テスラの驚異の売り上げ台数から感じるEV化の勢いとは?

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こんばんは、@kojisaitojpです。年末年始が入っている関係で毎月取り上げる世界各国のEV化率の統計などはまだ出ていませんが、その前にテスラから衝撃の数字が出てきました。

この数字見て何を感じるでしょうか?

「ついに100万台近く売れるようになった」と脅威を感じるのか?

「たったの100万台位でドヤるな。1000万台売ってからドヤれ」とバカにするのか?

先に出しますが、これが株式市場の反応です。

もちろんこれに対しても「さすがはテスラ」と感じる人もいれば「株価なんて実態を反映しないインチキだ」と叫ぶ人もいることでしょう。

というわけで今日は話題にするとなぜかヒステリックに怒り出す人も多い「テスラ」が発表した2021年の売り上げ台数から感じる世界のEV化の流れについて考えてみます。

半導体不足でも前年比87%増のテスラの販売台数

テスラストア・フランクフルトのモデルY
ちょうどいいツイートがあったのでそのまま引用しますが、これがテスラのこの10年の売り上げ台数の推移です。

一昨年2020年が約50万台だったのと比較すると約94万台の2021年は87%販売増です。

テスラのことを自動車メーカーと言ってしまうのは私は間違いだと思う立場ですが、他の自動車メーカーで前年比87%販売台数を増やせるメーカーはいるでしょうか? 

世界の自動車販売ランキング2019

手元にあった2019年のランキングで見るとスバルが約100万台ですから既に肩を並べる水準です。

あるいは2021年は世界の自動車メーカー各社が半導体不足によって工場の操業停止などもありましたのでもっと少ないかもしれません。

その中でテスラは既にEVのみの販売台数でスバルに迫る水準まで来ました。

しかもこの数字が驚異なのは「新型のモデルSやモデルXがほとんど含まれていない」という点です。

テスラの車種別販売台数

実際にテスラではモデルSとモデルXの生産が遅れていて、本国アメリカでも2021年中に納車できた台数がごくわずかでした。

テスラストア・フランクフルトのモデル3

つまり2021年の約94万台という数字は実質モデル3とモデルYだけで叩き出した数字です。

何十という車種を出すのが当たり前の自動車業界でこの事実だけを見ても驚異です。

世界中にEVへの抵抗勢力がいる中でのテスラの偉業

ヒースロー空港のモデルS
などという話をしても「テスラなんて品質もアフターサービスもクソなんだよ!」「売れてるのは今だけでそのうち落ちる」などと根拠なく言い出す方々が現れますが。

なぜか日本だとこのようなニュースばかり大げさに報道される傾向があります。

「年間生産台数に匹敵」などと報道されるととてつもない台数のようにも思えますが、自動車メーカーがリコールを出す時はこの位の台数になることはよくあることです。

これはホンダのリコールの例ですが台数で見てもテスラとは規模が違います。

しかも「ボンネットの不具合」とはいうものの「テスラはこのリコールに関連した衝突や負傷、死亡事故は把握していない」とあり、事故が起きる前にきちんと対応してるのになぜか日本では「テスラの品質ガー」と張り切って攻撃を始める人々が現れます。

テスラユーザーではない私でも「なぜテスラの悪いニュースだけ大きく報じられるんだろう?」という疑問は以前から感じています。

まぁこの手の攻撃は日本だけではありませんが。こんな例もあります。

ギガファクトリーベルリンについては昨年の段階で私のブログでもプレオープンの際に公開された最新の技術などを取り上げましたが、実はまだ稼働してません。

というか稼働寸前まで来ると「環境保護団体」とか「自動車業界」などから次から次へとケチをつけられて邪魔されているというべきでしょうか。

よく「EV化はドイツ勢の日本潰しの陰謀だ」のような言い方をする人が日本では見られますが、ドイツでもEV化に抵抗する勢力はそれなりに力があって、テスラ・ギガファクトリーベルリンの開業を妨害したり、EV化を推し進めるフォルクスワーゲンのディースCEOを解任しようという動きがあったりとなかなかカオスです。

結局解任は阻止したようですが、以前よりも権限が縮小されるようです。

労働組合から「EV化を進めると雇用が減少する」とか「EV化が性急すぎる」などと猛烈に批判されたようですが、日本にもそんなこと言ってるメーカーありましたよね。

トヨタのEV発表会と社長

「自動車業界550万人の雇用が失われる」などと少し前に言ってたような気がしますけど(笑)。

まぁそれは置いておいてもドイツでもEV化に抵抗する勢力はそれなりにいるわけで、決して「ドイツ勢が一枚岩となって日本メーカーを潰しに来てる」なんてデタラメもいいところです。

ドイツ勢からすればEV化競争での真のライバルはテスラであり、BYDやNIO、Xpengなどの中国勢です。正直日本勢なんて視界にも入ってないと思うんですが「EV化は日本潰しだ」と日々ツイッターなどで叫んでいる人を見かけるのは「自意識過剰」以外の何ものでもないと思うのは私だけでしょうか?

よくたとえに使いますがロクに女性にモテもしないダサい男が「俺ってモテるんだ」と言ってるのと変わらないと思います(笑)。

2022年は150〜200万台も視野のテスラと無知な日本人

テスラストア・パリマドレーヌ
ツッコミどころ満載で引用するのもアホらしいと思いますが、それなりにフォロワーを中心に「いいね」をいただいたので引用してみます。

基本的にテスラを何がなんでも罵ろう(論理的に根拠のある「批判」は別です)とするような知的水準の低い人々を相手にする気はないのですが、こういうレベルになるともう誹謗中傷のレベルですよね。

デザインを批判するのは自由ですが、テスラのデザイナーは元マツダの方だということを知ってるのでしょうか?

「内装がしょぼい」というのはテスラ以外でも外車でよく言われることですが、おそらく念頭にあるモデル3は「大衆車」です。大衆車の内装に何を期待してるのでしょう?

無駄を一切省いたシンプルな内装は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、無駄にごちゃごちゃと不要な装備を盛り込んだ日本車に違和感を感じる私には「これで十分では?」と思うところです。

「ホンダe」の内装

これはホンダeの内装ですが、あれもこれもと盛り込み過ぎた内装は反対に「その装備要らないから省いて安くしてくれ」と思ったりもます。

まぁ私がそんなことを言うと「文系のくせに」とか言いそうですけどね。実際に私のところにもEVの話で何か言うたびに「文系脳」などと罵ったクソコメがくることがあります。

そういう輩には「私立文系文学部卒で何か文句ある?」と言い返しますけどね。こちらは私立文系であること文学部卒であることをむしろ誇りに思ってますので。

ついでに言えば「大企業に依存しない個人事業主」という生き方にも誇りを持ってます。

まぁ「文系・理系などという区分こそが不毛」というのは以前の記事で論じたことがありますので、気が向けば読んでいただければと思いますが。

一応私も教育者の端くれなので現場で生徒に接してると「文系だろうが理系だろうがバカはバカ、まともな奴はまとも」という実例を無限に見てきています。

まぁ知的水準の低い人間にあれこれ言う気もないのでこの話はこの程度にしておきましょう。文字数の無駄です。

それより前を見ましょう。現実はこれです。

2021年は生産台数の限界から約94万台の売り上げにとどまったテスラ(そのせいで新型のモデルSやモデルXはロクに納車もされていない)ですが、2022年はベルリンやテキサスの新しいギガファクトリーが稼働し、上海工場も大幅に生産能力が拡大します。

モデルYの料金表

これはドイツのテスラストアで撮ったものですが、2021年11月時点で納車が2022年以降と言われている「モデルY・パフォーマンス」などもギガベルリンが稼働し生産体制が整えば待たされることなく購入できるようになります。

生産体制が整い納車までの期間が短縮されればキャンセルの件数も当然減ることになりますので2022年のテスラの売り上げ台数は更に増えることでしょう。

世界の自動車販売ランキング2019

もう一度ランキングを引用しますが、2021年の売り上げ台数の50%増しで約150万台に到達しマツダも抜かれます。

仮に100%増しで売れようものなら200万台近くが見えてきて次のターゲットであるBMWにも迫ってきます。

このような予想を「机上の空論だ」「文系脳」と罵るのは自由ですが、

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