ホンダとフィアットの「全車EV化」から感じる期待感とは?【あえて日産・アリアの話題は避けます】

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こんばんは、@kojisaitojpです。日本のEVの中で間違いなく世界で戦えると言われていた日産「アリア」の予約がようやくスタートしました。

ツイートした時点ではアリアに対して「高い。「300万にしろ」などの無理筋(アリアはリーフと違って高級車です)の要求ばかりするヤフコメにイライラしてましたが、もうこの手の理不尽な不満を言う人々は放置で良いかなと思うようになりました。

昨日の記事でも述べたようにEVに対して理不尽な批判をしてくる人々いうのは背景に「EV化されると困る事情」があるので必死に叩いてくるのでしょうが、会話が成立する連中ではありませんので関わる気になれません。

私が勧めると変な感じがする方もいるかと思いますが、少なくともアリアに関しては「自称専門家」と自ら名乗っているこの方の情報がその辺の自動車ジャーナリストより詳しいです。

個人的には最後の「行ってらっしゃい」は変に反発招くだけですので不要だと思いますが(笑)。

とはいえあえて私が語る必要もないくらいアリアの情報が出てますので、私は自分じゃなかったらスポットが当たりにくい領域で話をします。

ですので今日はアリアについてではなく、突然全車EV化を打ち出した日本とイタリアのメーカー、具体的にはホンダとフィアットについて語ります。

「フィアット→ステランティス」へと広がる可能性が高い「全車EV化」

ステランティス
イタリア(ヨーロッパ)のメーカーですのでいずれ表明するだろうなとは思ってましたが、フィアットが突然全車EV化の方針を打ち出してきました。

元々フィアットの属するステランティス(Stellantis)は世界のEV化の流れには遅れ気味でしたが、今回フィアットがグループの中でいち早く全車EV化を打ち出してきました。

しかも全車EV化の時期を「2025年〜2030年」とかなり早めに設定してきたことが衝撃でした。

2021年日本で発売予定のfiat500e

現在は「フィアット500e」のみですが、近いうちに「フィアット・パンダe」も投入する予定で、具体的には2021年末までに新車ラインナップの60%をEVに転換すると目先を見ても急ピッチでEV化に舵を切るようです。

    ちなみに「ステランティス」という名前はあまり聞いたことのない方もいるでしょうから説明しておきます。

    2021年からFCA(フィアットクライスラーオートモービルズ)とPSA(プジョー・シトロエン)が合併してできた新しいグループで、2019年の世界新車販売台数が年間約870万台で、フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループです。

    グループ内にはアバルト、アルファロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、DS、フィアット、ジープ、ランチア、マセラティ、オペル、プジョー、ラム・トラックス、ボクスホールという14ブランドがあり、高級車から大衆車、商用車まで幅広いラインナップをカバーしています。

    今回EV化を表明したのはフィアットだけですが、いずれグループ内の他のメーカにも影響は及ぶことでしょう。

先日はランボルギーニ(こちらはフォルクスワーゲングループ)がEV化すると表明したことを記事にしましたが、ステランティスの方でもまだ発表はありませんがランチアやマセラッティなどの高級車がおそらくEVになるものと思われます。

私の趣味的にマセラティは刺さるものがあるのでEV化されたクアトロポルテなんて出ようものなら飛びついてしまうかもしれません。サイバートラックとマセラティ置けるスペースを確保するのが大変でしょうけど(笑)。

なお「フィアット500e」の具体的なスペックなどについては以前の記事で書きましたので合わせてご参照ください。

今年1月に「フィアット500eを年内に日本市場にも投入するよ」というアナウンスが出て以来音沙汰がないのですが、今回フィアットが会社全体のEV化をかなり急ピッチな予定で表明してきましたので、「本当に2021年内にフィアット500eが日本で買えるかも」と期待感が出てきました。

正直セカンドカーとして運用するなら最強のEVになると思います。

でも日産とホンダは世界のEV化についていく姿勢?

ホンダのパワートレインユニット製造部
冒頭の「日産・アリア」の予約開始だけではなく、他にも日本国内でなかなか衝撃的なニュースがありました。

2040年までに全車EV(とFCV)という方針を打ち出しているホンダですので、エンジンの開発も徐々に縮小していくのは当然なのですが、早速実行に移してきました。

ホンダの全車EV化に関しては国内外で懐疑的な見方をする専門家が多く、「ホンダはEV化なんかする気はない。きっとハイブリッドに戻ってくる」的な勝手な期待をしていた自動車ジャーナリストの期待(?)に反してホンダが着々と内燃機関(エンジン)を捨てる方向に動いています。

ホンダが先日表明した「2040年までに全車EV化」については以前解説していますのでこちらをご参照ください。

昨日は「全方位といいつつEVだけはやる気を見せないトヨタ」について記事を書きましたが、ホンダと日産はそちらの方向ではなくEVの方に進むのが濃厚のようです。

「反EVで協力してくれると思ったのに」というぼやきも聞こえてきますが、それはホンダの旧体制の話です。

まぁEVにやる気がない体制の時にいわゆる「コンプライアンスカー」として作ったにしては「ホンダe」は価格以外に不満のないEVでしたので(このサイズのEVに「航続距離ガー」を言うのはやめましょう)今後本気で作ってくるEVには期待が持てると私は予想しています。

今のところは「2040年までに全車EV化」へ向けて着実に動いていると思います。

「ルール作り」に負けた以上EVをやらざるを得ないのが現実

グローバルなビジネス
という風にEV化を表明した会社を称賛していると「EV信者め」と罵られることにはもう慣れましたが、別に私は「EVが唯一絶対の正解だ」と思ったことはありません。

別にガソリン車でもハイブリッドでも水素でも自分が魅力を感じるものに乗ればというのが個人的な見解ですが、世界のルールがそれを許さなくなっている以上「もうEVしかないかな?」と思うだけです。

実際に内燃機関、特にハイブリッドで日本勢に絶対勝てないと思ったヨーロッパや中国が「EVなら日本勢にも勝てる」と仕組んできた動きがあったとは思います。

ですが「陰謀だ」とその世界の流れに背を向けたとしても「世界の主要国で日本以外でハイブリッドやガソリン車を売れない」となってしまえば、EV化に乗ろうとしないメーカーは詰んでしまうだけです。

「世界のルール設定争い」に負けてしまった以上、本気でEVをやらない限り生き残れないので私はホンダや日産の動きが正解だと思っています。

ヨーロッパ勢の「ルール作り」の上手さについては以前も解説していますので、こちらをご参照ください。

実際にここのところ何度も取り上げていますが、ヨーロッパ・中国に加えてアメリカまでもが「自動車の未来は電気だ」と演説を行ったバイデン大統領を筆頭にEV化へ向かい始めています。

バイデン大統領がフォードの工場で行った演説については先日記事にしましたのでご参照ください。

先ほどのフィアットはイタリアのメーカーですが、イタリアという国も日本同様に先進国から滑り落ちそうな(もう滑り落ちてる?)国です。ヨーロッパという地理的な理由もあるでしょうが、フィアットは全車EV化を表明して世界の流れについていくことを選択しました。

「日本の雇用を守るために水素エンジンだ!」と日本国内でしか通用しない論理で勝手に盛り上がっている国とどっちが正しいのかもうすぐ答えは出るでしょう。

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