「テスラ・ロードスター」の異次元の加速性能と日本人に不足する「遊び心」とは?【宇宙まで飛べる?】

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こんばんは、@kojisaitojpです。ここのところテスラ以外の自動車メーカーのEVを中心に紹介することが多かったのですが、やはりテスラのやることはスケールが違います。

まぁこの映像はCG合成のようなので実物ではありませんが、0-60マイル(96km/h)の加速が1.1秒という、もはや自動車を超えた異次元の加速性能を搭載したテスラ「ロードスター」の登場です。

この動画が空港の滑走路ならそのまま空を飛びそうな勢いです(笑)。

この新しいロードスターが現在ロサンゼルスの「Petersen Musium」に展示されている(6/2まで)とのことですので、「もっと早くワクチン打ちに行く計画立てていればなぁ…」と私は個人的に思いましたが(笑)。

現在一部で話題となっている「アメリカへワクチンツーリズム」についてはこちらをご参照ください。

ワクチンを接種しにアメリカへ行って新型ロードスターを見れたり、先日のようにニューヨークのマンハッタンを実際に走行しているサイバートラックが見れたりすると最高なのですが私が行くタイミングでイーロンマスクが何か仕掛けてこないかなと期待(?)してしまうところです。

というわけで今日は「驚異のスペック」を通り越して何て形容していいのかわからないとんでもないスペックが明らかになった「テスラ・ロードスター(2代目)」とテスラが我々にもたらす「ワクワク感」について考えてみます。

圧倒的を通り越してイカれた加速性能のテスラ「ロードスター(2代目)」

「テスラ・ロードスター(2代目)」その5
元々「ロードスター(初代)」は2008年にテスラが初めて発売した車両で、当時は「ロータス・エリーゼ」の車体をベースにEVにしたものでした。

ロードスターの航続距離は356キロで、時速0-60マイルまでの加速が4秒未満と当時では考えられないハイスペックでした。

ちなみにトヨタの豊田章男社長にも、2010年にイーロン・マスク氏から右ハンドル仕様のテスラ・ロードスターを直接プレゼントされたという過去があります。

実際にトヨタがテスラに出資していた時代の話ですので、今思い返すと「そんな仲の良い時代があったんだ」と思ってしまいますよね(笑)。

さて今回取り上げる「テスラ・ロードスター(2代目)」ですが、現在ロサンゼルスの「Petersen Musium」に展示されており、実際に行った方々からたくさんのツイートがあげられています。

元々このロードスターは2017年に「Semi」という大型トラックを発表した際に、何と「Semi」の荷台から登場するというサプライズで既に発表されています。

イーロンマスク氏によれば2021年内に生産を開始し、2022年から発売するとのことですが、アテにならない「イーロンマスク時間」ですので実際どうなるかは分かりませんけど(笑)。

「テスラ・ロードスター(2代目)」

元々公表されているスペックでも「搭載バッテリー容量200kWh(推定)、EPA航続距離998キロ、最高速度402キロ、0-60マイルへの加速が1.9秒」とお化けスペックだったのですが、当時からイーロンマスク氏が「これはノーマルのスペックだ」と言っていました。

実際にこのくらいのスペックでしたら「ロードスター」を出さなくてもまもなくアメリカで納車が始まる新型のモデルSの「Plaid」や「Plaidプラス」でも近い性能が出せるようになっています。

というわけで更なる高性能をというわけでもないのでしょうが、新型の2代目ロードスターには「SpaceX」というパッケージ(この単語聞いた時点でテスラを知っている人であればお察しですが…笑)にお化けスペックを超えるあり得ない性能になることが分かったのが今回の「Petersen Musium」の展示でした。

「SpaceXパッケージ」という名前からして怪しい仕様は?

「テスラ・ロードスター(2代目)」その5
「スペースXパッケージ」では、後部座席の代わりに、10個の小型ロケット推進システム(「Cold Air Thrusters」と記載があります)を装着し、加速や最高速、ブレーキ、コーナリングなどの各性能を劇的に引き上げるとのことですが、それにより時速0-60マイル(時速96キロ)の加速が1.1秒という「驚異」とか「お化け」などという言葉では形容し切れない意味不明のクレイジーなスペックが実現します。

ロケットスラスターの導入によってこの加速でもタイヤなどが損傷しないことが可能になり実現したようです。

当然ですがこのくらいの強烈な加速を体験すると人間の体に対する負担も強烈で、イーロンマスク氏も「健康に問題がある人にはオススメしない」的なことを述べています。

「テスラ・ロードスター(2代目)」

またそれだけでは終わらずこの「SpaceXパッケージ」では「fly a little bit」、つまり「ちょっと空を飛ぶ(宙に浮くの方が適切?)」とのことです。

これに関しては「実は歩行者などと衝突しそうになった際に回避するために宙に浮くのでは?」という見方もありますが、いずれにしても自動車が宙に浮くというのも驚異です。

価格に関しては20万ドル〜25万ドル(SpaceXパッケージのオプション費用は不明)ですので普通の人には簡単に手を出せるものではありませんが、面白い話題を提供してくれるEVであることは間違いないと私は思いました。

「遊び心」のあるEVで人生を楽しんじゃダメなのか?

「テスラ・ロードスター(2代目)」
ちなみにジェットコースターを超える加速とか宙に浮くという話を聞いてどう思いますか?

私なら素直に「面白い」と思うのですが、「そんな加速不要だ」とか「健康に問題がある人が乗れないような車作るな」と思ったりします?

イーロンマスク氏自体がインパクトとユーモアあふれる発言で注目を集める人物なのもありますが、テスラという単語を聞いただけで「安全性を軽視してる」だの「車はスマホと違って人の命がかかってるんだ」的な説教臭いコメントがヤフコメなどに多数わきあがって来ます。

まぁ確かに新型ロードスターのような加速にしろ、宙に浮く機能にしろ普通に公道を走るためにははっきり言って不要です。

でも「こんなこともできるんだ!」と面白いなと思えないのでしょうか?

私の場合だとこのようにサーキットでも行かない限り性能をフルに発揮できないロードスターにはあまり関心はなくて、こちらの方が興味がありますが。

昨日はフォードの「F-150Lightening」を取り上げて「ピックアップトラックでも今後EVが爆発的に普及するアメリカ」の将来像が見えて来ましたが、私自身が元々ゴツい車は好きではないのでピックアップトラック自体に興味はありません。

ですがサイバートラックだけは別です。この斬新なデザイン、どこにいても注目を集めるであろう強烈なインパクトのある車はこれ以外にないと思ったりもします。

サイバートラックの外装

もちろんサイバートラックに対しても「こんなサイズ(全長6メートル超え)じゃ日本で置く場所がない」とか「衝突安全性(歩行者の側)はどうなってるんだ?」とか「こんなライトじゃ日本の車検通らない」とか様々な批判は浴びせられますが、そういう方々に聞きたいのは「そんな文句ばかり言ってて楽しい?」ということです。

私なら「じゃあサイバートラックも問題なく置ける郊外に引っ越そうかな」とか「じゃあ敷地に制限のあるマンションより戸建てにしようかな」とか自分が楽しいと思うことを実行するために色々考えます。

今やこのブログのメインテーマになっているEV化や再エネの部分で日本が非常に遅れていることも問題だなと思いますが、個人的には何かにつけて揚げ足を取るような批判を浴びせてくる「無駄にイライラしている日本人」が増えていることが実はもっと気がかりです。

私自身は自分が「楽しい」「面白い」と思ったことを最優先に実行し今まで生きてきた人間なので余計に感じるところですが「揚げ足取りのような批判ばかりしてて人生楽しいの?」と聞きたいところです。

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