【アフターコロナ】「社畜脳」のままでは生き残れない?
こんにちは、@kojisaitojpです。お盆とかは関係ありませんが、個人事業主は日常こんな時間でも当たり前にブログが書けます。
ここのところ「アフターコロナで世界がどう変わるか?」という目線で、様々な事柄について分析していますが、主にこれまでの雇用システムや働き方がアフターコロナの世界では通じなくなるということについて解説しています。
今日も「社畜脳」と書いた時点でお分かりでしょうが、これまでの日本の大多数の労働者がこのままのマインドで働けるのかという問題について語ります。
目次
アフターコロナで「社畜脳」は終了
先日の記事でもコロナをきっかけにリモートワークなどが広がったことを背景に、企業がジョブ型雇用システムに切り替えていくだろうという話をしました。
要は自分の持ち場である仕事(スキルを生かしたジョブ)を基本的な評価基準として、それがリモートワークでも可能ならわざわざコストをかけて出勤する必要もないいという方向にアフターコロナの世界では加速しています。
毎日朝から出勤して、夕方まで働いて、夜も会社の仲間と居酒屋で飲み会、休日も会社の同僚や仕事先の人間とゴルフのような生活の大半を会社に拘束される、拘束される代わりに会社は終身雇用で面倒を見るという日本型の「メンバーシップ雇用システム」の存続が、コロナウイルスの感染拡大によって難しくなったという背景があります。
しかしも今後経済的には不況になること、単純労働であればAIやロボットでも代わりがきく目処が徐々についていることから、特定のスキルを持って仕事ができる人間以外を会社が雇う必要が徐々に薄れているのが現実です。
極端に言えば機械でも代わりがきく労働はAIやロボットにやらせて、特定の人間のスキルが必要な人材を必要な時に雇えば、オフィスなど設けなくてもリモートワークで仕事を発注するだけで企業が回るようになります。
わざわざ社員を毎日出勤させて、固定給を払って雇うメリットが、徐々に企業の側から失われていく未来がそれほど遠くない未来には実現します。
すぐは難しいでしょうが、それほど遠い未来の話ではありません。
反対に考えると「リモートワークでできることをわざわざ出勤してやらないとダメだという企業はその時点でブラック企業確定」だとも言えます。
だって家でできる仕事のために感染のリスクが高い満員電車で出勤させて、ソーシャルディスタンスが取れているのかも怪しいオフィスで仕事をさせる、しまいにアフターファイブにはこれまた感染のリスクが高い居酒屋で飲み会に強制的に連れて行ったら、これはもうパワハラだと言われても反論できないと思います。
ジョブ型雇用システムで一発終了する可能性の高いブラック企業だと言えます。
そんな会社に自分の人生を100%委ねる人生がバラ色だと言えるのでしょうか?
自分の会社依存度について考えてみる
例えばあなたの会社に対する依存度、「社畜度」を計測するバロメーターとしてこんな問いを出してみます。
もし今「コロナの影響で業績が悪化して、これ以上君を雇えなくなった」と会社に言われたらどうします?
この時にもし「求人情報誌」などを用意して「今と同じくらいの給料で雇ってくれる会社がないかな?」と探すようでしたら、あなたは「社畜度マックス」の会社に依存した人間であることがバレてしまいます。
だって収入を「給料」「固定給」という目線で探している時点でジョブ型雇用システムからは程遠い生き方をしていることになります。
もし自分で何かスキルのある人であれば、求人誌で固定給の高い会社を探す以外にも、「今までのお客さんに声かけて、反応が良ければ独立してもいいかな?」くらいの選択肢は最低限浮かぶはずです。
例えばエンジニアとかプログラミングとかをやっている人でしたら比較的簡単に独立できます。
だって会社という組織に依存しなくても収入を得る方法があるのですから。
他にも自分でブログやアフィリエイト、せどりなどの転売ビジネス、Youtuberなどを副業でやっていたサラリーマンであれば、「とりあえず副業を本業にするかはわからないけど、しばらくは食うのに困らないから副業やりながら将来のことを考えよう」という選択肢も浮かびますよね。
仮に副業をやってなかったとしても「今まで会社が俺にしてきたひどいことや、クビになった顛末をYouTubeやブログで面白おかしく語ったらチャンネル登録者増えないかな?」くらい思いつくのであれば、会社への依存度は低いです。
(しかもそういう風に自分に起きた災難や不運を笑いに変えて人に話せる人間は、案外独立や起業をして上手くいく素質があります。)
真っ先に求人情報をあさって固定給の高い会社を探している時点で立派な「社畜脳」に侵された人間である、会社に100%依存した人生を送っていることがバレます。
「給料=時給(固定給)」という考え方
実は朝出勤して、夕方まで会社に拘束されて家に帰る、それに対する見返りとして給料をもらうというスタイルの労働は、時間を切り売りしてる給料をもらっているという意味で、大学生のアルバイトと一緒です。
むしろ大学生のバイトが短時間の労働で帰るのに対し、週5日朝から夕方までの長い時間を会社に渡している時点で、大学生のバイト以上に会社に依存した人生であると言えます。
サラリーマンの方々は「バイトと一緒にするな。俺は正社員だ」と怒る方が大多数でしょう。
なぜ学生バイト相手にそこまでマウントが取れるのかは正直理解に苦しみます。
だって「時間を切り売りして給料をもらっている」という点ではバイトと変わりませんよ。
自分のスキルで何か仕事をして、それに対する報酬として収入を得ているのであれば、フリーランスや個人事業主に近くなりますが、ジョブ型雇用がまだ一般化されていない日本の企業では非常に少ないと思います。
ちなみに以前の私は予備校という会社に「現代文と小論文の授業と教材作成」というスキルを提供する個人事業主でしたので、会社に依存するような生活はしてませんでした。
予備校が潰れれば移籍しますし、予備校の提示する条件に納得が行かなければ移籍する。自分のスキルを武器に働く場所を選ぶ生活でした。
予備校講師を出さなくても、大多数の年齢層が上の男性が知らず知らずのうちに見下しているキャバ嬢の方がよほど自分のスキル、つまり「自分の美貌やスタイル、トークなどの接客術」を商品として提供することで報酬を得ています。
時給で働くキャバ嬢というのは正直に言えば底辺で、インスタグラムなどで有名なキャバ嬢はほとんどが「売上折半」で契約しています。
だからお店のやり方に納得がいかなければ自分のスキルとお客様を持ってお店を移動します。いわゆる会社員より全然会社に依存しない稼ぎ方をしています。
あるお店に在籍しているというよりは、「あるお店のテーブルを借りて、自分のお客様を呼んで商売している」という感じです。
そこに非正規雇用だとか正社員だとか単語を用いて反論したところで、会社に全てを依存している「社畜」である事実は否定できません。
バイトの学生と同レベル、キャバ嬢以下と言われると非常に不快でしょうが、働き方から読み取れる事実はこんなものです。
アフターコロナで「社畜脳」は淘汰されます
会社に自分の人生の大半が拘束されても、我慢してサラリーマンを続けるというのは日本型のメンバーシップ雇用が維持されている時代だからこその産物だったと言えます。
嫌な会社だけど我慢して働いて食うのに困らないくらい給料もらえれば、週末を趣味で楽しむという典型的な日本のサラリーマン人生は、コロナ以前なら何とかなったけど今後の見通しは暗いと言えるでしょう。
でも反対に見ればアフターコロナはチャンスだとも言えます。自分のやりたいこと、好きなことを仕事にする、固定給をもらうためにわざわざ会社で苦痛に耐えるような人生を送れなくなるのですから。
最初は不安があっても、いずれこの方が人間的に楽しい人生を送れることに気づきます。
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