの?」と意地の悪い人は言うかもしれません。
ですが未来のプランを語ることを通して「初動はこんなプロジェクトでも軌道に乗せて成長すればこんな可能性が広がる」ということを知っていただくことによって始まったばかりのプロジェクトへの支援をお願いしたいという思いもあるので語ります。
それがこれまで述べてきた「ソーラーカーポート(太陽光発電)・蓄電池付きの駐車場」に追加して「3Dプリンター住宅」を事務所にしてしまおうという構想です。
こちらの3Dプリンター住宅は「セレンディクスパートナーズ」というスタートアップ企業が2023年からの実用化を目指している3Dプリンター住宅のモデルです。
これについては以前もブログで解説してますのでこちらもご参照いただければと思います。
3Dプリンター住宅が未来を変える?【低コスト・日本でも実用化目前】
以前からこのブログでも取り上げてきた「3Dプリンター住宅」が日本でもいよいよ現実のものとなってきました。現在は10㎡の小屋レベルですが、2022年秋以降は50㎡以上の本格的な住宅も製作する予定で、セメントや木材などの資源価格の高騰、職人の高齢化など日本の建築業界を変える可能性を秘めたプロジェクトがすぐ目の前です。
2022年現在だとまだ10平方メートルの小屋のようなものしかありませんが、これもグランピングや仮設住宅としてこの夏から売り出す予定のようです。
それと太陽光やEVと何の関係があるのか?と思うかもしれませんが、関係あります。
「SDGs」という大枠でくくれてしまう話ですが、3Dプリンター住宅は「廃材がほとんど出ないことによって資源価格の高騰対策になる」「職人の高齢化によって人材難に陥っている建築業界の救世主になる」というのが大きなメリットです。
「ESG投資」「SDGs」で世界から見放される日本?【EVがハイブリッド?・再エネが原発?】
今日は「ESG投資」とその指標でもある「SDGs」について説明します。環境や人権などに配慮した適切な企業運営ができているか世界から厳しい目に晒されるので「ハイブリッドもEVだ」とか「二酸化炭素出ないから原発推進」のような頓珍漢なことを言っていると世界の投資マネーが逃げていき、日本が世界から見放されることにつながります。
実は建設業界のSDGsが「3Dプリンター住宅」の可能性も?
「SDGs」は「Sustainable development goals(持続可能な開発目標)」の略ですが、別にEVシフトや再エネシフトのような環境問題だけの話ではなく、「貧困をなくそう」「人種・ジェンダー間の不平等を無くそう」など「人類がいかに幸福な生活を送りながら経済成長しようか?」という目標です。
「貧困を無くそう」や「住み続けられる街づくり」という観点からは「住宅」というのも重要なテーマとなります。
しかし現実は「家を建てるために35年ローンを組んで働きたくもない会社で渋々働く」のような形態が日本では常態化しています。
いや、最近では「住宅価格の高騰」でそれすら困難になっているかもしれません。
特に「資源価格の高騰」はコロナ以降のインフレから始まり、最近のロシア・ウクライナの戦争で更にヒートアップしている重要な問題で、日本のように輸入に頼る国ではコンクリート用のセメントや木造住宅用の木材などの資源価格がものすごい勢いで上がっています。
気がついたら「人々が息苦しさを感じる社会」になっていると感じるのは私だけではないと思います。
建設業界を襲う資材高騰の危機、木材もセメントも鋼材も足りない?
新型コロナウイルスによる供給網の混乱に、ロシアのウクライナ侵攻がきっかけとなった燃料や原料の不足問題など、建設業界がこれまでにない危機に襲われています。値上げに追い込まれた建材・設備メーカー。供給網を安定させるためにデジタルトランスフォーメーション(DX)による変革を急ぐ企業も少なくありません。
特にロシアからの輸入に頼っていたセメントは悲惨なことになっているようです。
このような状況で「建築資材の8割が廃材となる」従来の工法とは全く違う、3Dプリンターを用いた新しい工法だと資材のロスをほとんど抑えることができる、機械が中心なので高齢化で人材難と言われる職人も不要、それによって「建築費を大幅に抑えることができる」のが最大のメリットです。
動画の中でも述べられてますが、現在完成した10平方メートルの試作品が300万円、2023年から発売予定の50平方メートル以上の住宅は500万円で提供するとのことです。
これを住宅と考えても魅力ですし、私のように資金のない状態で会社を立ち上げようと画策してる人間にも魅力です。
事務所となる建物・ソーラーカーポートに充電設備まで用意した敷地を都心で用意するにはこれだけで数千万の投資が必要になりますが、郊外のただ同然の土地なら数百万あればできてしまいます。
そうすると「この10平方メートルの建物を事務所として起業というのもありだな」と思う次第です。
「夢ばかり語るな!」と説教してくる人はいそうですが、それほど夢物語でもないのでは?と思うのは私だけでしょうか?
「EVシフト・再エネシフト」の先には「ロボタクシー」や「3Dプリンター住宅」の未来が?
まぁそうは言っても「現実離れしてる」とか「そんなど田舎に施設を作ってもどうせ誰も来ない」などと批判する人はいることでしょう。
3Dプリンター住宅を開発するセレンディクスパートナーズの代表も先ほどの動画で「政令指定都市から90分離れれば、日本にはいくらでも土地があります」と言ってましたが、例えば自動運転で「都心から90分位の通勤が苦ではなくなる時代」と「郊外の安い土地に格安で建築する3Dプリンター住宅」がリンクしてるようです。
(セレンディクスパートナーズでは「空飛ぶ自動車」をイメージしてるようでしたが、これが自動運転のEVでも同じことだと思います)
だからこそ私もクラウドファンディングも活用して「一年でも早くEVと再エネを活用するビジネスを始めないと」と思った次第です。
「自動運転」とか「空飛ぶ自動車」とか言うと「何十年先の話だよ」と叩かれるかもしれませんが、既にアメリカではテスラが着々と実行しており、ベータ版のFSD(FullSelfDriving)の使用を許可されているユーザーから日々動画が上がってきますが、既に自動運転はこのレベルまで来てます。
Robots are already walking among us @elonmusk pic.twitter.com/HSuDDuGwvQ
— Whole Mars Catalog (@WholeMarsBlog) May 15, 2022
イーロンマスクは先日「2025年からロボタクシー用のハンドルのない車両を生産する」「2030年には世界で2000万台販売する」と豪語してますが、「そんなものが2030年に普及するはずがない」と思いますか?
まぁ2030年だと私も個人的にどうかなと思いますが、2040年だったらどうでしょう?
「変わらねぇんだよ!」と思います? でも20年後のことなんて誰もわからないですよ。
今から20年前、2002年だとさすがに携帯電話(まだガラケー)を持ってない人を探すのが難しくなってますが、25年前の1997年だと携帯電話を持っている人の方が少数派だったかと思います。
私も大学生だったのでPHSが無料で配られてるのをもらってようやく手にした位の時期です。
この頃のインターネットは「大学のパソコンルーム(なぜか私の大学は24時間営業でしたが)で使う」か少し動きが早い大学生で「自宅の電話線を抜いてインターネット用のプラグを挿す」段階でした。
20年25年というのはこの位の変化が生まれる時間です。
自宅でスマホ(かその時代の通信手段)でロボタクシーを呼ぶと自宅の前まで来てくれて目的地へ「Door to Door」で移動。
そんな日はそう遠くない未来のように思えますがいかがでしょうか?
私自身に引きつけていえば「当初はカーシェアとEVの販売がメインのビジネスになるけど、長期的にはロボタクシーを導入してタクシー会社のような業務になるかもな」まで夢想してます。
話がかなり飛躍しましたが、その第一歩を踏み出すためにクラウドファンディングで支援をお願いしています。私の理念に少しでも共感していただけるならぜひご協力をお願いいたします。
100%再生可能エネルギーで提供するEV専門のカーシェア・サブスク事業
100%再生可能エネルギー使用・電気自動車(BEV)専門のカーシェア・サブスク(リース)のお店を開業します。多くの人にとって未知の存在であるEVに気軽にアクセスできる機会を創出します。EVに触れる機会がない層、特に若者層を対象に購入アドバイスも行い、古物商許可が取れ次第中古EVの販売も行います。
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