「モデルX」や「サイバートラック」などテスラの今後を紹介【今日は電気自動車の話題で】
こんばんは、@kojisaitojpです。ちょっと残念なことがありました。
しかしライブ配信聴き直すとおっさんは電気自動車に関わるなみたいに言われてるのは非常に不快だな
— saito koji@次の海外旅行はいつ? (@kojisaitojp) January 30, 2021
電気自動車関連でとても有名な方のライブ配信です。
ライブ配信を聞いていた方であればどなたのライブ配信であるかはお分かりでしょうが、このことで非常にイライラしています。
もちろん日々更新されるYouTubeの内容は非常によく勉強されていますし、私も彼のYouTubeに触発されて「よし、俺もブログ書いてみよう」と思ったりもしました(GoToが叩かれ始めたことで旅行ネタがウケなくなったのもありますが)。
しかしまさか「おっさんは電気自動車に関わらないで」とか「情報発信は若い人にやって欲しい」とか、この歳になってから電気自動車の情報発信をしている自分が侮辱されたかのように感じました。
さすがにこのことで私が怒ってもこれには該当しないと思いますが(笑)。
ネット向いてない人 pic.twitter.com/PjGazn3yug
— キョウゲにゃん (@nyn_tosino) January 31, 2021
今回の場合明確に「おっさんは電気自動車の情報発信するな」と言われましたので、私を直接攻撃する意図はなくとも(そもそも私の存在すら知らないでしょうから)私への攻撃と受け取らざるを得ません。
まぁ向こうは1万人以上の登録者を誇る有名YouTuberですから、私のような零細ブログをやっている人間が何か言ったところで多くのファンに潰されて、むしろ私が言いがかりをつけているような扱いを受けるかもしれませんが。
とはいえ電気自動車や再生可能エネルギー関係で起業したいとか言ってて、しかも毎日ブログを更新してるおっさんって下手したら日本で私くらいじゃないですか(笑)。
私は叩かれても懲りない人間なので「おっさんはでしゃばるな」と言われたからには、これからも徹底的にでしゃばって電気自動車の情報発信をしていきます。
目次
まずは掲載忘れのテスラ「モデルX」の話から
さて本題ですが、まずは先日のテスラ「モデルS」のモデルチェンジについて触れた際に字数の都合で触れられなかった新型の「モデルX」について触れます。
まずは車のスペックから紹介しますが、今回のバージョンは3つに分かれており、
- ロングレンジ(デュアルモーター)→1166万9000円
- プラッド(トライモーター)→1499万9900円
先日の新型モデルSと同様に「ロングレンジ」と「プラッド」と呼ばれる上位グレードに分かれています。
「ロングレンジ」はデュアルモーターで、「搭載バッテリー容量100kWh(推定)、航続距離580キロ(EPA)、最大充電出力250kW」で、0-100キロの加速は3.9秒とこれまでの「ロングレンジモデル」より0-100キロの加速は若干速くなっています。
しかし航続距離が597キロから580キロにわずかですが、下がっており、これはテスラでは過去に例がないことです。
バッテリーは新型の「4680セル」を搭載するとの噂がありましたが、これまでと同様の「18650セル(パナソニック製)」のようです。
上位グレードの「Plaid(プラッド)」については、「トライモーター」という前輪に1つ、後輪に2つのモーターを搭載したトリプルモーターで、先日紹介したモデルSと同じです。
モデルチェンジしたテスラ「モデルS」を紹介【日本メーカーは置き去り?】
以前から噂されていましたが、Q4の決算発表と同時にテスラが「モデルS」と「モデルX」のモデルチェンジを発表しました。新しい「Plaid(プラッド)」ラインは0-100加速が2秒前後、航続距離も800キロ以上のモデルが用意され、車内には自動運転を視野に入れたゲーム機能も用意され、自動運転の実現も視野に入ってきました。
「Plaid(プラッド)」は「搭載バッテリー容量100kWh(推定)、航続距離547キロ(EPA)、最大充電出力250kW」で0-100キロの加速が2.6秒、最高速度が262キロとモデルSのプラっドには及ばないもののレーシングカーに迫るスペックになります。
大きく変更されたのは内装で、先日のモデルS同様にレーシングカーを彷彿とさせる「ヨーク型のステアリング」、横置きの18インチスクリーン、ディスプレイ下にはスマホのワイヤレス充電とUSB-Cの急速充電が備わっています。
もちろんウインカーレバーなどはモデルS同様にありません。
後部座席も大幅にリニューアルされ、見ての通り後部にもディスプレイがあります(モデルXの場合はオプションで7人乗りまで選択可能)。
最大10テラフロップス(PS5級と言ってます)の処理能力があり、ワイヤレスコントローラーで車内のどの席からもゲームを楽しめるなど、将来の自動運転を見据えたエンタメ機能も充実させてきました。
基本的な変更点はモデルSとほぼ同様です。納車についても同様でアメリカ市場では今年4月からと言われていますが、日本市場への投入は2022年になります。
次はテスラ「サイバートラック」がいつ発売されるのか?
「いつ発売するのか?」とファンが待ち望んでいるサイバートラックですが、これについてもイーロンマスクが「一部の運が良いユーザーには2021年終わり頃、それ以外は2022年」と正式にアナウンスがありました。
サイバートラックには新型バッテリーの「4680セル」が搭載されるようですし、株主向けの資料ではステアリングが「モデルS」や「モデルX」同様のヨーク型に変更されています。
なおサーバートラックはテスラがテキサス州に建設した新工場のギガ・テキサスで製造される予定です。
アメリカ市場に2022年であれば日本市場へは2023年くらいになるかもしれませんが、実は私も購入を検討している一台です。
テスラには「Semi」という電動トラックもあります
またイーロンマスクが「プロトタイプはすぐにでもできるが、すぐに商用生産に入るのは困難」と言っていますが、テスラには「Semi」という電動トラックの構想もあります。
商用車やバス・トラックは電動化できないってのも詭弁だったりするわけで。 https://t.co/sbM1nDS8Ir
— saito koji@次の海外旅行はいつ? (@kojisaitojp) January 31, 2021
長距離トラックだと航続距離が懸念されて「電動化は無理」という人が多いですが、実は反対です。
日本の場合労働基準法でトラック運転手・運送業は「休憩時間は4時間ごとに30分以上」と決まっています。一日トータルの運転時間も9時間までで、これを無視して運転を続けると違法です。
ということは長距離のトラックであればこの休憩時間に高速道路のSAなどで急速充電できれば航続距離などほとんど気にすることなく走れます。
もちろんそのためには現在のようにSAに1台や2台ではなく、もっと大量に、それも普通車と充電器の奪い合いにならないようにトラック専用の充電スペースを設置する必要はありますが。
私は「設備投資が大変だから無理」というネガティブな見方には与しません。既にアメリカではバイデン政権が全米に50万箇所の充電ステーションの設置を打ち出していますが、新しい産業が生まれれば新しく雇用も生まれますし、経済効果は計り知れないです。
充電設備の問題が解決すれば実はトラックを電気自動車化することは難しくありません。
商用車も配送して営業所に戻って荷物積んでる間に充電できるから実は電気自動車向きという。
— saito koji@次の海外旅行はいつ? (@kojisaitojp) January 31, 2021
日本郵便が配送に三菱「ミニキャブ・ミーブ」を使っていることは有名ですが、実は配送用のバンやワゴンの場合更に簡単に電気自動車に切り替えられます。
配送用のバンは基本的に担当区域が狭いですから、担当区域の配達と営業所の往復です。営業所に戻って次の荷物を積んでいる間に充電すれば再び配送に出発できます。
「商用車の方がむしろ電気自動車化しやすい」というのは以前も記事を書きましたので合わせてご参照いただければと思います。
商用車(運送業)の電気自動車化は更にガラパゴス?【中国の足音が】
世界の電気自動車化の流れは乗用車のみならず商用車のバン・ワゴンなどにも広まっています。しかし相変わらず社用車を電気自動車にしたり、会社に充電設備を設ける経営者が少ないのが現実です。そんな中国から上陸した新しいメーカーの作った電気自動車が日本のメーカがなかなか作ろうとしない格安のEVトラックを日本に投入します。
カヌー「MPDV」でハイエース・キャラバンもEV化しないとオワコン?
カヌー(Canoo)というアメリカの新興EVメーカーが「MPDV」というトヨタハイエースや日産キャラバンに対抗できる規模の商用バンを電気自動車でリリースします。カヌー社は他にもサブスクリプション式の車種を発表していたりと「CASE」という近年のトレンドを踏まえた斬新なビジネスモデルを提供しているので取り上げてみます。
「電気自動車=既得権益との戦い」ではあるけど「電気自動車=若者のもの」ではない
私の世代というのはいわゆる「氷河期世代」と言われる世代です。
最近だとニュースなどで就職氷河期に正社員になれなかった人みたいのがクローズアップされることもあるので、結構人生苦労した人が多い世代なことは他の世代の方でもお分かりかと思います。
要は「年寄りに邪魔されて既得権益の旨味すらもらえなかった世代」です。
まぁ私の場合はサラリーマンなんて向いてないと思ったので、最初からフリーの予備校講師という立場でやってきましたが、実力主義と言われる予備校の世界でも年寄りに邪魔されることはありましたよ。
20代の頃に「君はまだ若くて経験がないから」などと理由をつけられて仕事を回してもらえない、予備校の経営が傾いたりした時も「年配の先生は家族もいて簡単にクビにできないから」と私が切られたり、干されたこともありました。
なんて身の上話をしても意味がないのですが、要は「既得権益の上にあぐらをかいているジジイ」に恨みを持っているのは今の若い世代と同じなのです。
にもかかわらず「どうせおっさんなんて既得権益にどっぷり浸かってるから」とか「電気自動車は若い世代が主役になるべき」のように言われると怒るというよりも「上の世代からも下の世代からも排除されるのかよ」と思ってしまいます。
昨日はテスラが試みる「古くなったライフスタイルの打破」について触れましたが、私もそういう旧態依然の仕組みを打破するというイーロンマスクの理念に共鳴するからこそ電気自動車を絶賛しているわけです。
ただの車の話だったらここまで熱くはなりません。
正直「電気自動車=若者のもの」的に壁を作って排他的なコミュニケーションを取る限り、旧来の仕組みを打破することは不可能だと思います。
老若男女様々な層に電気自動車の魅力と「テスラが提供しようとしている新しいライフスタイルには夢がある」ことを伝えていかないと世の中は変わりません。
無意味な対立を煽ってどうするの? 本当の「敵」は別のところにいるよと思ってしまいます。
自分で電気自動車=若い奴のものって壁作ってたら絶対普及しないよ
— saito koji@次の海外旅行はいつ? (@kojisaitojp) January 30, 2021
私のようなフォロワーの少ない人間にはわずかでも「いいね」をいただけたことは励みになります。自分の感じた感覚が変ではないということが確認できました。
「おっさんは関わるな」と言われても今後もウザいくらいに関わっていきますよ(笑)。
人気記事電気自動車専門のカーシェア・サブスク・EV販売店立ち上げのためのクラウドファンディングを始めます!