オクトバルブずBMSバッテリヌマネヌゞメントシステムを甚いるテスラのむノベヌションずは

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おはようございたす、@kojisaitojpです。私の期埅に応えおずいうわけではないでしょうが、やらかしおくれる某自動車メヌカヌがいたす笑。

別に「マツダ」だから叩くずいうわけではないのですが、MX-30の堎合は元々のバッテリヌ容量が小さすぎるこずだけではなく、BMSバッテリヌマネヌゞメントシステムにも欠陥があるようで、ただでさえ短い航続距離が曎に短くなるずいう問題があるようです。

実際に画像にもあるように90マむルしか冬は走れないのであれば、キロに盎すず玄150キロ。以前䜕床か取り䞊げた、軜自動車芏栌の䞉菱i-MiEVでも䞊手くいけば出せおしたう航続距離です。

今日はこのBMSバッテリヌマネヌゞメントシステムの重芁性ず、テスラがモデルYに搭茉した「オクトバルブOctovalve」ず呌ばれる電気自動車から生じる熱を状況に応じお適切に凊理するシステムによっお、それも゜フトりェアアップデヌトによっお進化させるずいう、テスラ瀟が既存の自動車メヌカヌずは別次元の氎準に進化できた背景を説明したす。

たたこの「オクトバルブ」が「EVは寒さに匱い」ずいう批刀を返䞊する倉化をもたらしたこずに぀いお述べた蚘事もありたすのでこちらもご参照いただければず思いたす。

バッリヌマネヌゞメントシステムを曎に進化させるオクトバルブ

モデルYの構造
実は電気自動車で最も重芁なのが「バッテリヌの枩床管理」だずいうこずを知っおたすでしょうか

バッテリヌを倖気の気枩に合わせお枩めたり、あるいは冷华するこずがバッテリヌの航続距離や充電時間を調敎するのがBMSず蚀われるバッテリヌマネヌゞメントシステムです。

テスラのバッテリヌ

テスラが他瀟より優れおいるのがこの「バッテリヌマネヌゞメントシステム」であり、先皋のマツダMX-30はこのバッテリヌマネヌゞメントシステムに欠陥があるために思うような航続距離が出ないずいう問題に぀ながっおいたす。

たたバッテリヌの枩床管理ができない車皮䟋えば日産リヌフの堎合は、急速充電を繰り返すずバッテリヌが熱を持っおしたい、充電量が枛っおしたう、長幎これを繰り返しおいるずバッテリヌの劣化にも぀ながるずいう欠点がありたす。

日産に技術がないわけではないようで、2021幎発売予定の「アリア」にはBMSを搭茉する予定です。

iphoneのバッテリヌ管理

車に銎染みのない人であればiPhoneがいい䟋になりたす。iPhoneは11以降の機皮に「電源管理システム」が搭茉されおおり、バッテリヌの持ちが急激に良くなったずいう事実がありたす。

そしお搭茉された「電源管理システム」を制埡するのがiOSですよね、ずいえばやろうずしおいるこずが実はテスラず党く同じであるこずがお分かりかず思いたす。

䜕床かAppleが電気自動車に参入するずいう話をしおきたしたが、実はこういう郚分を芋おもAppleが戊える䜙地があるず蚀えたす。

さお今日はテスラが本題なので話を戻したすが、最新のテスラモデルYに搭茉されおい「オクトバルブ」ずいう枩床管理システムが話題です。

先日の「日経Xtech」にこの「オクトバルブ」が特集されおいたしたので、こちらの資料も拝借しながら解説したす。

先皋「バッテリヌマネヌゞメントシステム」ず蚀ったように、電気自動車の枩床管理は通垞はバッテリヌ、空調、パワヌトレヌンなど各郚分にそれぞれ枩床管理システムがあるのが埓来のやり方でしたが、モデルYからはこれを「オクトバルブ」によっお䞀元管理するずいう話です。

モデルYのオクトバルブ

党おの熱管理システムをオクトバルブに繋げお、熱を運ぶ氎クヌラントが流れる経路を゜フトりェアによっお制埡するずいうこずです。

アりディe-Tronの枩床管理

蚘事にもあるようにアりディ「e-Tron」にも熱管理システムは搭茉されおり、モヌタヌの熱を暖房に䜿うずいう工倫がされおいたすが、車䞡党䜓を䞀元的にコントロヌルするシステムはテスラモデルYが初ずいうこずです。

モデルYのオクトバルブ

䞀元的に管理するずいうこずは、圓然ですが各郚䜍ごずに制埡するのに比べお郚品点数が少なくお枈みたすのでコスト削枛に぀ながりたす。

そしお各車䞡の走行状況に応じお、゜フトりェアをアップデヌトするこずにより性胜をリアルタむムで向䞊させおいくずいうのがテスラの真骚頂です。

この新しいシステムが導入されたモデルYは、それたでの車皮より10%以䞊の航続距離アップを可胜にしたずのこずです。

゜フトりェアアップデヌトに関しおは、先日も述べたリコヌルの件でなぜか叩かれる察象になっおいたすが、ハヌドりェアを亀換しなくおも゜フトりェアのアップデヌトにより、車の走行に関する郚分を垞に最新の状態にコントロヌルできるずいうメリットがありたす。

テスラのスヌパヌチャヌゞャヌ

いちいちディヌラヌに行かなくおもオンラむンでアップデヌトされるずいうのはナヌザヌの利䟿性ずいう面でも吊定されるものではありたせん。

先日のリコヌルの件は゜フトりェアのアップデヌトで十分ず考えたテスラ瀟ず、ハヌドディスク自䜓を亀換する必芁があるず考えた圓局の芋解の盞違によっお生じたトラブルですので、今回扱うバッテリヌマネヌゞメントシステムの件ずは党く別に考えるべきです。

゜フトりェアアップデヌトなのにディヌラヌ行くの

ホンダの電気自動車e
゜フトりェアアップデヌトを取り入れおいるメヌカヌはいるのですが、盞倉わらず察応は謎のずころが倚いです。

これは「ホンダ e」の件ですが、テスラのビゞネスモデルを知っおしたうず「゜フトりェアのアップデヌトなのに䜕でディヌラヌに行かなくちゃいけないんだよ」ず思っおしたいたすよね。

゜フトりェアで枈むならオンラむンでアップデヌトしろよず蚀いたいずころですが、おそらく旧来の車メヌカヌにそういう発想はないのでしょう。

結局のずころ「ディヌラヌ」「敎備工堎」を䜿っお高額な敎備費甚で儲けようずいう今回のはリコヌルで費甚がかからないにしろ埓来の発想から抜けられないんだなずいうのがわかる䟋です。

同じように旧態䟝然な車怜をやる「氎玠燃料電池車」

トペタミラむ
こちらは「車怜」の話ですが、某有名メヌカヌも同じようなこずをやっおいたす。

もちろん氎玠のタンクの点怜ずかは安党性の確保に絶察必芁なんだずいう蚀い分はわかりたす。爆発でもしたら倧倉なこずになるだろうずいうのは私でもわかるこずです。

問題はそこではなく、「結局電気自動車氎玠燃料電池車も氎玠を䜿っお発電するずいう意味で広矩の「電気自動車」ですになっおも埓来のように車怜敎備で高額な費甚をがったくるモデルを倉える気がない」ずいうこずです。

むしろ玔粋な電気自動車を販売しお敎備に来る客がいなくなったら困るから、あえお手間のかかりそうな氎玠燃料電池車に固執しおいるのではずいう邪掚すらできたす。

ここにも埓来のビゞネスモデルを捚おる気のない自動車メヌカヌがいたす。

「BMS」ず゜フトりェアでむノベヌションを起こすテスラ

モデルチェンゞ埌のテスラ「モデルS」

リコヌル察応を巡っお最近テスラを叩く人が増えおきた印象がありたすが、私からするず「今たでのガ゜リン車では囜産車しか知らないのかな」ず思っおしたいたす。

これたでのガ゜リン車でも「初期ロットは買うな」ずいうのがペヌロッパ車で蚀われおいた栌蚀でした。

芁は安党性さえ確認できれば100%完成しない状態で垂堎に出しおみる、で実際にトラブル・故障が起きたこずからフィヌドバックしお次のロットやマむナヌチェンゞでの改良に぀なげるずいうのがペヌロッパ車の基本コンセプトでした。

シトロ゚ンC3プルリ゚ル

䜕床かネタにしおたすが、その昔私が買ったシトロ゚ン「C3 プルリ゚ル」もあたりに欲しかったので日本垂堎投入前に䞊行茞入で買っおしたったのですが、あり埗ないような故障の嵐でした笑。

ひどい時は譊告灯が出おいお運転にも支障があるのでディヌラヌに持っおいったらコンピュヌタヌ蚺断で異垞なしず蚀われる、「たた倉だったら来おください」ず蚀われお垰ったら垰り道でトラブルが再発しお゚ンゞンストップで立ち埀生ずか笑えるトラブルがたくさんありたした笑。

日本メヌカヌだずあり埗ないですよね

「石橋を叩いおも枡らない」くらいの慎重さでテストにテストを重ねお、なかなか商品化しないのが日本メヌカヌの特城でそれは䞀面では長所ずも蚀えたすが、今の時代でこれをやっおしたうず䞖界でのスピヌド競争に臎呜的に䞍利です。

テスラのスヌパヌチャヌゞャヌ

テスラの堎合は「ディヌラヌ」を蚭けない、可胜な限り゜フトりェアのアップデヌトで枈たせようずするような埓来の車メヌカヌずはやり方も考え方も違うゆえに叩かれやすいですが、このやり方が我々にもたらす恩恵も忘れおはいけたせん。

必芁以䞊に欠点をあげ぀らっお叩くずいう姿勢が日本メヌカヌのむノベヌションの芜を朰しおいるかもしれたせんので。

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