「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」宿泊記【温泉付きの外資系ホテル】
こんばんは、@kojisaitojpです。「日本経済」という目線で見た場合はまだまだ回復途上のようです。
9月景気ウォッチャー調査
現状判断DI 49.3 前月比+5.4
最近はコロナ感染動向に左右。感染者数が減少方向なので、3か月前比の現状、3か月後の先行き、現状水準は全て上昇。過去比も将来予想も高いが現状水準はまだ低い。例えば旅行の原数値は現状=56.6、現状水準=27.4、GoToで良くなっても相当低水準。 pic.twitter.com/XomvYg7wKH— アダム・スミス2世 (@AdamSmith2sei) October 8, 2020
この景気ウォッチャー指数というのは、日本株をやっている人間であれば絶対にチェックしなければならない指標なのですが(外国人投資家はこれをベースに投資しているという説もあります)、確かに一時期の最悪の状態から脱してきたのは事実のようです。
しかしあくまで「最悪の時期よりマシ」というだけであって、「現状水準」に見られるように水準の絶対値は低いです。日本の場合昨年消費税を上げた時点から景気は後退しているので、コロナだけの問題ではありませんが、まだまだ回復途上です。
ということは旅行へ行くでも飲食店を利用するでも何でもいいのですが、経済活動を活発にしていかないといつまで経っても「アフターコロナ」という言葉すら口に出せない状況が続いてしまいます。
さてそんな理屈で、日本中のホテルを紹介しているわけですが、本日取り上げるホテルは「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」です。
先に結論を言ってしまうと、「場所的に若干難があるものの、その分価格がリーズナブルでラウンジや温泉などのサービスが充実しているホテル」というのが私の評価です。
目次
六甲アイランドにある「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」
「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」は1992年にオープンしたホテルで、JTBや投資会社のローンスターなどの運営を経て、ホテルニューアワジグループの運営となっています。
一時期はSPG(現在はマリオットと合併しマリオットブランド)からの脱退も噂されたこともありますが、施設の改装を重ねて立派な「シェラトン」ブランドのホテルになっています。
私の場合SPG時代からの付き合いですので、かれこれ10年以上の利用歴があります。
先に難点を挙げてしまうと、ホテルの場所が六甲アイランドという若干不便な立地で、三宮駅からのアクセスで考えるとバスを利用する場合も「阪神電車→六甲ライナー」を利用する際も案外移動時間がかかってしまい、高速バスで「ウエスティン淡路(現在はマリオットから脱退)」へ行くのと大差のない移動時間なのもあり、積極的に利用する気にはなりにくいホテルでした。
実際改装前の状態だとウエスティン淡路の方が施設面で圧倒的に良かったので私はあっちに止まることが多かったです。
ちなみに全然関係ない話ですが、噂では(というか奥様のインスタで確定?)ヴィッセル神戸のイニエスタ選手もこの六甲アイランドに住んでいるようです。
インターナショナルスクールなどもあり、外国人向けの広いマンションも多く存在する六甲アイランドは元々外国人が多く住むエリアでしたので、噂を聞いたときは「やっぱりここか」と思った記憶があります。
まぁそんな風に三宮など神戸の中心地から少し離れた、落ち着いて過ごせる場所に神戸ベイシェラトンホテル&タワーズがあります。
近年改装された「クラブラウンジ」は、他のマリオット系列のホテルに引けを取らない立派なラウンジに生まれ変わりましたし、外資系のホテルでは珍しい「温泉」があるのが神戸ベイシェラトンの魅力です。
依然として価格はマリオット系列の中では比較的リーズナブルですので、いわゆる「ホテル修行」にも使えますし、必要以上に歩き回らないでホテルに滞在すること自体を楽しむことが奨励されるアフターコロナの世界では自信を持ってオススメできるホテルです。
「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」フロント〜クラブラウンジの様子
神戸ベイシェラトンホテル&タワーズでは2階にフロントがありますが、マリオットボンヴォイのプラチナ会員以上であれば19階のクラブラウンジでのチェックインも可能です。
エレベーターにルームキーかざさないと自分が行きたいフロアに行けない形式のホテルだと「一度フロントに行ってからラウンジへ」という、これまで私が何回か言ってきた余計な手間がかかりますが、神戸ベイシェラトンの場合は、エレベーターで直接19階に行ってラウンジでのチェックインも可能です。
マリオットボンヴォイプラチナ会員以上に与えられる特典としては、
- 部屋のアップグレード(クラブフロアへ)
- 1000ポイントのボーナス
- クラブラウンジの利用
がついています。ラウンジについては、
- 朝食サービス:(現在は休止)
- ティータイム:7:00〜21:00
- カクテルアワー:17:00〜19:00
現在はクラブラウンジもほぼ通常営業(営業時間を若干短縮して、朝食はレストランに限定)です。
特徴としてはラウンジでは珍しくベランダ席があり、一般的な神戸の夜景と言われる六甲山側から港とは逆方向になりますが、神戸の夜景が味わえます。
以前であればラウンジでの朝食でもレストランでの朝食でもOKでしたが、現在はレストラン「ガーデンカフェ」のみに変更になっています。
アップグレードについては、基本的に「クラブフロア」以上にアップグレードされますが、タイミングが良いと「プレミアキング」「コーナーツイン」という通常のクラブルームより広い、高級感のある部屋が割り当てられることもあります。
またクラブフロアには後述する温泉に直通のエレベーターがありますので、浴衣にスリッパという通常の外資系ホテルではNGの格好で温泉まで移動できます。
2階のフロント、19階のラウンジ共に良く鍛えられたスタッフが多く、チェックインから部屋に到着するまで、ストレスを感じることなく移動できます。
「神戸ベイシェラトン」の客室の様子は?
一般的にプラチナ会員以上のアップグレードで割り当てられることの多い「デラックスキング」と「デラックスツイン」は、仕事用のデスクとソファが分かれている構造でゆとりを感じる空間です。
また珍しい特徴としては、ブルーレイ&DVDプレーヤー、スピーカーがあるので自分の好きな音楽やDVDを持ち込んで楽しめる点があります。
またシャワーブースとバスタブが別々になっています。現在は温泉があるので使わない可能性も高いですが、温泉ができる以前の設備そのままなのでゆとりのあるバスルームになります。
クラブフロアはホテル上層階の17階〜20階の空間で、神戸の夜景がしっかり見れます。
1992年建築の古い建物ではありますが、私の定義でいう「昭和臭さ」までは感じない、上質な空間です。
温泉のある外資系ホテルは珍しいです
「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」の最大の特徴として、外資系のホテルでは珍しく温泉がある点があります。
マリオットとの合併後であれば以前取り上げた「軽井沢マリオットホテル」のように温泉のあるホテルが増えましたが、これらのホテルは元々は「ラフォーレ倶楽部」という別グループのホテルでしたので、最初から外資系のホテルとしては非常に珍しいです。
なお温泉は宿泊者は無料で利用できますし、クラブフロア宿泊の場合は温泉に直接つながるエレベーターもありますので、浴衣で移動することも可能です。
温泉の撮影はさすがに他の宿泊客を写すわけにはいきませんので、以前宿泊した時は24:00のクローズ間際に行って人が写らないように、スマホが濡れないように撮影しました。
「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」のレストランは?
大規模なホテルですので「Kobe Grill(グリル料理&鉄板焼き)」「翠亨園(中国料理)」「ガーデンカフェ」「アリーナ パブ」「テラ」とたくさんあります。スポーツバーや神戸牛を売りにした鉄板焼などがあるのが特徴です。
またホテルに隣接のシェラトンスクエア内には「シェラトンマルシェ」「ペットリラクゼーションハウス・シェラトンドッグ」などもあり、買い物やペットのケアまで万全です。
「シェラトンドッグ」はペットホテルになりますので、ペットの宿泊がNGとなっている神戸ベイシェラトンにもペットと一緒に出かけることも可能です。
ちなみに先ほども述べたように朝食はオールデイブッフェの「ガーデンカフェ」となります。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からブッフェをやめて、テーブルでのオーダーに切り替えるホテルも多いですが、神戸ベイシェラトンは以下の条件でブッフェを継続しているようです。
- ご入店の際、お客様にはマスク着用、手の消毒をお願いいたします。(お子様も含む)
- バイキングをお取りいただく際は、マスク着用をお願いいたします。(お子様も含む)
- 通常より席数を減らし、お席の間隔を広くさせていただいております。また、時間帯によりご利用人数を制限させていただきます。
- お客様ご退席後のテーブルや椅子を消毒いたします。
- お料理をお取りいただく際には、料理卓にビニール手袋をご用意いたしております。
先月私が宿泊した「ウエスティンホテル仙台」も同じような条件でブッフェを継続していましたが、ブッフェ台に行く度にマスクをする、手袋をするというのは正直面倒で「そこまでしてブッフェにしなくてもいいんじゃないの?」と思いました。
しかもウエスティン仙台では宿泊客がマスク・手袋をしないでブッフェ台に向かうのを監視するスタッフまで用意してましたので、そういうのに敏感に気づく私のような人間にはストレスを感じる朝食でした。
個人的にはそこまで神経使ってブッフェにするのであれば、テーブルでオーダーする形式にした方が宿泊客もスタッフも余計な神経使わなくて済むのでストレスがたまらないと思いますがいかがでしょうか?
「神戸ベイシェラトン&タワーズ」へのアクセス
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-13(六甲アイランド)
最寄駅はJR神戸線「住吉駅」と阪神電車「魚崎駅」から六甲ライナーに乗って「アイランドセンター駅」を降りると目の前です。
三宮駅からですと直通の路線バスがあり、終点が神戸ベイシェラトンホテル&タワーズになります。
車の場合ですと阪神高速湾岸線「六甲アイランド北」ランプの目の前、阪神高速神戸線「魚崎」「摩耶」ランプより約10分です。
なお関西空港からは直行のリムジンバスがあります。伊丹空港や神戸空港からですと一旦三宮に出てからバスか電車になります。
「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」の総合評価
ホテル自体は少し古くなっているものの、近年改装されて他のマリオット系に引けを取らない水準にパワーアップしたクラブラウンジや、新設された温泉のように他のマリオット系のホテルでは見たことのない設備に独自性があり、オススメのホテルです。
唯一の難点が先ほども話したように「六甲アイランド」という三宮からのアクセスが良くない場所にあるという立地ですが、出張で泊まるというより休日を過ごす、ワーケーションの場として活用するというスタイルの方が使い勝手が良いかと思います。
コスパ面で考えても三宮周辺や大阪の高級ホテルと比較すると安いですし、上手く活用すればお得感のあるホテルです。
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