「Vehicle to Home」で災害時・停電時も安心?【日産リーフ・三菱アイミーブの別の用途】

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こんばんは、@kojisaitojpです。「停電」とか「事故」まで電気自動車を叩く口実に使われるようです。

実際これらの事故に関するニュースについてのヤフコメや5ちゃんねるなどを見ていると、「だから電気自動車(再生可能エネルギー)なんてダメなんだ」的なコメントがウヨウヨ散見されます。

しかしそんな電気自動車・再生可能エネルギー否定派の願いも虚しく、現実はこれです(笑)。

ですのでどうしても世界の流れに乗る気のない人々は置いておいて、今日は停電などの事故の際に電気自動車が「Vehicle to Home」によって実は役に立つという例について説明します。

電気自動車が蓄電池にもなる「Vehicle to Home」

V2hのイメージ
先日の記事で「中古の日産リーフがコスパいいよ」的な記事を書きましたが、あの記事はあくまでも自動車として日常の足として走らせるという点にフォーカスした記事でした。

日常の買い物や通勤などの「下駄代わり」であれば中古の日産リーフはコスパが良くておすすめできる(ただしバッテリーの「セグ数」だけは注意)という内容でしたが、記事が長くなったので「Vehicle to Home」として、困った時の蓄電池として使えるという側面については触れることができませんでした。

今日はこの「Vehicle to Home」としてのリーフのメリットについて語ります。

まず「Vehicle to Home(V2h)」の定義から確認しますが、

Vehicle to Home(ヴィークルトゥホーム、V2h)とは
電気自動車(以下、EV)等の電力を家庭用の電力供給源として利用することを指します。
一般的な家庭の定置型蓄電池に比べてより大容量ですし、貯めた電気をEVの走行に使うだけでなく、家庭内で使うこともできるため、エネルギーをより効率的に使うことができます。
(日産自動車ホームページより)

要は電気自動車を「蓄電池」のように使うということです。

V2hのイメージ

先日テスラの「パワーウォール」の話をしましたが、国内でコスパも容量も最強と言われる「パワーウォール」でさえ容量は13.5kWhです。他社の蓄電池なら一桁が普通です。

この前の記事では「正直オススメしません」的に酷評した初代リーフの初期型でさえバッテリー容量は24kWhです。後のモデルですと30kWh、40kWh、62kWhと更に大きなバッテリーになります。

初期型日産リーフの出品表
中期型日産リーフの出品表

先日も引用した出品票ですが、この程度の価格で「蓄電池」の代わりにもなる電気自動車が一台手に入るのはお得です。一軒家で駐車場代などのコストがかからない家庭であればメインの車に加えてセカンドカーで持っていて損はない水準です。

ちなみに一般的な家庭での1日の消費電力が10kWhくらいと言われていますので、初期型リーフでも2日、最近のモデルですと数日耐えられるくらいの電力があります。

先日の記事で「70キロも走れるかどうか怪しい」と言ってしまった初期型リーフでさえ「蓄電池」として考えるとこの位働いてくれます。

これが電気自動車を保有することによるもう一つのメリットです(ガソリン代など維持費がかからないのが「自動車」としてのメリットなのは言うまでもなし)。

冷静に考えたら家に日産リーフがあれば巨大な蓄電池を保有しているのと変わらないですよね。

「Vehicle to Home(V2h)」とは電気自動車を蓄電池として使おうというだけの話です。

日産リーフは対応してますが、テスラは自社で蓄電池(パワーウォール)を販売している関係からか「V2h」には対応していないのが残念です。

「こんな工事したらお金かかるんでしょ?」と言う方も多いかとは思いますが、国と住んでいるエリアによっては自治体から補助金が出ますので、実は案外安く工事できます。

電気自動車の購入に補助金が出ることは割と知られていますが、「V2h」単独でも補助金が出ること(同時に充電設備の設置にも補助金が出ます)が案外知られていないのがもったいないです。

工事さえしてしまえば、先ほどの停電などの非常事態の時に慌てなくても車と家の配線をつないでやれば電気が復活します。

リーフの「セグ欠け」は過去の話

日産リーフ試乗
「でもさ、バッテリーを蓄電池として使ってるとバッテリーがダメになるんじゃないの?」という疑問を抱く方もいるかと思います。

スマホですと充電を繰り返すと確かにバッテリーが劣化するのは事実ですが、スマホの感覚で電気自動車を捉える必要はありません。

「普通充電(できれば自宅のコンセントで)」がメインであればバッテリーを痛めないのが電気自動車のバッテリーです。急速充電でバッテリーが熱を持つことが一番バッテリーにダメージを与えますので、バッテリー容量が少ない車ほど普通充電の方が良いです。

また初代リーフの初期型や中期型だと「セグ欠け」した中古車をよく見かけますが、近年のモデルだと「セグ欠け」もしにくい構造になっているようです。後期型の2016年以降のモデルであれば何も気にする必要はありません。

実は最強バッテリーの「三菱アイミーブ」?

三菱アイミーブ
日産リーフも十分蓄電池として使えるのですが、実は日産リーフより前に発売された「三菱アイミーブ」のバッテリーは当時では最強レベルなのは一文の電気自動車マニア以外は知らないことです。

実はアイミーブに使用されている東芝製の「東芝SCiB」は内部抵抗が非常に低いため電力の吸い込みが速く、充電時の電池温度の上昇を少なく済ませることもできる(つまり日産リーフと違って急速充電がスムーズ)という隠れた優等生バッテリーです。

もちろんバッテリー容量が10.5kWh(現行の普通車モデルは16kWh)と電気自動車の中では最小で、100キロ走れるかどうかというレベルですので、使う人を選ぶ車ではあります。

ですが初期型・中期型の24kWhの日産リーフと同様に、主な用途が近所の買い物と往復50キロ以内の通勤くらいであれば冬場でヒーターを使っても問題なくこなしてくれます。

用途が合致する人には安くてオススメの車両です。

電気自動車を語る際に「高くて買えない。軽の電気自動車が欲しい」などと掲示板などで文句を言っている人は結構いますが、どうやら三菱アイミーブの存在すら知らずに書き込んでいるようです(笑)。

三菱アイミーブの出品表
三菱アイミーブの出品表

またまた業者オークションのデータを公開しますが、この程度の値段で電気自動車が買えてしまいます。初期型の日産リーフより更に安いです。

日産リーフの初期型ほどバッテリーの劣化もないので、一日の走行距離が50キロもあれば足りるという人であれば三菱アイミーブで全く問題なく生活できます。

三菱アイミーブ

しかも「V2H」対応ですので、停電などの困ったときに蓄電池として機能してくれますので、一家に一台、セカンドカーとして置いておいて損をするものではありません。軽自動車なので維持費もタダみたいなものですし。

10.5kWhの「蓄電池」と考えると先ほども言ったように1日くらいは家庭の電力として使えます。13kWhのテスラ「パワーウォール」と大差がない蓄電池が先ほどのような代金で手に入ると考えると実はめちゃくちゃお得だとも言えます。

二台持ち可能ならテスラと日産リーフがベスト?

充電中の日産リーフ
今日は「蓄電池」としても使用可能な電気自動車という条件で「日産リーフ」と「三菱アイミーブ」を紹介してきました。

アイミーブのバッテリー容量や初期型・中期型のリーフの航続距離を考えると、使う人を選ぶ車ではありますが。

  • 自宅に充電環境がある人
  • メインで使う車があってセカンドカーと「蓄電池」として置くスペースがある

この条件を満たす人であれば、日産リーフか三菱アイミーブが一台家にあると大いに役に立ってくれると思います。

「家で充電」というのはなるべく普通充電にしてバッテリーの劣化を抑えることと、航続距離が短いのでできれば80%で止まる急速充電ではなく普通充電で満充電にすることがベストだからです。

航続距離の短い電気自動車だろうが、家に帰ってコンセントに繋いでおけば翌朝には満充電で出発できるのは快適です。当然ですが電気自動車なのでガソリンスタンドに行く必要は全くありません。

これは私の妄想ですが「テスラ」と「リーフ」の2台が置ける駐車場があって、太陽光発電までは行かなくても充電設備の設置くらい許可してくれる物件であれば引っ越してしまおうかなと結構真面目に考えています。

パワーウォールのある生活

充電設備に加えて「V2h」も設置できれば災害などで停電になった際も、自分の部屋だけは通常運転で数日生きていけますし。

ガレージにテスラ・モデルSと日産リーフを並べて、充電や日頃の手入れの様子、実際に走行している様子など「電気自動車を使えるライフスタイル」までテーマにするとブログよりもYouTubeで映像で発信する方が面白いかもしれませんね。

決してイケメンでもないただのおっさんですからサングラスか覆面かお面は必須でしょうけど(笑)。

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