カタール航空ビジネスクラス(QSuite)「成田→ドーハ」搭乗記【2021年最新】
おはようございます、@kojisaitojpです。しばらく更新が途絶えていましたが、Twitterをご覧の方ならご存知の通りヨーロッパ(イギリス・フランス・ドイツ)を旅行していました。
旅行マニアを名乗っておきながら、国内のホテルや飛行機の話題以外の記事を全く書けないのは不本意だったのですが、ついに活動を再開します。
コロナウィルスオミクロン株は今のところ、感染性は高いけど、症状は超マイルド。
まだ油断はできないけど、朗報ですね😉It’s all speculation at this stage. It may be it’s highly transmissible, but so far the cases we are seeing are extremely mild.https://t.co/mbx7NcgOXm
— しゅー🧬バイオx米国株 (@SU_pharma) November 27, 2021
などと言って帰国した途端に新たな変異株「オミクロン」発生ですから困ったものですが(笑)。一応言っておきますが、ヨーロッパ出国前にフランスでPCR検査、帰国時にも成田空港で抗原定量検査を受けておりいずれも陰性で現在自宅待機中です。
旅行に関して書きたいことはたくさんあり、飛行機・ホテル・コロナ禍のヨーロッパの様子・EVなど様々な記事をこれからアップしていきます。
まず第一弾はヨーロッパ出発に最初に使った交通手段の「飛行機」です。
過去の記事を見返していると国内線で旅行した際に「カタール航空のQSuiteに乗りたい」と呟いているのを発見し笑ってしまいましたが、今回「成田→ドーハ→パリ」とカタール航空の最新のビジネスクラス「QSuite」で移動しています。
海外へのフライトはコロナ前の2019年12月の韓国行きが最後で、ヨーロッパ・アメリカなどの長距離に限ると2019年4月以来となるフライトはコロナ前と比較してどう違ったのでしょうか?
今日はカタール航空最新のビジネスクラス「QSuite」に絞ってお話しします。
目次
カタール航空ビジネスクラス「QSuite」搭乗レビュー
カタール航空はカタールのフラッグキャリアです。ヨーロッパとアジアの中間地点にあり、日本からドーハを経由してヨーロッパ・中東・アフリカなど世界の各方面へのアクセスに使われています。
ゴージャスなエアラインとしてドバイのエミレーツ航空、アブダビのエティハド航空と並んで「中東御三家」とマニアの間では言われています。
カタール航空のビジネスクラス「QSuite」はビジネスクラスでは初の個室仕様(扉付き)で、ワールド・エアライン・アワードで世界で最も優れたビジネスクラスと認定されたこともあります。
日本路線にも以前から「羽田→ドーハ(運休中)」「成田→ドーハ」にQSuiteが導入されていましたが、私自身はコロナの影響により約2年近く海外旅行に行けなかったので初めての搭乗になります。
今回往復の4区間中3区間がこの「QSuite」でしたが、さすがに広告にあるような4人仕様の会議室にして使う人は見かけませんでしたが(笑)。
先に結論を言うと、現行のビジネスクラスの中では間違いなく世界最高、ファーストクラスでもないのに自分のプライベート空間が手に入る貴重なビジネスクラスです。
以下では「QSuite」の紹介に加えて「成田→ドーハ」での機内サービスについても紹介します。
チェックイン〜ラウンジも閉鎖された成田空港第二ターミナル
まずはチェックインですが、カタール航空はワンワールド加盟(JALと同じアライアンス)なので成田空港は第二ターミナルとなります。
コロナの影響により減便されているのもあり、この時間帯の成田空港第二ターミナルはエミレーツ航空とカタール航空の乗客のみという状況で閑散としています。
カタール航空はワンワールド加盟航空会社なのでJALのさくらラウンジを使えるはずだったのですが、現在JAL便の減便によりラウンジは19:00でクローズとカタール航空利用のビジネスクラス客とエリート会員は閉め出されている状態です。
スモーカーの私としては免税店すらクローズしていて(全て18:00までの営業)出国前にタバコ、そしてなぜか免税店で売られている北海道を代表するお菓子である「白い恋人」を買えないのは困りものでしたが。
海外旅行の1泊目の夜はホテルで「白い恋人」を食べながらコーヒーを飲むという私のルーティーンが実現するのはしばらく先になりそうです。
なので閑散とした成田空港の写真をアップするだけで機内の紹介にさっさと行きます。
カタール航空807便(成田→ドーハ)機内の様子
窓ガラス越しなので上手く写ってませんがボーイング777-300ERです。コロナ禍でなければ最新鋭のエアバス350-1000をカタール航空は日本路線に投入予定だったのですが。
いつもならギリギリまでラウンジでくつろいでから最後に登場するのですが、今回は免税店のみならず全ての飲食店・売店もクローズしていたので優先搭乗で最初に搭乗しました。
ウェルカムドリンクはシャンパンなどもありましたが、カタール航空オリジナルの「ライムミント」が美味しいのは知ってましたので迷わず注文します。中東(イスラム圏)の会社なのもありノンアルコールのカクテルなどが充実しているのはカタール航空の特徴かもしれません。
そして注目の「QSuite」の座席ですが最近のビジネスクラスのトレンドである「1-2-1」の配列で、個室感覚を味わえるようにドアがついた仕様です。
限られた面積を最大限に使うように奇数番号の座席は後ろ向き、偶数番号の座席が前向きと変則的ですが、「ドーハ→パリ」で後ろ向きの席にも乗った印象だと全く違和感はありません。
また冒頭で紹介した「QSuite」の特徴で真ん中の2つの座席をつなげてダブルベッドにすることも可能ですし、進行方向逆向きの席との仕切りも取り除くと最大4人が対面して座れます。
4人で使うことは少ないでしょうが、カップルがダブルルームのように使う光景は私が搭乗した際にも見ることができました。
他の特徴としては座席は前方にあるコントローラーか座席横のスイッチで自由にリクライニングでき(もちろん就寝時はフルフラット)、充電用のポートはどこの国の充電プラグでも使えるユニバーサル仕様、USBポートも完備されてますのでスマホやタブレット、パソコンの充電が可能です。
と言葉で説明してもなかなか「QSuite」のすごさが伝わりにくいところもありますので、機内をサッと撮影した動画も添付しておきます。
YouTubeを本格稼働させる予定はまだないのですが、将来に備えて開設だけしておいたEVと再エネ用のチャンネルに暫定的にアップします。
ドア付きの個室仕様の座席はエミレーツ航空やエティハド航空のファーストクラスであれば以前から実現していましたが、ビジネスクラスでこれを実現したのはカタール航空が初めてです。
資金力豊富な中東の航空会社らしいゴージャスさを売りにした戦略です。
カタール航空「Qsuite」のアメニティは?
アメニティが充実しているのが中東系の航空会社の特徴で、カタール航空の場合はビジネスクラスでもパジャマとスリッパが支給されます。
これは持ち帰り自由なので私の場合は旅行中のパジャマとして活用し、帰りは荷物になるので最終日のホテルに捨ててくるという活用法で重宝しています。
他には男女共通(以前は男女別だったと思いますが)でイタリア「BRICS」社のアメニティポーチがあり、中にはカタール航空のアイマスクと靴下、イタリア「モンテビビアーノ」社のフェイスミスト・リップバウム・保湿スプレーが入っています。
Cosmetics Archives – Castello Monte Vibiano
イタリア・モンテビビアーノ社のホームページリンクを貼っておきましたが、見るとビジネスクラスのアメニティにふさわしいお値段のようです。
また最近の世界のトレンドであるエコ志向により歯ブラシや髭剃りの支給はありませんが、トイレに行くと置いてありますので自由に持っていけます。
あとはコロナ禍特有のアメニティとして「マスク・手袋・消毒液」が入った「Protective kit」もあり、私は機内よりもヨーロッパの移動中に活用させてもらいました。
コロナ禍でも世界各地への運航を止めず、在外邦人の一時帰国の際にも重宝されたカタール航空ですから新型コロナウイルスへの備えは万全です。CMなどでもセーフティな航空会社であることを全面に出しています。
ちなみに有料(1フライト中10ドル)ですがWi-Fiも使えます。カタール航空のマイレージサービス「プリビレッジクラブ」に登録すれば1時間無料になります。
私もスマホ以外にiPadで同時にネットに接続できるようにアカウントだけは作りました。マイルを貯める本籍地(?)はBA(ブリティッシュエアウェイズ)なのでここにマイルを貯めることはありませんが。
カタール航空ビジネスクラスは食事もハイレベル
「QSuite」はビジネスクラスですので当然食事も注目に値します。
「成田→ドーハ」の場合ですと深夜のフライトになりますので「夜食」と「朝食」が出ます。アラカルトで自分の好きな時間に好きなものを食べることができるのはビジネスクラス以上の特権です。
まずはワインリストを掲載しておきますが、ワインのことがわかる方であればどのくらいの水準かはわかるかと思います。ビジネスクラスでは標準以上です。
次は食事ですが、日本線なのもあり和食のメニューもあるのが特徴です。
深夜のフライトなのもあり、私は軽めに済ませようと前菜にスープ、メインにすき焼きを選びました。
ちなみにこのパン(Arabic Breadと書いてあります)が意外に美味いです。
まぁ和食を頼んで米が付いていてもなぜかパンが提供されるところが「外資系の航空会社だな(笑)」と思うところですが。
デザートは抹茶のチーズケーキでした。食事の後にもゴディバが提供されるのはドバイのエミレーツ航空にも見られる中東系エアラインの特徴でしょうか。
食事の後は「QSuite」の特徴でもあるドアを閉めて個室感覚で少し寝ます。
着陸2時間前には起きて朝食です。
元々朝からガッツリ食べるタイプではないのですが機内食で出されるとついつい食べてしまうところです(笑)。
そして朝食が終わるとドーハ・ハマド国際空港に着陸です。ドーハ時間だと午前4時前ですが、ドーハと日本の時差は6時間ですので日本時間ではもう普通に活動している時間帯です。
2回の食事と個室感覚で寝れる「QSuite」のおかげで12時間のフライトもあっという間に終わります。
カタール航空ビジネスクラス「QSuite」のまとめ
今回ようやく2年越しの念願がかなってカタール航空の「QSuite」に乗ることができました。
感想は「その昔乗ったことのあるエミレーツ航空の個室ファーストに近いレベルのサービスがビジネスクラスで受けられるとは」という印象です。
このレベルのビジネスクラスでヨーロッパを往復して費用が20万円台ですから驚異という感想しかありません。
今後もヨーロッパ方面へ行く際にはカタール航空を最優先で考えてようというのが私の結論です。
なおドーハ・ハマド国際空港のビジネスクラスラウンジ(Al Mourjan Business Lounge)も世界のラウンジの中で間違いなくトップクラスのラウンジだと断言できますので、次回以降の記事で別途紹介します。
私の場合、数年前までエーゲ航空(ギリシャ)のマイナーな会社のゴールド会員だったのでスターアライアンスのゴールド会員でしたが、数年前からBA(ブリティッシュエアウェイズ)のエグゼクティブクラブに移籍していますので現在のアライアンスはワンワールドです。
ワンワールド縛りになると国内戦はJALのみ、国際線はBA、カタール航空、イベリア航空、フィンエアーなどに乗れる会社が限定されてきます。
ヨーロッパへ行く長距離フライトはカタール航空で、ヨーロッパ内の移動をBAで会員資格を更新していこうというのが私の今後の予定です。
BAのゴールド会員になるためには年に4回のBA(又は親会社が同じイベリア航空)搭乗が条件であり、コロナ禍のせいで乗れない状態が続いていました。
ですが今回のカタール航空でパリへ上陸した後に「パリ→ロンドン→フランクフルト」を往復することでBA搭乗4回を達成してゴールド会員に復帰します。
BAについては今回の旅行で「ロンドンシティ空港」というマイナーな空港をわざと使ってみたので後日の記事で取り上げます。
カタール航空「QSuite」のフライト情報(QR807便)
航空会社 | カタール航空 |
フライト | QR807 |
機材 | B777-300ER |
クラス | ビジネス(QSuite) |
出発空港 | 成田国際空港(NRT) |
到着空港 | ドーハ・ハマド国際空港(DOH) |
出発時刻 | 21:44(NRT) |
到着時刻 | 04:11(DOH) |
フライト時間 | 12:26 |
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