iPhone12は買うべきか?待つべきか?【結構オススメ】
こんにちは、@kojisaitojpです。例年より1ヶ月遅れでiPhone12シリーズが発売されました。
こんにちは、5G。最もパワフルなiPhone、登場。
— Apple (@Apple) October 16, 2020
結論を先に言うとすでにiPhone11シリーズ(特にProとProMax)を持っているならあえて手を出す必要はない、それ以前のiPhoneユーザーは買い換えるべきという感じです。
私はiPhone11proを使っているので現時点では不要ですが、案外コスパが良いので香港版のデュアルsim端末であれば、年明け以降自由に香港に行けるようになったら買いに行ってもいいかなという見解です。
香港のApple Storeで買うならいいのですが、並行輸入の業者に高いマージンを払ってまで買う価値はないという判断です。
などと言うと「技適は?」と攻撃してくる人がいるのですが、技適は問題なくクリアできます。疑うなら以下のリンクを参照してください。
→技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
ただ私の自宅の近辺に5Gが来るのは当分先のようなので、どこまで意味があるかはわかりませんが、ガジェット好きの興味本位で手を出すかもしれません。
それぞれのモデルの細かい説明については、スマホマニアの方々がブログやYoutubeなどで熱く語ってくれるのでそっちに任せて、私のブログではそういうマニアックな視点よりも簡単な説明にとどめておきます。
スペックよりもデザインでiPhoneを買うという方が一般的でしょうし。
目次
意外にコスパの良いiPhone12シリーズ
ネット上ではスマホにこだわりがある人ほど「iPhoneなんか買う奴は情弱」などと嘲笑されることも多かったiPhoneですが、今回はちょっと違うかと思います。
まずスペック表を掲載してみます。
大雑把に特徴をまとめると、
- 無印モデルがハイスペックに
- Proモデルは割安に
- 全モデル5G対応(ただしsub6)
- 意外とバッテリーの持ちを重視?
5Gについては現時点では不要かと思います。5Gには「ミリ波(超高速)」と「Sub6(4Gよりは高速)」があり、今回のiPhone12シリーズは「Sub6(4Gよりは高速)」にしか対応してません(アメリカ版を除く)。
しかも冷静に考えて5Gの電波がほどんと普及していませんので、来るエリアに住んでいない限りは全く意味がないでしょう。
それよりコスト面に注目すべきでしょう。無印モデルはかなりハイスペックになっているのにちょっとだけしか価格が上がってない、Proモデルでは値下げ(しかもストレージの容量アップ)ですから、コスト面で「Apple=高い」というイメージを変えてきたのが最も強調すべき点です。
また最新のA14チップの特徴は、処理能力はほどほど(Antutuで50万点台、Androidのハイスペックモデルなら60万点超え)で、省電力性を重視したのではと言われています。
というのも全てのモデルが60HZ(リフレッシュレート)の有機ディスプレイ(1秒間に60回画面が書き変わる)で、Samsungのハイスペックスマホ「Galaxy note 20 Ultra」が120HZなのと比較すると低スペックなのですが、その分電力の消費量は少なくて済みます。
バッテリーが持たないのがiPhoneの欠点でした。私の日常生活でも1日外出するとiPhone11Proは電池切れ寸前、Mate 10 Pro(Huawei)は半分くらいの残量で返ってくることが多かったのですが、iPhone12シリーズはバッテリーの持ちが良いようです。
ちなみによほどのスマホマニアでないと60回と120回の違いには気づきません。気にするポイントではありません。
以下ではそれぞれのモデルについて簡単に特徴を説明します。
一般的にはiPhone12がオススメ
iPhone11を既に使用している方だと悩むところですが、iPhoneXやiPhoneXS、iPhone8などを使用している人は迷わず乗り換えた方が良いモデルが無印のiPhone12です。
これまでの液晶ディスプレイが有機ELディスプレイ採用、解像度もiPhone11の「1792×828」から「2340×1080」へ大幅にパワーアップ、しかもiPhone11が194gとスマホ全体の中でも重い方だったのに対し、iPhone12は162gと大幅に軽量化されています。
軽量化されていてもワイヤレス充電は搭載されてますし、Appleの発表ではバッテリーの持ちも大幅に改善されているとのことです。
更に「Ceramic Shield」という、ほとんどの金属よりも硬い、ナノセラミッククリスタルをガラスに組み込んで作ったことにより従来の4倍の強度で、落としても画面が割れにくいという特徴もあります。
これまでの廉価版モデルだったiPhoneXRや無印のiPhone11の欠点を補い、コスト面でも無印のiPhone11からたったの1万円くらいの違いですので、iPhone12に買い換えるメリットは大です。
後で説明するカメラの違いにこだわりのないユーザーであれば、無印のiPhone12が最もオススメできるモデルになります。
旧iPhoneSE好きはiPhone12miniがオススメ
今回の密かな注目はiPhone12miniかと思います。
サイズが春先に発売されたiPhoneSEより小さく、一部のユーザーには大人気だった旧型のiPhoneSEより少し大きいだけのコンパクトなサイズは、今でもこだわりがあって旧型のiPhoneSEを使用しているユーザーの買い替え需要を生み出す可能性が高いです。
今回のiPhone12シリーズ共通ですが、iPhone6時代から続いた曲面的なデザインではなく、懐かしのiPhone5sや旧型のiPhoneSEのような平面的なデザインとなった点も古き良きiPhoneのデザインを思い出させるもので魅力的です。
重さも133gとワイヤレス充電対応であることを考えると非常に軽量で、持ちやすさも魅力です。
あまりに軽いので「バッテリーの容量は大丈夫なの?」と感じてしまう点が不安材料(発売は11月なのでレビューもない)、画面も5.4インチと小さいので情報量が少ないのは気になりますが、旧型のiPhoneSEのデザインにこだわって使い続けていた人はぜひ買い換えるべきモデルと言えます。
大画面はiPadやパソコンで十分、スマホは小さくて持ちやすい方が良いと割り切れる人はiPhone12mini一択になるかと思います。
iPhone12proとMaxは用途に応じて判断
Proシリーズの特徴はメモリが6ギガになっている(その分画面が固まらない)、LiDARスキャナ搭載(ipadpro2020同様)のカメラです。
カメラの性能が高いのがProシリーズの特徴ですが、今回も無印とは違い3眼レンズ(超広角・広角・望遠)で、今回はLiDARスキャナは、赤外線を使い奥行きを計測するセンサーで、カメラを向けた範囲の奥行き、つまり三次元形状を高精度で把握できることで、現実と仮想を重ねるARアプリが高速に、高精度になるのが効果のひとつです。
それ以外にも将来的には車の自動運転などに活用できるとか、NASA(米航空宇宙局)が次の火星着陸ミッションでも使用すると言われていますが、今の時点では遠い未来の話なので無視していいでしょう。
車の自動運転が可能になるのは5Gの更に次の6Gでは?と言われているくらいなので、まだまだ5〜10年先の話です。
さらに従来のカメラでは難しかった暗い場所のオートフォーカスが6倍速くなったり、暗所撮影時でも背景を綺麗にボケさせるナイトモードでポートレートが使えるなど、写真撮影にも威力を発揮します。
また12ProMaxには広角(標準)カメラに1.7㎛ピクセルの大きなセンサ(Proは1.4μm)、センサーシフト手ブレ補正、望遠が2.5倍 (Proは2倍)など、更にグレードアップしています。
ここが最も大きなProシリーズの特徴ですので、カメラにこだわりがなければ無印のiPhone12の方がコスト的にはオススメです。
個人的には背面が無光沢ガラスとなっていて質感が高い点も魅力を感じます。
ケースをつけてしまえばわからないと言われますが、私の場合はなるべくサイズが大きくならない持ちやすさ、元のデザインを損ないたくないというこだわりがあるので、「ヌードプロテクト」という加工だけしてケースは使用せず使っています。
きれいな色してるだろ。ウソみたいだろ。コーティングしてあるんだぜ。これで。#iPhone12Pro #iPhone12#スマホコーティング pic.twitter.com/imrErd0xeb
— 【公式】スマホプロテクト加工専門店G.T.K. 【名古屋・銀座】 (@nudeprotect) October 23, 2020
加工した状態でこれですからなかなか驚異です。ただiPhone11Proの場合は、Appleのリンゴマークが消えてしまう加工だったので、リンゴマークが見えるiPhone12Proの加工には魅力を感じます。
スペック厨以外はiPhone12シリーズへ
現在のスマホ市場を一言で語ると、「スペックにこだわるならSansungかHuawei、コスパならOppoなどその他の中国スマホ、一般的にはiPhone」と言ってしまえば話が終わってしまいます。
SamsungやHuaweiは、機種展開が豊富で、低スペック・低価格のスマホも展開していますが、日本市場で主に売られるのは「Sumsung Galaxy Note20 Ultra」や「Huawei mate30 pro」などの超ハイスペックなスマホです(Huaweiは最新の「Mate 40 pro」を発表してますが、日本での発売は未定)。
スペック厨の方々が強調する「Antutu60万点以上」のスコア、「120HZの有機EL」「8ギガ以上のメモリ」などの性能は正直言って日常生活で普通にスマホを使う限りではほぼ不要です。
「デュアルSim」は私のようにプライベート・ビジネス・通信用とSimカードを使い分けている人間には必要ですが、通常は不要かもしれません。
ただしハイスペックなスマホには「バッテリーが持たない」という致命的な欠点があります。今回バッテリーの持ちを改善したiPhone12シリーズはそういう意味でも魅力です。
「誰がこういう高性能求めるの?」「その高性能あって何の得になるの?」的な謎のハイスペックで高価格の商品を出すのは、以前は日本の家電メーカーなどに見られる特徴でした。
個人的にはその「高付加価値・高価格」という戦略が日本の家電メーカーの衰退につながった(単純に高いから誰も買わない)と思ってますが。認めたくない人は多いでしょうが、今や海外旅行に行って泊まったホテルのテレビは大半がSamsungやLGです。私が泊まるマリオット系のそれなりのグレードのホテルでさえそうなのでから安いホテルだと何をか言わんやです。
そうなるとスペック厨などの一部のユーザーを無視した「最大公約数」的なスマホを出すことにかけてAppleにかなうメーカーがないのが現状です。
一部ではGoogle Pixelを推す人もいるようですが、正直メリットが「安い」以外見当たりません。本日のテーマではないのでこれ以上は触れませんが。
iPhone12シリーズは個々人の使い方に応じてどのモデルがいいかは変わりますが、今回は用途や好みに応じて選択の幅が広いので選びやすいかと思います。しかも「Apple=高い」という従来のイメージを崩したリーズナブルな価格設定なので更に魅力です。
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