「ラメゾン・シャンゼリゼホテル」宿泊記と「衛生パス」取得法【マリオット系のDesignHotels】
こんばんは、@kojisaitojpです。昨日は「2021年11月ヨーロッパのEV化率」という別ネタをはさみましたが、今日から再び旅行ネタに戻ります。
と言ってもEVの話をしないわけではないですが。
パリの街に違和感なく溶け込むテスラもすごいなとは思うけど pic.twitter.com/3ONklSZAD8
— saito koji@ヨーロッパからの隔離も終了 (@kojisaitojp) November 23, 2021
これは私がパリで4拍した「La Maison Champs-Élysées」のすぐ近くで路駐していたテスラ・モデルSですが、この時も感じたようにパリの歴史を感じるクラッシックな街並みにも違和感なく溶け込んでいます。
元々自分が自動車の専門家ではないのもあって、「周りの雰囲気と調和してるか?」「デザインそのものはかっこいいか?」という視点で車を見ます。
パリやロンドンでテスラを見かけて驚いたのは「歴史のある街並みに調和する」という点です。
今日取り上げる「La Maison Champs-Élysées」もそんな「古いものと新しいものが共存するホテル」という一例かもしれません。
というわけで今日はパリで4泊した「La Maison Champs-Élysées」の宿泊記と今やフランスでは必須になった「衛生パス(ワクチンパスポート)」について解説してみます。
目次
シャンゼリゼ通りが目の前の「ラメゾンシャンゼリゼ」
一昨日までの記事で私はフランクフルトに滞在し、フォルクスワーゲンの「アウトシュタット」に行ったところまで書いてましたが、今度はフランクフルトからパリへ移動です。
パリでは「La Maison Champs-Élysées」に4泊、最後の一泊だけ「モクシー・パリバスティーユ」に泊まりました。「またモクシーかよ」とマリオット系ホテルの愛好家からは苦笑いされそうですが、世界各地にあるモクシーに泊まってみたいなという野望もあります(笑)。
さて今日はその前のパリ滞在の大半を過ごした「ラメゾン・シャンゼリゼ」です。その名の通りシャンゼリゼ通りからすぐのところにあるホテルで、先日ロンドンで泊まった「The Townhall hotels&apartment」同様に日本には上陸してないマリオットブランド「Design Hotels」の一員です。
ちなみになぜかホームページには日本語のページもあり、一応日本からの観光客も意識してるんだなと思うところです。
La Maison Champs Elysees Hotel ☆☆☆☆☆ | シャンゼリゼ通り近くの5つ星ホテル – 公式ウェブサイト
La Maison Champs Elyseesは、ベルギーの有名デザイナー、マルタン・マルジェラ氏がデザインした豪華な5つ星のブティックホテルです。パリ8区にある便利な当ホテルは、シャンゼリゼ通りや地下鉄アンヴァリッド駅の近くに位置しています。
どういう場所か簡単に説明すると、まずホテルの隣の隣の建物がアストンマーチンのショールームでした。
そしてホテル前に路駐(多分宿泊客のもの)してる自動車がロールスロイスやベントレーという立地です。ホテル名に「Champs-Élysées」と付けているだけのことはあります。
でもそんな中にもテスラ・モデル3がさりげなく路駐してますが、違和感は全くありません。
ホテルは入って目の前がフロントで、この黒い三角のところでチェックインします。
キーを受け取って部屋へ向かうのですが、この通路から「なるほどDesign Hotelsか」と、おしゃれな通路に入ります。
エレベーターホールはこんな感じです。
「やはり古い建物を現代風に改装したフランスらしい内装だな」と思いながら部屋に入ります。
「La Maison Champs-Élysées」の客室はどんな感じ?
さて客室の紹介ですが、この前のロンドン同様にパリのホテルも基本的に「狭くて高い」ので、アップグレードされた部屋でもこの程度です。
部屋は「スーペリア」「デラックス」「ジュニアスイート」とあるようで、今回私が宿泊したのが「デラックス」に該当するようです。
部屋の雰囲気が伝わるように例によって稼働させる気のないYouTubeチャンネルに動画をアップしましたので、こちらもご覧ください。
デザイン性を意識させるところは、例えばこの置物ですが、これが実はゴミ箱です(笑)。
照明器具はこれです。
決して広くはありませんが、バスタブ付きの部屋に旅行の後半でアサインされたことは非常にありがたかったです。
また「ラメゾンシャンゼリゼ」は今回宿泊したホテルの中で唯一バスアメニティが持ち帰り可能なものになっていました。
「ディプティック フィロシコス(Dyptyque Philosykos)」という日本でも購入可能なブランドを使用しています。
diptyque 60周年|ディプティック公式オンラインストア
2021年で創業60周年を迎えるフレグランスメゾン diptyque。記念すべきアニバーサリーイヤーはたくさんの新たな香りの発見に満ち溢れます。
あとは特徴としては日本語のホームページがあることから予想がつくように、最近海外のホテルでは減ってきた日本語チャンネルも見れます。
私がたまたま付けた時は「相撲」やってましたね。実はフランスで案外人気ありますので(笑)。
「La Maison Champs-Élysées」のレストランはどんな感じ?
朝食は1階のレストラン「Table du 8」で7:00-10:00の時間帯に(土日は11:00まで)提供されます。「Design Hotels」ブランドなのでプラチナ会員以上でも朝食の無料サービスなどはありませんが、私が宿泊した際には実質朝食がタダに近い価格になる宿泊プランが用意されていました。
ブッフェ形式ですが、フランスでは「マスクと手袋着用」のようなルールはありません。
基本的にフランスでは「ワクチン証明書(衛生パス)」さえ持っていて室内に入る資格があればそれ以上うるさいことは言いません。
ですが先ほども言ったように「室内に入る時にマスクを着用し、外に出る時に脱ぐ」というのが私の見た感じだとフランス人で最も多いパターンでした。
日本人の感覚だと「付けたり外したり忙しい連中だ」と思うところですが、フランス人は室内屋外で着用したり脱いだりと使い分け、イギリス人は基本ノーマスクだったりとマスクを嫌がる国民性があるようです。
もっとも私の帰国直後からオミクロン株という新しい変異株が流行し始めたのでイギリス人も再びマスクを着用し始めたようですが、私が行った先月はほとんど無警戒の印象でした。
「衛生パス」で室内に入る際にチェックを怠らないフランスの方がコロナ対策という意味ではきちんとやっている印象でした。
室内に入るには「フランス衛生パス」が必須
これはパリを代表するカフェの一つ「ドゥマゴ」の入口なのですが、席に向かう前に全員が「フランス衛生パス」のチェックを受けます。
「フランス衛生パス」とはQRコードが付されたデジタル証明書 あるいはQRコードが付された紙の証明書なのですが、外国人観光客でも簡単に作れます。
私はカタール航空でパリ到着直後にシャルルドゴール空港2Eの薬局ですぐに取得しました(36ユーロでしたが、おそらく薬局によって微妙に料金違います)。
薬局では日本から持参したワクチン接種証明書を見せればものの数分で作成してくれます。
薬局では紙で渡されるのですが、ここについているQRコードを「AntiCovid」のアプリで読ませてやれば外国人の私でもスマホでワクチン証明書を提示できます。
上記のバーコードがフランス国内で建物に入る際に提示するQRコードです。
フランス国外に出る時にはもう一つのQRコードを使うのですが、こちらには「氏名・生年月日・ワクチンの会社・接種日」が文字でも記載されています。
また一度このアプリに日本から持参したワクチン証明書を読み込ませてやると、自分が衛生パスを提示した場所でクラスターなどが発生した際に日本でいう「濃厚接触者の可能性あり」という通知が来るようです。
ちなみにフランスの場合ワクチン未接種者の場合は「今すぐ病院に行くか自宅で自己隔離」、ワクチン接種者の場合は「1週間身体に異常が出なければ何もしなくていい」というルールです。
私の場合は旅行中から今日まで一度も通知が来てませんので濃厚接触になるような場所には行ってなかったということが証明されています。
日本のように今もQRコードなし、しかも紙で証明書を持ち歩くような時代錯誤な国より一歩先に行っています。
来客全員のQRコードを読み込むことを必須(やらないとお店が違法で罰せられるようです)にすれば感染者が発生した時にすぐに伝えることが可能になるという合理的なシステムです。
これと正反対なのが日本の帰国時の検疫で、「一体何枚あるの?」という紙の書類を持たされ、「確認」という名目で同じことを何度も何度も別の人間がチェックするという非常に効率の悪い方法でやっています。
これについてはまた別の記事で触れますけど。
日本が世界からどんどん遅れていく臭いがする場面だったのでいずれきちんと論じようと思います。
「La Maison Champs-Élysées」宿泊後の総合評価とアクセス
この前のロンドン同様にホテルが「高くて狭い」のが特徴のパリですので、タイミングが良ければ1泊200-250ユーロでシャンゼリゼ通りすぐ近くのこのホテルは比較的コスパの良いホテルかと思います。
予約する前にマリオット系でこのパリ市内のホテルを検索すると300ユーロ前後のホテルが多かったです(モクシーなどの安いブランドを除く)。
マリオット愛好家向けにデメリットを挙げておくと、
- 「Design Hotels」なのでレイトチェックアウトがない
- ラウンジがない
- プラチナアメニティがマリオットボンヴォイのポイントのみ(1000p)
特典が充実するホテルと比較するとプラチナ会員以上であることのメリットが少ないのが「Design Hotels」の特徴でもあります。
ですが徒歩でシャンゼリゼ通りに出れる、コンコルド広場やヴァンドーム広場などへも電動キックボードを使えば簡単にアクセスできる立地は観光客には非常に便利でありがたいです。
ドイツの記事でも触れましたが、街並みを自分の目で見ながら移動できる電動キックボードは非常に使い勝手が良いです。
今日もEV(?)で移動(笑) pic.twitter.com/tbpVloAy6L
— saito koji@ヨーロッパからの隔離も終了 (@kojisaitojp) November 22, 2021
コンコルド広場へは地下鉄で1駅なのですが、階段を登って降りてとやってるよりシャンゼリゼ通りにもある自動車専用道路を電動キックボードで移動した方が間違いなく快適です。
最後にホテルの場所とアクセス方法にも触れておきます。
住所:8 Rue Jean Goujon, 75008 Paris, France
最寄りの地下鉄駅は1号線・9号線の「Franklin D. Roosevelt駅」から3分位です。
空港からのアクセスは現在コロナ禍でシャルルドゴール空港から凱旋門までの「LE-BUS Direct(以前のエールフランスバス)」が運休となってますので、Roissybus/ロワシーバスでパリOpéraまで来てそこからタクシーか地下鉄、またはRER(B線)で「パリChâtelet – Les Halles」まで来て、そこから地下鉄でのアクセスになります。
個人的にはRER(B線)はあまり治安が良くないのでフランス慣れしてない方にはオススメしませんが。
タクシーだとシャルル・ド・ゴール空港からはパリ右岸/左岸がそれぞれ53/58ユーロと定額になっています。Uberなどの配車アプリを使うと時間帯にもよりますが10ユーロ位安くなる印象です。
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