JAL国内線ファーストクラス「A350-900」搭乗記【接客面のクオリティが劣化?】

旅行

こんばんは、@kojisaitojpです。かなり久々の飛行機の搭乗記です。

地元に所用があり帰っていましたが、元々B777という古い機材の予定だった便が「A350-900」に機材変更となった(ラッキー)のもあり久々の搭乗記を書いてみます。

東京都に緊急事態宣言が出て、北海道にも「不要不急の移動の自粛」が出ている状況で、最も便数の多いはずの「羽田⇄新千歳」の便数すら半減している状況ですが、幸運にも最新機材のA350-900が回ってきました。

さて久々のフライトですが、結果はどうだったのでしょうか?

結論を先に書くと、「JALのファーストクラスにしては対応が雑。CAも地上係員もどうしちゃったの?」というのが正直な感想です。機材は現在のJALで最も良いものなのにちょっと残念な思いをしたのが今回のフライトでした。

JAL国内線ファーストクラスA350-900には2回目の搭乗

JALのA350-900
JALのA350-900に乗るのは2回目ですが、今後国際線にもA350を投入することを表明しており、ローンチカスタマーのカタール航空や東京オリンピックに合わせて羽田線投入予定だったブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィックなどワンワールド系の主要な航空会社がどんどん投入する意向ですので、今後海外旅行を再開できたら様々なA350に乗る機会があると思います。

とは言え新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況ですので、果たしていつの話になるのかという状態ですが。

今回は「羽田⇄新千歳」のように国内線で最大の便数や搭乗客を誇る幹線ですが、この路線でさえ減便しています。

まぁもしかしたら今回は、減便によりA350-900が余っているので回ってきたのかなという雰囲気ですが。

おそらく最新鋭の機材で燃費もB777と比べて非常に良いというのもあり、運行頻度を増やしている可能性もあります。

ちなみにこれが後で搭乗の際にJALらしくないミスを起こして、私の怒りに触れます(その前のラウンジでも伏線になる出来事がありましたが)。

ちなみに以前の「A350-900」への搭乗記についてはこちらをご覧ください。

この時は満足行くフライトだったのですが。。。

チェックイン〜ダイヤモンドプレミアラウンジ

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ
前の記事では羽田空港のダイヤモンドプレミアラウンジを紹介しましたが、今回は新千歳空港の施設を紹介します。

国内線ファーストクラスは専用のエントランスから手荷物検査場も専用(正確にはJALのダイヤモンド会員やワンワールドエメラルド会員も)、ラウンジまで直行できるスタイルです。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

羽田同様にグローバルクラブとエントランスが違う上に、グローバルクラブ会員は一定のフライオンポイントをクリアしないと来れないので、常に空いています。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

とはいえ今回は普通の手荷物検査場にも全く人がいなかったので、今の時期だとメリットが薄いかもしれませんが。。。

このように通常の時期であれば日帰りの出張客などで夜のそれなりに混む時間帯のはずなのに、ダイヤモンドプレミアラウンジはガラガラでした。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

私が入室した時にはラウンジ全体にわずか3名しか利用客がいませんでした。通常のエリート会員が入るサクララウンジの方はわかりませんが。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

ちなみに前回はなかったスープや味噌汁のサービスは自分で盛り付けるのではなく機械式で復活、他には感染防止対策から小分けされた状態でパンとおにぎり、お菓子などのサービスが継続していました。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ
新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ
新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

サクララウンジでは(国内線)食べ物のサービスがありませんので、この部分に関してはサービスが維持されています。

ですが今回は受付の対応がボケてました。

私の場合はラウンジに荷物を置いて喫煙所に行ったり、買い物をするために外に出て戻ってくることが多いのですが、必ずスタッフには「一回出てまた戻るので」と一言言って出ます。

今回もそのようにしたのですが、私がラウンジに戻っていくと後方から追いかけてきて「チケット提示してください」などと言ってきました。出る時と同じスタッフです。

「さっき言ったの忘れたの?」「わかりました!と言っておいてその対応は失礼じゃないの?」と私に攻撃されるパターンです(笑)。

新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジ

アバウトなサービスの外資系エアラインのラウンジであれば時々スタッフが覚えていないこともあるので我慢することもありますが、サービスの質が売りのJALです。

しかもほとんど利用客がいない状況でこちらが数分前に言ったことを覚えてないというのは正直どうなのかと思いました。

ファーストクラスなどの客が利用するダイヤモンドプレミアラウンジのスタッフとしてはお粗末です。

サービスクオリティが低下(?)した機内の様子

JALのA350-900の機内
ラウンジで少々イライラした状態で飛行機に乗り込みます。おかげで「嵐ジェット」ではなくなったノーマルのA350-900を撮るのを忘れてしまいました。

乗り込んでまたしてもトラブル。何と私の席に堂々と座っている人がいるではありませんか。

JALのA350-900の機内

当然CAに抗議をするのですが、「本当にこの席ですか?」的な反応です。

「わずか数人しか乗ってないファーストの客もチェックしてないの?」とまた私に攻撃されるパターンです(笑)。

「座席情報の確認が遅れて」などと言い訳してましたが、後で降りる際に気づいたのは私の席を占有してたのはJALの職員(非番のパイロット?)です。

きめ細かなサービスが売りのエアラインにしては怠慢です。

これがカタール航空とかエミレーツ航空なら最初から期待しないので怒ることもないのですが(笑)。JALのファーストでこのような体験は初めてです。

とドタバタしたので機内の写真が中途半端なものしか撮れていません。

ちなみに乗り心地ですが、離陸の際にボーイング777辺りと比べると静かな印象です。中型機なので昔エミレーツ航空のエアバス380に乗った時のような長い滑走(超大型機なので滑走が非常に長い)はありませんが、静かに上がっていくイメージです。

というわけでようやく機内の紹介ですが、

従来の国内線ファーストが白を基調としたシートであったのに対し、最新のA350はリニューアルされ(確かB787も同じ)、黒を基調としたスタイリッシュなデザインです。

JALのA350-900の機内

B777のファーストは後からくっつけた感があるのですが、最初からファーストがあることが前提のA350の方が周りに溶け込んでいます。

隣の席との仕切りの面積がこれまでより広くなっており、新型コロナウイルス感染防止対策(?)にもなっているようです。

席の面積は「2-2-2」なので変わりません。またシートは電動でマッサージ機能付き、ディスプレイも用意され、USBと充電用のコンセントも完備されており、現代のトレンドに追いついています。

座席に関しては1〜2時間程度の国内線の移動であれば申し分ない構造です。

食事つきのファーストなのにまたドタバタ…

JAL国内線ファーストの機内食
国内線でもファーストの場合は食事が出ます、感染防止対策からカバーがかかっていますが。

日本各地の有名旅館・ホテルとタイアップしており、今回は2020年2月にオープンした(タイミング悪いですね)新千歳空港国際線ターミナルビル直結のラグジュアリーホテル「ポルトムインターナショナル北海道内」にある「京都 下鴨茶寮 北のはなれ」の提供です。

JAL国内線ファーストのメニュー
JAL国内線ファーストのメニュー

ただこの食事の提供もドタバタしてました。

原因は私のPCがJALのWiFiを拾わなかったことなのですが、CAを呼んで色々試している最中に別のCAが強引に食事を置こうとしたりまた残念な行動が。

「お食事どうしますか?」と一言聞けば済む話なのに…と思ってしまいました。

JALのファーストクラスでは考えられないお粗末な行動が続きます。

繰り返しですが機内空間だけは非常にゴージャスなエミレーツ航空や上品なサービスが「(笑)」になるブリティッシュエアウェイズ辺りでは日常茶飯事なのでいちいち怒りませんけど(笑)。

国内線ファーストは食事に時間を取られるので、提供を急ぎたくなる気持ちはわかりますが、状況を見て行動すべきところです。

まとめ

JALのA350-900
羅列した航空会社からお分かりでしょうが私のマイル修行は「ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブ」です。

なので雑なサービス、アバウトなサービスには慣れているのですが、さすがにJALの機内やラウンジでこのような待遇を受けたのは初めてです。

JALというかワンワールド系に移動したのは、国内線はファーストクラスのサービスを味わいたいからというのが大きかった(ANAのプレミアムクラスは「ビジネスクラス」扱いなので最初から待遇は雑)のですが今回は非常に残念でした。

今年は諸事情により「羽田⇄新千歳」と「羽田⇄大阪伊丹」には毎月のように乗ることになるのですが、これならクラスJでもいいかなというのが今回の感想です。

減便や運休、これまでのような状況になかなか戻らない中でJALのスタッフのモチベーションが落ちているのかもしれませんが、残念ながらファーストクラスに値するサービスは地上スタッフからもCAからも感じませんでした。

マイル修行をしている方ならワンワールド系を攻略するならブリティッシュ一択なのはご存知でしょうが、この状況であれば40ティアポイントを稼げるクラスJで十分(ファーストは60ポイント)かもしれません。

まぁ年内に私がブリティッシュエアウェイズに乗れなければ、この努力が無駄になってしまいますけど(笑)。

いずれにせよJALのサービスクオリティの低下はちょっと気になります。

次回どういう対応をしてくるか要素を見ますが、先行きが不安な臭いがします。以前も記事に書きましたがANAと合併して「AN○L(自主規制)」になってしまう日が来るのでしょうか?

フライト情報

航空会社日本航空
フライトJL528
機材A350-900
クラスファースト
出発空港新千歳空港(CTS)
到着空港羽田空港(HND)
出発時刻21:00(CTS)
到着時刻22:40(HND)
フライト時間1:40

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