「シェラトン都ホテル大阪」宿泊記【東京とは別世界にマトモ?】
こんばんは、@kojisaitojpです。これまで私が泊まったことのあるホテルを紹介し続けていますが、本日取り上げるホテルは「シェラトン都ホテル大阪」です。大阪では老舗に入る有名ホテルです。
私の場合は最近は「大阪マリオット都ホテル」や「セントレジスホテル大阪」を利用することが多くなりましたが、コスパと空港からのアクセスが良いのもあり、今でも大阪での宿泊先に選ぶことが多いホテルの一つです。
先日取り上げた「シェラトン都ホテル東京」の場合は、スタッフの仕事ができないという話ではなく、「意図的にマリオットのエリート会員を冷遇」しようという悪意すら感じることのあるホテルですと辛辣に批判しました。
「都ホテル」という看板がつくと東京の場合と同じようにマリオットのエリート会員は冷遇されるのでしょうか?
先に結論を言ってしまうと、「シェラトン都ホテル大阪」はハード面では「シェラトン都ホテル東京」には及びません。しかしソフト面、スタッフの質という面ではさすがは老舗ホテルと思わせてくれる高いクオリティを感じます。
また近隣の大阪マリオット都ホテルなどと比較しても非常にコスパが良いのもシェラトン都ホテル大阪のメリットでもありますので、紹介します。
目次
大阪でも老舗ホテルの「シェラトン都ホテル大阪」
「シェラトン都ホテル大阪」は1985年10月、上本町駅(現・大阪上本町駅)のターミナル整備計画により同駅に隣接する21階建ての高層ホテル「都ホテル大阪」として開業しました。設計は有名建築家の村野藤吾です。
その後、カールソン・ホテルズ・ワールドワイド(現:カールソン・レジドール・ホテルズ)と提携し、「ラディソン都ホテル大阪」と改称し、その後2007年4月1日にスターウッド・ホテル&リゾート(当時)のシェラトンブランドの1つの「シェラトン都ホテル大阪」として、リニューアルオープン。スターウッドのマリオットとの合併により現在はマリオット系列のホテルになります。
同じように「都ホテル」の冠がついたマリオット系列のホテルは、先日取り上げた「大阪マリオット都ホテル」「シェラトン都ホテル東京」、他には「ウエスティン都ホテル京都」と複数あります。
多くのレストランやラウンジバー、サウナ、ラケットボールコート、ビジネスセンター、屋上庭園、茶室などを備えた大型のホテルですが、流石にオープンから35年経つと老朽化している部分もそれなりに目立ちます。
とはいえ価格がマリオット系列の中では比較的リーズナブルなのもあり、昨年までであれば外国人観光客を中心に混雑していることが多かったです。
マリオットのエリート資格を維持するという観点からも使い勝手の良いホテルで、私の場合もプラチナ会員資格を維持するための宿泊数の加算、いわゆる「ホテル修行」としてここで余計に1泊してから東京に戻ることも多かったです。
「シェラトン都ホテル大阪」フロントの様子
シェラトン都ホテル大阪でも東京と同様にラウンジでのチェックイン・チェックアウトができません。とはいえ東京の場合と違い、フロントにはエリート会員用のカウンターがあり、エリート会員は混雑を気にすることなくチェックインできます。シェラトン都ホテル東京のように一般客と同じ列に並ばせようとしてくるようなことはありません。
細かいことに思えるかもしれませんが、例えば「行列に並ぶ」ようなストレスから逃れるストレスフリーの環境の提供を受けるのがエリート会員の特権ですので重要です。
空港のカウンターなどで、各航空会社のエリート会員やビジネス・ファーストクラスの利用客は優先のチェックインカウンターや手荷物検査、搭乗の際にも優先搭乗ができることが飛行機に乗る際のストレスを軽減してくれるのと同じです。
関西エリアの「ウエスティン都ホテル京都」「大阪マリオット都ホテル」「シェラトン都ホテル大阪」と全て宿泊したことがありますが、この辺りはしっかりできていると思います。繰り返しですが東京だけが謎の運営です。
エリート特典は?
マリオットボンヴォイプラチナ会員としては、
- 部屋のアップグレード(最低でもプレミアムフロア以上)
- 1000ポイントのボーナス
- クラブラウンジの利用と朝食無料(レストラン
がついています。とはいえコロナウイルスの影響により現在はラウンジが閉鎖されています。
代わりにティータイム(11:00~17:00)およびカクテルタイム(17:00~20:00)は、21階バイキング&カクテルラウンジ「トップ オブ ミヤコ」でサービスが提供されるようですので(2階の「レストラン&ラウンジ eu(ゆう)」という説もあり)むしろお得かもしれません。
このホテル、設備上限界があるのでしょうが、正直ラウンジについては狭くてすぐ一杯になってしまう、提供されるフードなども少ないのが欠点でしたので。
ちなみに現在、同じマリオット系列の中でもラウンジに対する対応は分かれていて、シェラトン都ホテル大阪と同様にラウンジを閉鎖しているホテルとして先日のウエスティン仙台があります。
またプラチナ会員以上は朝食も無料で「レストラン&ラウンジ eu(ゆう)」にて提供されます。
以前はブッフェでしたが、現在は「アメリカンブレックファスト」「モーニングカレーセット」「シリアルセット」の3種類のセットから1つ選択になります。
「シェラトン都ホテル大阪」の客室の様子は?
部屋のアップグレードについてですが、プラチナ会員以上のステータスを持つと最低限「プレミアムフロア以上」にはなります。
部屋は現代の基準ですとビジネスホテルに近いくらいなのですが、運が良いと「ジュニアスイート」までアップグレードされることはあります。部屋数が少ないので運任せになりますが。
部屋自体はちょっと「昭和」な感じがしますが、宿泊費の安さを考えると納得すべきかと思います。
バスルームはホテルが建てられた時期的な関係でユニットバスになります。
とはいえゴネないとアップグレードしたがらない東京とはこの辺の対応も違います。
基本的に海外のマリオット系列のホテル同様にで「プレミアムフロア」以上にアップグレードしてくれるので、最低限のサービスは保証されています。
「シェラトン都ホテル大阪」のレストランは?
レストランは先ほども紹介したレストラン&ラウンジ「eu(ゆう)」、バイキング&カクテルラウンジ「トップ オブ ミヤコ」、中国料理「四川」、日本料理「うえまち」と各種そろっています。
ホテルの地下にも飲食店街があり、「ぷれじでんと千房シェラトン都ホテル大阪店」などもあり、私の場合は外出する用事がない時はここで済ませることが多いです。
また軽く何かをつまみたい時にはレストラン&ラウンジ「eu(ゆう)」はメニューが豊富でオススメです。
昔の「喫茶店」を彷彿とさせるようなピラフやパンケーキなど、軽食が充実しています。
以前であればホテルのレストランとしては非常に珍しい24:00まで営業していたので非常に使い勝手が良かったのですが、現在は22:00まで(バーは23:00まで)の営業になっています。
飲食店は老舗ホテルらしく、とても充実しています。
「シェラトン都ホテル大阪」へのアクセス
住所:大阪府大阪市天王寺区上本町6-1-55
最寄駅は近鉄大阪線「大阪上本町駅」直結です。
大阪メトロ谷町線「谷町9丁目駅」からも地下通路を通って徒歩5分です。
関西空港からも伊丹空港からもリムジンバスが上本町駅まで出ていますので、ホテル前までバスが来ます。
車の場合ですと阪神高速環状線「道頓堀出口」から5分くらいです。
「シェラトン都ホテル大阪」の総合評価
ホテル自体は古くなっているものの、スタッフの質も高く、飲食店なども充実しているので使い勝手の良いホテルです。
昨年までであれば外国人観光客が多かったのもあり、部屋のアップグレードなども渋い時期がありましたが、最近は比較的余裕があるようでアップグレードもされやすいようです。
シェラトン都ホテル東京で述べたような「マリオット」と「都ホテル」というブランドの共存による問題もほとんど感じないホテルですし、何より宿泊代がリーズナブルな上に、空港からのアクセス(伊丹・関西共にリムジンバスが直行)・駅直結の便利さは大きなメリットですのでおすすめのホテルです。
人気記事電気自動車専門のカーシェア・サブスク・EV販売店立ち上げのためのクラウドファンディングを始めます!