JAL国内線ファーストクラスB777-200搭乗記(新千歳→羽田)

旅行

こんばんは、@kojisaitojpです。旅行マニアの活動再開第一弾だったのですが、地元に帰る用事のみだったのでもう東京へ戻ります。東京から札幌までの移動手段とホテル修行をアップしただけになります。

とはいえ「GO TO」とやらも10月から東京都在住者も対象になるようですし、とりあえず国内旅行は私も再開します。

この前サッカーの話で「実質アウェイは解禁されている」と力説しましたが、炎上覚悟でアウェイに乗り込んでみたい気もあります。

またこの前の記事でも言ったようにこっそりヨーロッパに行きたいところですが。。。

さて同じ国内線ファーストでも、札幌から東京への戻りは、旧来から使用されていたB777で久々のフライトですが、結果はどうだったのでしょうか?

JAL国内線ファーストクラスB777-200搭乗レビュー

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジのエントランス

JALの国内線にA350-900が投入されたのは去年からでしたが、それまではB777-200がファースト搭載機では主流でした。元々上級クラスの設定がなかった(JALはANAでいうプレミアムクラスに当たるクラスを捨ててクラスJのみだった時代があります)JALの機材の前方に無理矢理作った感じのファーストクラスでした。

それでも投入当初(2007年頃)は最新の国際線ファーストクラスだった「スカイスリーパーソロ」の国内線版という感じの高級感のあるシートは最新でした。

JALスカイスリーパーソロ
JALスカイスイート(ファースト)

まぁ、今振り返れば国際線のファーストでこのシートは豪華とはいえ、スペースの無駄遣いではあったのですが。今のスカイスイートと比べると明らかに機能的ではありません。私も当時「成田→仁川」でこの機材に当たったことがあり、一度体験したことがあります(成田→仁川は2クラスなので席だけファースト、待遇はビジネス)。

当時のものなので、コンセントもディスプレイもありませんが、国内線なら特に必要なものではないと許容できるものです。

JALでは今後国内線でも「羽田⇄新千歳」のような繁忙路線はA350が主力となると思われ、現行の国内線ファーストがいつまで使われるかはわかりませんが(実際に後発のB787はA350と同様のファーストが装備)、今となってはクラシックなデザインになったB777−200の評価はいかがでしょうか?

先に結論を言うとA350に比べると正直劣ります。しかし「羽田⇄新千歳」「羽田⇄伊丹」のように1時間前後のフライトであれば今でも全く問題なくファーストを味わえます。

個人的には機内で急かされながら食事をするよりも、専用の手荷物検査やダイヤモンドプレミアラウンジの方にファーストの価値があると思っています。

チェックイン〜ダイヤモンドプレミアラウンジ

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジ入口
羽田同様に新千歳でも、ダイヤモンドプレミアラウンジは、専用のエントランスから入り、手荷物検査場も専用、ラウンジまで直行できるスタイルです。グローバルクラブとエントランスが違う上に、グローバルクラブ会員は一定のフライオンポイントをクリアしないと来れないので、常に空いています。

それでも上級会員が多いのか、行きの羽田空港よりは人が多い感じはしました。同時刻に羽田行きが数便飛ぶ都合かもしれません。

  • 国内線ファースト利用
  • JGCプレミア、JMBダイヤモンド会員と同行者1名
  • ワンワールドエメラルド会員と同行者1名

条件は厳しいのですが、JGC会員でプレミア資格を取るビジネスマンは案外多いようです。「プレミア」はグローバルクラブ、「ダイヤモンド」はJALマイレージクラブ会員とややこしいので、いつも優先搭乗のアナウンスで噛みそうになっているのが気になりますが。

ANA同様に国内需要の多い会社ですから、基本的にはワンワールド会員には冷たいですが。ホームページの名前入力がカタカナ指定(ブリティッシュエアウェイズだと認識しないので私は無視してローマ字入力してますが)、予約を入れると自動的にJALマイレージバンクの番号を入力する画面に強制的に移動してしまうのは要改善ですが。

と愚痴はありますが、新千歳のダイヤモンドプレミアラウンジは2017年に誕生したものですので、まだまだ新しく、照明も落ち着いていてくつろげる空間であることは確かです。

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジ

いつもは窓側のコンセントを使える席、航空機が見える席でくつろぐのですが、今回は混んでいたので中の方のソファを使いました。

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジ

ちなみに羽田同様に以前のようなスープや味噌汁のサービスはなし、パンとおにぎりのサービスは継続してましたが、感染防止対策からか、小分けされていました。

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジ

まぁ飲食目的でダイヤモンドプレミアラウンジを使う乗客はほぼいないでしょうが。

機内の様子

JALB777国内線ファースト
B777は「嵐ジェット」ではありません。

離陸の際はエアバス機の方がやはり静かかと思います。ボーイング機は787以外は騒音が結構する印象です。

さて機内ですが、

JALB777国内線ファースト

従来の国内線ファーストの白を基調としたシートで、高級感を重視したデザインです。ちなみにこの写真は今回のではなく、正月のものです。

元々あったB777に後からくっつけた感があるファーストクラスですが、後ろのクラスJとはカーテンで区切られるのでプライベート感はあります。

またコンセントとUSBがないので、モバイルバッテリーが各席に置かれていて自由に使われます。

隣の席との仕切りの面積はA350よりは若干狭いので、コロナウイルス感染防止対策としては(?)です。

席の面積は「2-2-2」なのでA350と変わりません。ただ天井が若干低いので多少の圧迫感があるのはA350との違いです。

食事はファーストの魅力

JAL528ファースト機内食

国内線でもファーストの場合は食事が出ますが、行き同様に感染防止対策からカバーがかかっています。

今回はきちんと撮影してきましたが、日本各地の有名旅館・ホテルとタイアップしており、今回は鹿児島のリゾート「天空の森 TENKU」のメニューでした。

JALファーストのメニュー
JALファーストのメニュー

日本各地の有名ホテルやレストランとのタイアップしたメニューは国際線のファースト・ビジネス同様ですが、JAL特有の

通常であればトイレや他の客席の様子なども紹介したいところでしたが、今回のフライトはなかなか機内Wi-Fiが繋がらず、時間をロスしたので撮れてません。

国内線ファーストは食事に時間を取られるので、案外余裕がないのが唯一の欠点です。

まとめ

新千歳ダイヤモンドプレミアラウンジ
今まで何十回と乗った旧型の国内線ファーストですので特に新しいコメントがないと言えばないのですが、一つ気になったのは乗客の導線をCAがコントロールできていない印象がしました。

ファーストの乗客が先に降りるのが当たり前のはずなのですが、CAが後方をブロックしないので、クラスJなどの後方の乗客が先に降りようと押しかけてきます。しかもマスクをしてるとはいえ、なぜかこの時はソーシャルディスタンスは無視して詰め詰めです。

私は降機の際に猛ダッシュで荷物を出して出口までダッシュするタイプではなく、のんびり準備するタイプなので後ろから乗客が押し寄せてくると圧迫感を感じます。

また経費節減からか、ボーディングブリッジを一つしか使用せず、これをやられると搭乗の際に長い列ができてしまい、ファーストの私も延々と行列で待たされるという欠点があります。

しかも降機の時同様に誰もソーシャルディスタンスは気にしないという…。機内でのマスク着用を巡って最近もバトルがありましたが、搭乗と降機がこれでは…とは思いました。

とはいえそれ以外はJALのファーストにふさわしい、「ストレスなく手荷物検査からラウンジに到着し、機内でも可能な限り客がストレスを感じない空間」は健在です。

フライト情報

航空会社日本航空
フライトJL528
機材B777-200
クラスファースト
出発空港新千歳空港(CTS)
到着空港羽田空港(HND)
出発時刻21:05(CTS)
到着時刻22:40(HND)
フライト時間1:35

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