【インチキ?詐欺?】高額情報商材に騙されないためには?

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こんばんは、@kojisaitojpです。最近Twitterのフォロワーが増えてきたなと思っていたらついに「アレ」が来ました。

情報商材の勧誘

リンクやハンドルネームは隠しましたが、「スマホ1台でお金を稼ぐことに興味ありませんか。月収100万円以上も夢ではありません」的なダイレクトメールです。しかもアイコンにはそこそこかわいい若い女子大生と思しき写真が貼ってあって、男心をくすぐるような勧誘です。

経験がある方はお分かりでしょうが、これが「情報商材」の勧誘です。うっかり返信しようものなら高額の情報商材を売りつけるような勧誘がしつこいくらい来るようになります。

もちろん詐欺だったり、インチキだったりするのですが。

今まではサッカーとかperfumeとかただの個人的な趣味のツイートしかしてなかったので、こういうのが来たことはなかったのですが、ブログを開設してTwitterをリンクさせて「起業に向けて準備してます」的なことを書くと、やはり現れました。

今日はこのようにSNS上にも時々出没する「情報商材」について考えてみます。

インチキ・詐欺的な情報商材に「成功へのテキスト」を欲しがる受験秀才

情報商材のイメージ
よく見かける情報商材のキャッチコピーなどに「1日15分作業をするだけで月収100万円」とか「1クリックで月収〜万円」という、騙される人いるのかと思うくらいお気楽に副業を勧めるような広告が、ツイッターやLINE、インスタグラムなどに出てきます。

LINEやインスタグラムという若者向けのメディアを使う時点で、若者をターゲットにした詐欺だというのは簡単にわかるのですが、こういう手法の広告はたくさんあります。

まぁ大抵の教材は、「中卒でブラック企業でコキ使われて手取り14万の給料だった自分が変われた」的に、不幸な人生送ってきた自分でも稼げるようになったというのを情報商材を売るキャッチコピーにしてくる傾向があります。色々読んでいると様々な不幸エピソードが出てきて笑えます。

こういう広告に、私のように北海道で誰でも知ってる高校を出て、早稲田大学卒業という感じのある程度人生で成功していたようなタイプの具体例はまず出てきません。

むしろ私のような高学歴の人間は、高額の情報商材を売り付けられるターゲットにされます。

情報商材に高学歴者が騙されやすい理由

詐欺に引っかかるイメージ
「頭良い人がそんな商材に騙されないでしょ」と一般的には思うかもしれません。しかしよく引っかかるのです。

私も学生の頃に引っかかりそうになったことがあります。クーリングオフしましたが、クーリングオフという制度すら知らない大学生なら大金をドブに捨ててます。

実はここに受験勉強の弊害が見えてきます。

    受験秀才というのは効率よく勉強できることを求めるので、「合格するためのテキスト」「合格の方程式」が欲しがります。

    要は「このテキストさえ勉強できれば、合格に必要なものが全部入っている」ものを欲しがるのです。

    だから情報商材で「この教材さえマスターすればあなたも月収100万円」のように煽られると、ついつい飛びついてしまいがちです。

特に偏差値の高い大学を卒業したのに就職した企業がブラック企業だったり、会社のコマとして使われる自分の境遇に疑問を感じてたりする人ほど、「これさえあれば人生が変わる」的な煽りに引っかかりやすくなります。

しかも偏差値の高い人間は基本的に真面目です。与えられた教材をこなそうと一生懸命頑張る。報われなくても頑張るという蟻地獄にハマります。

インターネット詐欺

ただの副業ビジネスなら自分が損するだけなのですが、これがネットワークビジネスだったりすると、周りの人間にも迷惑をかけて人間関係を破壊してしまいます。

実際大学の時に私がいたサークルでもネットワークビジネスが流行して、逃げるのに一苦労した記憶があります。で、当然のようにそのサークルの人間達とはそれっきりです。

私は誘いに乗らずに逃げたから金銭的な損失はありませんが、おそらくサークル内では大きな損失を抱えて、人間関係に遺恨を残したことでしょう。

反対に受験勉強での成功体験がない人は、「あ、こんなの俺には無理」と簡単に投げ出してしまうので、被害は最小限に終わることが多いです。

でも情報商材は必ずしも詐欺ではない

悩む女性のイメージ
ネット上に転がっている「副業」系の情報商材がタチ悪いのは、その商材が必ずしも失敗するもの、詐欺だとも限らない点です。

前回の記事でお話しした「カメラ転売」の話も、内容自体は日本で安く流通している中古カメラを仕入れて、ebayで海外に転売するというビジネスですので、適切にカメラを仕入れることができれば「物販」として立派に成り立つビジネスです。

問題は「カメラ転売をやるために100万の学費が必要なのか」という話であって、転売ビジネス、せどり自体は詐欺でも何でもありません。

ですのでスクールに参加した人間の一部が成功を収めることが話をややこしくします。詐欺だと告発できませんので。

私が予備校の講師をやっていた時の実感で、こちらがどんなに質の良い授業を提供しても、生徒の6割くらいは授業を受けただけで何も努力しません。ほとんど芸人のライブに行ったような感覚で「今日も楽しかった」で終わりです。1割くらいの生徒はこちらの授業に関係なく勝手に努力して受かります。

実はこれ、情報商材でたまに出てくる「成功例」も一緒です。その商材を生かしたかどうかに関係なく、自力で努力して成功を収める人間は、その商材が絶対に儲からない詐欺教材でもない限り一定数現れます。

個人的にはその情報商材の価値というのは、残りの3割くらいの人間、つまり「努力する気はあるけど、どうやって良いかわからない人間」が稼げるように育てることができるかという点にかかっていると思います。私の予備校時代も「勝手に勉強して受かる連中よりも、俺の話を聞いて頑張ろうとする3割くらいの生徒を合格に導けるかで講師の腕が決まる」と思って授業をやってました。

ですので予備校と一緒で、この3割くらいの中間層が成功するようにサポートできる情報商材であれば価値はあるのかなとは思います。

もちろんそのための学費が100万円というのは高額すぎて論外ですが。

この中間層が全く報われないような情報商材は、いくら1割の成功者が出たとしてもゴミクズ商材です。

もうそのビジネスやってない商材屋が多いのが致命的

詐欺師のイメージ
実は情報商材の欠点は内容そのものよりも「商材を販売する当の本人がもうビジネスをやっていない」場合が多いことにあります。

ノウハウを教材にして売った方が楽にカネになると思うと、情報商材の販売にシフトする人は案外多いです。

具体的には負担の大きい副業、特に、

  • トレンドアフィリエイト
  • 物販(特に薄利多売系) 

この辺りのビジネスをやっていた(過去形)が「もうビジネスをやってない商材屋」になりやすい傾向があります。

トレンドアフィリエイトをやっていると常に最新のニュースを追いかけて芸能人とかスポーツ選手とかに何かあったら即記事書かないとアクセスを集められないので非常に疲れます。

ネットで検索していてよく、「〇〇の生い立ちは?結婚や彼女の噂は?」的なタイトルの記事を見かけるかと思います。で、気になるから開いてみたら全然役に立つ内容がないという経験は誰でもあるかと思います。

これがトレンドアフィリエイトで、要は中身がなくてもとりあえずページを開かせてアクセス数が稼げればカネになるという手法です。正確にはアフィリエイトではなくグーグルアドセンスを使う場合が多いのですが、細かい説明はまたの機会にします。

私も以前別のサイトをやっていた時にある芸能人の話題でバズったことがありますが、ものの数時間で何万というアクセスが来るので正直ビビりました。トレンドアフィリエイトなんかやってない普通の記事だったのですが。

ただお分かりかと思いますが、

リアルタイムでトレンドを追いかけることが面倒になるから情報商材を売ろうという発想につながります。

起業塾を作って1人100万だ150万だという高額の学費を取れば、記事を書くアンテナを張って常に身構える必要もなく大金を手にできます。

先ほどのカメラ転売のような物販も一緒で、物販の場合は常に国内の仕入れ値と海外での販売価格をリサーチして、今だとどんな商品が一番利幅を取れるかを常に探っておかないと、ついこの間まで人気だった商品が急に売れなくなるということも普通にあります。

なので、物販・せどり系の人もノウハウが集まったら情報商材屋に転身するケースが多いです。

トレンドアフィリエイトと同様に、流行り廃れがあるので、今講師が「この商品が儲かる」と言っている商品が流行したのが数年前のものであれば、このビジネスモデルはもう通用しません。

その結果「教材で推奨していることを実行したのに儲からない」ということが起きます。

継続できる副業を始めよう

ネット社会のイメージ
とネット上で推奨されている情報商材の欠点について説明してきましたが、否定だけしても「じゃあ何をやれば儲かるんだ」と思われてしまいます。

ですが、「これやればいいよ」という解決策を提示することは非常に難しいです。

というのも、

継続できるものと言われて「何がいいのですか?」と質問することは無意味です。継続するものというのは自分が好きなもの、興味関心のあるもの以外は無理だからです。

そもそも嫌々やるものを「カネのために」と我慢してやるのであれば、社畜と何も変わりません。会社の中で押し付けられた不本意な業務を嫌々やるのと何も違いはありません。

ただ元手がないのであれば

  • ブログ
  • アフィリエイト
  • 物販・せどり

くらいしか選択肢がないのが現実です。有名ブロガーや有名Youtuberの「ブログはオワコン」「アフィリエイトはオワコン」「Youtubeはオワコン」的な煽りには屈しないことです。

ああいう方々は確信犯で煽っている人が多いので、真に受けないことが成功への第一歩です。

どこかで勉強した経験があれば、プログラミングやWEB制作なども稼げる副業ですが、仕事経験はなくても勉強した経験は必要です。

特に副業を考えているのであれば、この選択肢の中から選ぶのが賢明です。

このブログでも今後オススメの副業とその進め方について紹介していく予定です。

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