「ウエスティン都ホテル京都」宿泊記【いつの間にか高級化?】
こんばんは、@kojisaitojpです。
本日はウエスティン都ホテル京都について紹介しようと思うのですが、ホテルの情報を調べていたら、変化に気付きました。
改装開業のウェスティン都ホテル京都 高級路線へ
近鉄グループホールディングスは27日、京都の南禅寺近くにある老舗高級ホテルの「ウェスティン都ホテル京都」を改装開業した。1室あたりの客室面積を広くし、客単価を倍増させて高級路線を鮮明にした。欧米から
昨年リニューアルを行い(一昨年最後に泊まった時もリニューアルされた客室でしたが)「高級化路線」なる方向に進んでしまったようで、調べると宿泊費が数倍に跳ね上がっていて驚きました。
以前の価格であれば「コスパ良し」と言えたのですが、1泊5〜6万以上取るようになったら果たして泊まる価値のあるホテルなのかという疑問はあります。
というわけで私が泊まったのがリニューアル前(2018年12月)なので、情報が今と数年前と混ざりながらとなりますがご了承ください。
目次
1890年開業の「ウエスティン都ホテル京都」
シェラトン都ホテル京都の歴史は長く、開業は何と1890年4月。保養遊園地「吉水園」としてオープンし、1900年に園内にて「都ホテル」を創業。
1960年には村野藤吾の設計による現在の本館が完成し、1966年にウェスティンホテルズと業務提携開始、2002年4月に、都ホテルがウェスティンを買収したスターウッド・ホテル&リゾート(SPG)と提携し、ウェスティンブランドに仲間入りし、現在の名称に変更したという歴史があります。
そして2020年に開業130周年を迎えるにあたって大規模リニューアルを行い生まれ変わりました。
外国人観光客の多い京都で、富裕層に特化したホテルとして…という計画だったのでしょうがご存知の通りコロナです。
京都のマリオットは以前であればここだけだったのですが、近年急増しており、まずリッツ・カールトン京都・翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都がオープンし、2020年にはHotel Mitsui Kyotoラグジュアリーコレクションホテル&スパ、ザプリンス京都宝ヶ池オートグラフコレクションと更に増えました。
また先日も取り上げた「道の駅プロジェクト」で2020年10月「フェアフィールドバイマリオット京都京丹波」もオープンしてます。
「ウエスティン都ホテル京都」フロント〜「クラブラウンジ(現在は休業中)」の様子
ホテルのフロントからリニューアル前と後でこのように変化しています。
私が最後に行ったのが2018年12月で、この時は客室はリニューアルされた新しい部屋(後述)があたりましたが、フロントなどはまだ従来のままでした。
マリオットボンヴォイプラチナ会員以上に与えられる特典としては、
- 部屋のアップグレード(ジュニアスイートまで)
- 1000ポイントのボーナス又はウェルカムギフト
- クラブラウンジの利用
がついています。
クラブラウンジは以前は10階と11階と2フロアにまたがった構造でしたが今は3階に移転し、以前よりサービスが充実しています。
- 朝食サービス:6:30〜10:30
- カクテルアワー:17:30〜19:30
これ以外の時間は22:00までティータイムとして営業しており、8:00〜22:00まではラウンジでのチェックイン・チェックアウトも可能な設備はありますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策により休業中です。
ラウンジの営業に関しては同じ「都ホテル」の冠がつくホテルでも、「大阪マリオット都ホテル」「シェラトン都ホテル東京」は営業中、「ウエスティン都ホテル京都」「シェラトン都ホテル大阪」は休業と対応が分かれています。
アップグレードについては、以前から「ジュニアスイート」を上限としてその日の空き具合に応じてアップグレードされます。
「ウエスティン都ホテル京都」の客室の様子は?
私の過去の宿泊ですと空きがある日は「ジュニアスイート」、空きがない日は「デラックス」になることが大半だったと記憶しています。
上の写真は2018年12月に宿泊した際の「デラックスキング」で、既に現在の内装にリニューアルされた部屋でした。
こちらは改装前の「ジュニアスイート」ですが、この部屋がそのまま「デラックスキング」の内装にチェンジしたのが現在のジュニアスイートになります。
以前は少々古くなったところが目立つ客室でしたが、現在は最新の内装にリニューアルされています。
京都にふさわしい、どことなく「和」のテイストを感じる内装です。
ただし最初にも触れた「高級化」というリニューアルにより私が泊まったサイズ(35㎡)の部屋は大幅に減らされ、客室の平均面積が50㎡(ジュニアスイートくらいです)になったとのことです。
それゆえネットで検索してても「スイートルームにアップグレード」というのを自慢する記事を多く見かけます。
とはいえ以前の面積の客室でも、部屋自体は何の不満もなく滞在できるホテルです。
京都で必ず行く蕎麦屋をご紹介
レストランの紹介をしようかと思いましたが、以前あったレストランが全て別の名前に変わってしまったようですので、代わりに私が京都へ行った際に必ず寄る「蕎麦屋」を紹介します。
京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」から数分のところにある「じん六」というお店なのですが、産地の違う蕎麦を3種類用意して、「利き蕎麦」のようなことができるのが特徴です。
提供される蕎麦は手打ちであることを感じさせる不揃い、蕎麦の強い香りを生かすためかわざとぬるい温度で提供される風味あふれる蕎麦を関西風の薄味のつゆで味わう本格派の蕎麦屋です。
また風味の強い蕎麦の実を生かした「そばがき」も絶品でオススメです。
住所:京都府京都市北区上賀茂桜井町67
営業時間:11:45~17:00(売切れ次第終了)
定休日:月曜日、第4火曜日
ちなみに京都にはいくつか有名なシーシャカフェもあるようですので、次回京都に行った際にはシーシャカフェ巡りもして記事にしようかと思っています。
シーシャもそうですが他にもイタリアンの美味しいお店があったりと、意外と多種多様な文化のものが共存しているのが私は京都の隠れた魅力だと思っていますが、それについてはまたの機会にお話ししようかと思います。
「ウエスティン都ホテル京都」のレストランは?
以前利用したレストランのフレンチが美味しかったのは覚えているのですが、リニューアル後は店名も変わってしまったようですので触れません。
このブログは基本的に自分が体験していないものについては触れない方針ですのでご理解ください。
「ウエスティン都ホテル京都」へのアクセス
住所:京都市東山区粟田口華頂町1
最寄駅は地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約2分です。
四条河原町まではタクシーでもリーズナブルな価格で行ける距離です。
また京都駅から無料送迎バス(8:00-21:00)も出ています。
「ウエスティン都ホテル京都」の総合評価
京都にふさわしい歴史を感じるホテルで、近年のリニューアルにより以前よりも風格のあるホテルに生まれ変わることは間違い無いかと思います。
以前であれば価格もリーズナブルで、ハイアットリージェンシー京都など別グループの外資系ホテルとも甲乙つけがたい水準だったかと思います。私もマリオットに移る以前はハイアットのダイヤモンド会員でしたので、両者の違いはよく知っています。
ただ「高級化路線」ということで部屋を広くする代わりに宿泊代の水準を大幅に上げてきたことが私にはどうも引っかかります。高級さで勝負すると以前から定評のあるリッツカールトン京都にはかなわないかと思います。
「外国人富裕層」というターゲットの絞り方からしてすでにコロナで挫折していますし。
今後どういう方向に進むのか気になりますが、今なら「Go toトラベルキャンペーン」で安く泊まるチャンスかもしれません。
インバウンドをアテにして外国人富裕層だけを見てリニューアルしたホテルが日本人観光客に救われるという笑える事態になるかもしれません。
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